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2年間住んだ住処を離れる
こんにちは、きら⭐️です。
本日、フランスにきてから約2年間過ごした寮を出る日になりました。2年間この小さなお部屋で過ごしたと思うと感慨深い。今日はこのお部屋との思い出を綴ります。
まず、小さい部屋ながらも、キッチンがついていて、人を呼んでラクレットパーティーをしたり、一緒にご飯を食べたりした場所です。友達と過ごした日々が懐かしいです。2人以上の時は椅子が足りないのでベットを椅子にしました。
18平方メートルなので、物をあまり増やさないように頑張りました。あまり買い物はしなかったです。この部屋に収まるだけのものを持っていました。と言ってもスーツケース2個でやってきた頃に比べたらたくさんになりましたが。
家に帰ると1人、夜は時差もあるので日本の家族や友人には電話できず、動物なんかも飼えなかったのでひとりぼっちの夜は寂しい思いをしました。なかなか眠れなかったです。
大きめの机と、椅子が二つあったので、日本語を教えたり、ネイルをしたり、習字をやったり、何かとアクティビティーもしました。ヨガマットも買って時々は柔軟もできた小さくても快適なお部屋でした。
寮についているコンロの使い勝手が悪くて、IHコンロを買いました。日本食をたくさん作った覚えがあります。炊飯器がないので、鍋でご飯を炊く生活に慣れました。
1人だと、だらけて汚くなりがちなお部屋も、訪問者のお陰で頻繁に掃除をしたのできれいに保つことができました。母が遊びにきた時は、ベットの配置換えも試みました。最後、丁寧に掃除をしてここを出ます。
ここにいることが、停滞しているような気もしました。同年代の人は仕事して自立して、大きなお家を買ったり、誰かと一緒に住んだりしている中、わたしはまだ学生寮で1人だと、不安な気持ちにもなりました。それでも修士をフランスで取るという決断をした日から、一歩ずつ、進んできたんだと思います。
仮住まいですから、装飾も特にしませんでした。灰色の床と無機質な白の壁で憂鬱な気分になることもありました。外に出たくてもブルターニュ地方特有の天気の雨が続いたり、冬は早く暗くなったりと出れない時もありました。でも夏は、太陽が出ている時間が長いので、部屋に篭らずお散歩に出かけました。
自転車で寮からの道をなん往復したでしょう。道のどこに凸凹があるかも覚えてしまうほど繰り返し通った道。寮までの緩やかな坂が疲れている時は最後まで登りきれませんでした。朝、爽快な風を感じながら坂道を下るのは気持ちがいいです。
たくさんの思い出をありがとう。楽しかった、寮生活、終わり。
きら⭐️
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