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自己紹介・「天気の面白さとは?」

はじめまして。
気象予報士・防災士の木下和花です。NHK鳥取放送局で毎日、天気を伝えています。
2000年に和歌山で生まれ、京都や大阪、モンゴル、ルーマニアで過ごし、ことし中国地方に上陸しました。休日は自転車と汽車で鳥取探検にいそしんでいます。

さて、noteを始めてみることにしました。
緊張と同時に、言葉を紡いで発信できることがとても楽しみです。
今回は「なぜ」「これから」について簡単にお話しできたら、と思います。


天気と、生活・世界とのつながりを伝えたい

はじめに「なぜ」・noteを始めたきっかけです。
ひとことで言うと、天気の面白さを伝えたいからです。

天気に興味をもってもらうことができたら、

  • 普段から気象情報に触れ、慣れることで、災害時の情報利用に役立つ

  • 防災や気候変動について考えるきっかけになる

  • 季節のトピックに気づき、一日一日がより心豊かになる

  • きょうの天気の雑談がユニークになる

こういったことにつながるのではないかと考えます。
では、その天気の面白さとは何でしょうか。



幼い頃、和歌山の家から東を見ると、山の向こうに入道雲が見えました。
そして、その雲が奈良で雨を降らせている雲だと知った時、
「奈良の風景は見えなくても、奈良で雨を降らせている雲は見える」
ということに感動しました。
空を通して、遠い場所と繋がることができた気がして嬉しくなったのです。


様々な意見があるとは思いますが、
天気の面白さは「色んな生活・世界とつながっている点」にある
と私は感じています。

「天気図がわからない」「雨量を数字で言われてもわからない」「天気のメカニズムに興味はない」と言われたこともあります。
そんな中でどうしたら天気に興味を持ってもらうことができるのか?
大学在学中に天気予報の現場に飛び込んでから、3年間考え続けた先に一つの答えに至りました。


それは、「海が好き」「南米に行きたい」「アイスを食べたい」「夕焼けの写真を撮りたい」…。
色んな人がもつ興味を「”天気”という視点からみてみる」ということでした。

実は海や南米、夕焼け、アイスまでも天気と深くつながっていて、天気という視点からみると、別の一面に気づくことができます。
こうした生活・世界とのつながりの中に、天気の面白さや興味につながる可能性があるのではないかと思います。
だからこそ、天気の興味につなげるために、天気の面白さ=天気と、生活・世界とのつながりを伝えたいと思い、始めました。



これから


放送やほかのSNSでは伝えきれないくらい、天気と生活・世界とのつながりを、冒険記のような感覚でnoteで綴ろうと思います。
モンゴルとアイスや、ルーマニアと霧、七夕と天気など、頭の中には伝えたい話が詰まっています。日常を送る中で見つけた「天気×〇〇」をゆるりと書いていきたいです。

ブログなどの経験も無く少し緊張していますが、どこかワクワクしています。
どうぞよろしくお付き合いください。









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