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UNOのおもしろさを再発見したい

こどもの頃僕は「UNO」があんまり好きでなかった。

というのも、UNOって長いし、“戦略性がない”ゆえに“確実に勝てない”のが好きではなかった。
運で勝利するもので勝ったとしてもおもしろかないし、それをうまく説明し伝えることができなかったのである。

だから、つまらないからやりたくないと言うだけで、単なるノリの悪い奴だということになってしまっていた。


ふいに友人とUNOの話になって、僕は戦略性がないから実はあんまり好きではないのでは?と話す機会になって、そもそも勝つための戦略が存在するのかどうかということを考えるための機会となったわけである。

僕がUNOには勝つための戦略を考えても仕方のないと思う理由として、自分が有意に立つための言うなれば「強いカード」や、誰かがあがるのを防ぐための「お邪魔なカード」が少ないのではないかと思っていたのだ。

相手を邪魔する効果のある「アクションカード」の種類は少ないし、そのカードであがることも許されていないため、手持ちのカードが少なくなるとアクションカードそのものも持ち手のカードの中には少なくなる。つまり誰かをお邪魔させることもできなくなってくる(ほんとは持っていれば良いんだけどね)。


ところが、である。
つまらないゲームだと思っていたのだが、戦略や本来の公式ルールなどを調べていると、実は戦略性の高いゲームなんじゃないかと思うようになってきた。
もしも運で勝利するゲームで深い戦略性がないのでであれば、そもそもこれだけ有名なゲームになっていないだろう。
それに調べてわかったのが、大きな大会も開かれていることである。

もしも戦略性の低いゲームであれば大会など開いて「誰がいちばん強いのか」なんて競うことだっておもしろかないだろう。
なんとなくおもしろくなってきたぞ。

調べてみてびっくりしたのが、大会で優勝しているのが日本人の小学生だったりするし、意外なルールもあったりするのである。
実はでたらめなルールで遊んでいるということだ。
その、いわゆるローカルルールなどでゲーム性が失われているので戦略性のないものになっていたのでは?という可能性がある。


こどもの頃遊んでいたゲームで、「あれっておもしろいの?」とか「つまらなかったよね」という声があるが、そう思うのは「そのおもしろさやゲーム性がわかっていない部分があるからではないのか?」とも思った。

本当につまらないゲームなら、そもそもゲームとしてこの世の中には残らないだろうと思う。


仕事や趣味だって同じことだ。
続かないとかつまらないと思っているのは、そのおもしろさをわかっていないからだし、ここがおもしろいしスカッとするんだという何かがなければいけないんだろうと思うのよな。




ちなみに、UNOって今はいろんなデザインがある。
シンプルでわかりやすいものやアイドルなどをキャラクターとして起用しているものだってある。
引出しの奥にあるあのボロボロのカードはもうおさらばしてもよくないかい?新しくUNOを買ったらまたみんなで盛り上がれること間違いないだろう。UNOの戦略をみんなで考えてみるのもおもしろいかもね。

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