#1 やるか、やらないか
私は39歳のバツイチシングルマザーの派遣社員。
「シンママはいいよね、母子手当とかもらえるんでしょ?」
何度も聞かれたことがある。
派遣と言えどフルタイムだし、そこそこのポジション、そこそこの時給の私にそんなものは1円もない。
「旦那のせいで離婚したから慰謝料とか養育費もらってるでしょ?」
これもまた然り。
元夫とは、彼の約10年間のうつ病の末に離婚した。
離婚当時彼は無職で、なんなら最後に当面の生活費を渡して別れたからこちらも1円もない。
つまり!
私が稼いで2人の子どもたちを育てなければならない。
そこそこの暮らし
URの2LDKに6年生の娘、4年生の息子と暮らしている。4階までの階段で息切れすること以外はとても快適なお家。
私は「レトロ」とか「ノスタルジー」みたいなものになぜだか惹かれてしまう。
外観は今風にリノベーションされた「おしゃれ団地」だが、むき出しの配管とか昔の間取りの名残りがあるところが最高にエモくて気に入っている。
子どもたちはSwitchもタブレットも使っているし、誕生日やクリスマスにはご所望のものをプレゼントしている。
週末は3人で映画にも行くし、月イチのコストコパトロールも欠かせない。
子どもたちは剣道と英語を習っていて、竹刀がささくれたら新しいものを、袴が短くなれば刺繍入りのものを新調する。
いわゆる「シンママにしてはそこそこの暮らししてますね」の人だろう。
そこそこ、から抜け出す
今はこの暮らしに満足している。
だけど子どもたちが高校、大学と進学したら?
我が家は「そこそこ」ではなくなるだろう。
学びたいということをやらせてあげたい。
私もそうやって育ててもらったから。
私はちっともマメなタイプではなく、家計簿的なものとは生まれてからご縁が無い。
きっちりした母は1円単位でつけていたけど。笑
すごーくズボラで、何がどの請求書だかもわからずにコンビニに持って行って支払ってしまう危ない女だ。
世の中のお金の流れともなると、いよいよまったくわからない。
円安ってなによ?
安いのに153円まで上がったとか意味わからん!
そんな風に思っていた。
2023年初冬。ふとしたきっかけでFP(ファイナンシャルプランナー)3級の勉強を始めた時に、心底自分の世間知らずに驚いた。
そして気がついた。
このままでは子どもたちが私立の高校、大学となったらヤバい!と。
もちろん国の教育ローンや奨学金制度についての知識もあるけれど。
今日の暮らしではない。
将来の暮らしに備えて「そこそこ」から脱却せねばならないのだ。
何をやる?
ある人と出会い「フリーランス」という働き方に興味を持ったのは3日前のこと。
私がフリーランスでやっていけたら、きっかけをくれたその人を一生忘れない。
私にもできる、と言われたけど本当かな?まずは情報収集やこうしてnoteを使って自分を発信していく、と決めた。
私には何ができるだろうか?
何か人の役に立てるスキルがあるだろうか?
やるか、やらないか
私の世界はすごく狭い。
SNSは友人とだけ日常をシェアできればいいや、ともちろん鍵アカ。
何を仕事にするか?ばかりに囚われていたが、世界を広げないことにはどんな仕事をしても広まってはいかない。
いつもテストでは1番だった。
組織の中で評価されるのも得意だ。
プライドが高いわけではないけれど、失敗を過剰に恐れる節がある。
失敗しないように生きてきたから。
こうしてnoteに初めての投稿をするのにも、短編小説ぐらいの超大作も書いたが本当に伝えたいことだけに絞ってリトライしている。
またあとで編集できるんだから、気軽に投稿すれば良いのに。笑
やるか、やらないか。だけだ。
世界の狭い、39歳バツイチ派遣シンママが
2025年1月からフリーランス1本でやっていく。
目指すは年収1000万。
キラキラばかりもしていられないだろう。
それでもやるか、やらないか?と聞かれたら
私はやる。
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