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久しぶりに本を読みましたよ

noteを始めて思ったこと

本を読んでいる方が多い

自分はと振り返ると、ここのところあまり読書をしていない

noteを書いていて自分の語彙力の低さに情けなくなる。これは読書の量の差だと勝手に思っている

ただ、もっと言い訳をすれば読みたいと思う本が無かった(笑)ホント言い訳に過ぎないけど

先月、コメントのやり取りをしてくださったnoterさんの紹介されていた「ライオンのおやつ」を読んでみたいと思った

タイトルからは想像出来ないストーリー

担当医から自分の人生に残された時間を告げられ、たどり着いたホスピス「ライオンの家」

毎週日曜日のお茶会に出される「おやつ」

それは、ゲスト(ここで人生最後の日々を過ごす人達)がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストし、毎回誰かのおやつを忠実に再現してくれる。


私が人生最後に食べたいおやつは何だろう

考えても思い浮かばない

でも、思い出のおやつならある

子ども達が小さい頃、出勤前に作っていた丸いドーナッツ

生地を袋に入れて、少しずつポトンポトンと油に落として作る一口サイズの丸いドーナッツ

それにお砂糖をまぶし、子ども達が学校から帰って食べられるように黄色いホーローの容器に入れて置いていた

懐かしいなぁ


本の話しに戻ります

出来ないことは無理にしなくていい、自由に時間を過ごす

それがライオンの家のルールのようなもの

朝のお粥さんを楽しみにし、日曜日のおやつを楽しみにし、1日を自由に過ごす

痛みと向き合いながらも、最後の日々をできるだけ穏やかに過ごす


最後を迎える前に天国から次々に会いに来た人と話しをする場面がある

この時の主人公は眠っているようだ

もうこれが現実なのか夢なのかさえわからなくなっている

でも楽しそうだ


最後に間に合った「お父さん」との再会

初めて会う妹

一緒に大好きな葡萄畑に行き海を見せる

それは、痩せこけた死ぬ間際の自分の思い出ではなく、綺麗な海の景色を思い出に残したいから

そこで、動けないはずの主人公が立って歩いた

みんなが驚いた

きっとこれが「天使の時間」だったのだろう

それから次のお茶会を迎え、その後スタッフに見守られ旅立った

この本を読んでいると、こんな風に見守られて最期を迎えたいなぁと思う


母の最期を思い出した

夜中だったし、こんな時なので誰も間に合わなかった

母は一生懸命呼吸をしていたので大きく口を開けていた

でも、その顔に苦しさは無かった

緩和ケアのお陰だろう


あの日、救急車の到着前、母は意識が薄れる中で着ていた服を整えていたと母と暮らしていた人が後日教えてくれた。

お母さん、さすがだよ☘️


こちらの本を教えてくださった記事はこちら

kaoriさん、ありがとうございました✨


必ずやってくる「死」をどんな風に迎えられるのかはその時にならないとわからない

この記事も突然やって来た「死」について触れられている

ゆずちゃんは介護士をされています

これは実話です

届かなかった「貴方を愛しています」
とても切ないけれど読んで欲しい作品です





私の「天使の時間」の記事はこちら


母が死んだ日のこと





読んでくださってありがとうございます☘️

明日から12月、どうぞご自愛くださいね😊

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