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#18 コロナ禍での入院準備/手術/転院について


今まで何度か手術を経験してきましたが、
コロナ禍での手術というのは
イレギュラーも多かったので
遺しておきたいと思います。

尚、コロナ禍での入院生活については
#06 コロナが及ぼす入院者への影響
ご覧ください。


さて、世の中は
COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大防止に伴い、
04月07日 緊急事態宣言 発令
05月25日 緊急事態宣言 全面解除
06月19日 都道府県をまたぐ移動自粛要請 全面解除
という流れが2020年はありましたね。

この間ずっと僕は入院をしているわけでして、
03月中旬に手術をして
06月中旬に再手術をしました。

入院中に緩和されたものもあるけれど
強化されたものの方が多かったです。

中でも特に影響のあった
①術前検査
②手術当日
③転院時
この3つについて纏めていきます。



①術前検査

僕の場合は
・血液検査
・尿検査
・心電図
・肺活量測定
・胸部レントゲン検査
を03月時には行ったのですが、

06月の段階では
肺活量測定が検査器具の共有などから
行われない可能性がありました。
(結果的にやりました)

また、全身麻酔を受けるひとは
噂のPCR検査を受けさせられました。

僕の居た病院では、
病院の敷地内に用意された
プレハブのような検査室に
ひとりずつ案内され、
周りの職員も厳戒態勢、
防護服を着た若いスタッフにより行われました。

検査内容を一言で表すなら

「 インフルエンザ検査強化版 」

インフル検査を受けたことがある方なら
分かると思いますが、
長い綿棒を鼻腔から突っ込まれ
上咽頭の粘膜を採集するあの検査を
両鼻腔しっかり目に行われました…

検査をしてくださった方がお上手だったのか
痛みは殆どありませんでした

検査が終わると
案内係の方が「体調大丈夫ですか?」と
やさしく声をかけてくださったのですが、
僕の場合は検査内容より
周りの緊張感の方がソワソワしました…



②手術当日

これは僕は勿論、
僕の家族に大きな影響がありました。

03月時点では
家族の立ち合いが1人まで可

但し、別の階にあるオペ室前までは行けず、
病棟階のエレベーター前でお別れでした。

その後家族はデイルームで待機、
大部屋での待機はNGでした。
(僕はこの時空きが無く個室だったので
 個室待機してもらえました)

手術から戻って来てから顔を見ることができて、
少し会話をしてから帰って行きました。


しかし今回06月の段階では
手術当日の立ち合いが一切禁止

物理的なことは
すべてひとりで対応/奮闘しました

家族が居た所で、話し相手がいる、
何か頼みやすい、くらいしか僕自身変化は無く、
状況が分からない家族の方が
よっぽど気が気ではなかったと思います

家族へのケアとしては、
01.手術室に入った段階
02.手術が終わった段階
この2回だけ病院から連絡が入りました。

この連絡が確実に繋がるように
家族は極力自宅待機を要求されていました

僕の場合は手術時間が大幅に伸びてしまい、
途中わざわざ1度その旨を
連絡してくださったそうです。

家族は手術慣れしていることもあり
「あー、伸びているのねー」と思いつつも、
「いや、流石に…長くない?」と思っていた模様。
親切心からの連絡が来ても
「まだ終わってないんかい!w」と
内心笑っていたそうです。
(流石我が母)

術後眠り姫と化した僕から連絡が無くても
「あー、今回も体調悪くて
それどころじゃないのねー」と
想定ができる為平常運転でしたが(流石我がry)
やはり気掛かりにはなるようですね。

この「会えない」というのは
このコロナ禍での入院中
様々な面で本当に大きな障壁でした。
長期戦だから尚更、ね。



③転院時

僕はリハビリ病院から
急性期病院に転院して手術をしたのですが、
この移動中

「 一切途中下車禁止 」

この約5ヶ月間で僕が居た場所は
病院か車内かのほぼ二択でした!笑

公共交通機関を使っての移動もNG、
必ず誰かの送迎が必要でした。
頼めるひとが居たことに唯々感謝

荷物もなんだかんだ結構あったのですが
病棟に家族は立ち入れないので、
入口まで運んでもらって
あとは看護師さんにパス!でした。



さて、これらを踏まえて。

コロナ禍での諸々は

「 本人も大変だけれど、周りも大変! 」

でした。

なので、自分にできることとして
なるべく細目に連絡を取ることで
安心してもらえるように心掛けていました。
状況も見えないので、
時折手術箇所の写真を添えて。

勿論、見えないからこそ
すれ違ってしまったり
ぶつかってしまったりすることも
そりゃあございましたよ、ええ。

でも普通に生きているだけで
そんなの日常的に起こり得ること。


出産の立ち合いができない等の話も
耳にしました。

それに比べたら
こんなのかわいいもんだと思うけれど、
それはひとが決めること。

僕は良くても、貴方が嫌なら、
それはよろしくないねっていうことが
沢山あったように感じます。

だから、自分も、相手も、
納得できる方法を
心地良く共に歩める方法を
其々探していけたらいいんじゃないかなって
僕は思います。


どこまでも

ひとり

でも

ひとりで生き抜くことは

限りなく困難

だから

共に歩んでくださる

貴方を想い

貴方に感謝



このサポートは、基本的に、僕の、お勉強や、成長の為に、使わせていただきます。 キモチと、キモチが、交われたら、、よしなに。