無病息災を願い、若連が豪快に水をかけあう〜西方水かけまつり①(福島県三春町)
久しぶりの更新です。
2024年1月1日、西方水かけまつりを見てきました。
元日から町内の西方地区の若連が上半身裸に頬かぶり姿で、水田に入り、無病息災、子孫繁栄、五穀豊穣を願い、バケツで豪快に水を掛け合います。
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言い伝えによると、室町時代後期の天正年間(1573〜1591年)、三春城にあった田村氏の武将の一人で、西方城主だった千葉紀伊守が、領民の士気を鼓舞するためにはじめた祭事といわれているそう。
以前は西方地区の小正月の行事として、15日に行われていましたが、現在は元旦に行われています。
以前は「35歳以下の長男」という厳しい参加条件があったようですが、人口減少により近年は条件がゆるーくなっているとか。
三春町の西方地区だけでおこなわれる小規模なお祭りなのですが、惹かれるものを感じ、以前から見てみたいなあと思っていたのでした。
豪快に水(途中から泥)をかけあう若連の姿を撮りたい!
今年こそは!と意気込み、車に乗り込み、イザ出発!
会場は西方地区の鹽竈神社近くの水田です。
水田での水かけに注目が集まりますが、鹽竈神社の祭事なので、最初に大滝根川でみそぎ(寒っ)、その後、鹽竈神社の石段を駆け登り、参拝をすませて、水田入り……なかなかハードなお祭りなのでした。
12:00からスタートと聞き、念のため11:30に会場入り。準備された臨時駐車場の空きスペースは1台のみ。早めに現地入りしてよかったです。ちなみに、駐車場に入れなかった車は県道に路駐していました。
まつりを待つたんぼ。水がしっかり張ってあります。
当日の天気は晴れところどころ曇りで、この時期にしては気温は高めでしたが、風が強かった! ダウンにUNIQLOの暖パンスカート、workmanの冬用ブーツと最上級の装備で挑みました。若連の皆さんは、かなり寒かったのではないでしょうか。
田んぼの隣に西方公民館あり。若連など関係者の皆さんは、ここで待機。まつりの前に酒がふるまわれます。ってゆーか、気温高めだったとはいえ、酒でも飲まないと、寒くていられない!?
公民館の前に建つ不動堂。
いかめしい表情の不動明王。
こちらが若連の皆さんが駆け上がる鹽竈神社。
神社については、後日別に記事をアップする予定です。
再び、祭りの開始を待つ田んぼ。
この日のために通水したのでしょうか? ちょっとだけ触ってみましたが、晴れの日だったとはいえ、やっぱり水は冷たかったです。
続々集まるカメラマンのパイセンと報道の皆さん
こちらも祭り開始を待つバケツ(新品?)
例によって、子どもたちをパシャリ
風が強く、祭礼名を記した横断幕がロープに巻きつきます
撮影場所を確保したパイセンの皆様
駐車場は満車。県道沿いに路駐の列ができていました。
不動堂を囲み、「いまか、いまか」と若連の登場を待つカメラマンたち
公民館から若連の皆さんが登場!
皆さん、すでに赤い顔です
集まった皆さんにみかんを配ります
この方もかつては祭りに参加されたのかな?
まずは禊のため、大滝根川へ…。なにやら揉めている様子?
肩を組んで大滝根川へ。それにしても寒そう…(周囲の防寒着との対比がエグい)
西方水かけ祭り②はコチラ↓
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