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財布という相棒(11.14)

今使っている財布は、「初任給」とも言える、お金で買った思い出深い財布だ。
アルバイトではなく、内定を見据えた仕事についた時にもらった、初めての「月給」だった。
親に何かを買ったとか言えたらかっこいいのだけど、
高校を卒業してからは、学費以外は親に頼らない!という約束事だったのもあって、大半が生活費に消え、貯金に回したものもある。その残りなので、あったかく見守って欲しい。(寮を出て一人暮らしをするのはわがままなので、それにかかる生活費は、「ご自分で」でした。致し方ない。)

そして、それから干支一回り以上、わたしのそばにいてくれるこの子に、とても愛情を持っていることは伝わって欲しい。

え?そのブランド買うんだ?と言われるような、今のわたしには結びつかない感じらしい。
いい色だし、ちょっとガーリーだけどシックで、今でも使えてるし、ほんといい買い物だったと思っている。
けれど、十代の時に買った財布を、いまだに使っているというのもどうなのだろうかと、少し、思うわけで、結構本気で、次の財布を探している。

長ザイフがいいなとか、キャッシュレスにするからと、小さなポーチにしたりもしたけれど、なんだか続かない。見た目も気に入ってるし、使い勝手がすごく悪いわけではないのだけど、「気にくわない」ところがちょっとある。
だからか使わない期間もあったのだけど、結局この財布に戻って来てしまう。
この財布は、見た目、川の経年劣化があって、使い込んでる感じが出ているところ以外、とても使いやすい。
まぁ、お金を自分のためだけに使うようになった時から長く使っているから、この財布で慣れているというのもあるのだろうけれど…

まず、コインケースの部分が、ガバッと開くので、小銭を出しやすい。なのに、コインを落としずらい設計になっていて、とても便利。
お札は、2つポケットがあるから、何かにとっておかないといけない避けたいお金や、領収書を分けられて便利。
カード入れも、多すぎず少なすぎずでいいし。
革も、柔らかすぎず。かといって硬いわけでもなく手にとても馴染む。
それでいてポケットに入るところも魅力的なのだ。

そんな財布に出会いたいと、買い物に行くたびに、探しているが、いまだに見つからない。
同じブランドで新しいものが出ないかと、たまに店を覗くけど、そちらもなさそうだった。

新しい出会いが欲しいな。
しっくりと、わたしの生活に馴染んでくれる、新しい子。

でも、キャッシュレスも進んでるし、
そろそろお財布はもっと小さくなるのか?とも思っているわけで。
探求は、まだまだ続くのです。


未来のわたしとの交換日記
11月14日 お財布難民のわたし

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