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遠くから見たら行き止まり、さらに近付いてみると…

こんにちは、
宇宙人保育士の紀乃です😊

先日、車で道路を入っていた時のことです。

初めて走る道でした。
自分の感覚に従って、行きたい方向に進んでいたら、
目の前を横切る高速道路の高架が見えてきました。

私が行きたかったのは、
その高架の向こう側。

とりあえず高架に向かって直進するも、
左折する道も、右折する道もみつかりませんでした。

あぁ、もう行き止まりでもいいや、
そう思いながら直進すると、
目の前高架を支える壁にどんどん近付いていって、
まるで妖怪「ぬりかべ」がだんだん巨大化しながら
私に迫って来るかのような、ちょっとして恐怖を感じました。

…近付いて行っているのは壁じゃなくて、私だったんですけどね。

もしかしたらこの先はT字路もしくはL字路で、
右か左に曲がれて、
来た道を折り返さなくて済むかもしれない。

そんな期待を持ちながら進んで行ったのですが
右にも左にも道がある様子は見えず、

あぁ、もうあと数10mで壁だ、
仕方がない、折り返すか…
そう思った瞬間、

直進方向やや左手に、
高架をくぐるための小さなトンネルが現れました!

結果、
私は、遠くから見たら行き止まりに見えた道を、
左折も右折も折り返しもせず、
ちょっとだけ左にハンドルを切って、
トンネルをくぐって直進できたのです。 

ちょっとした驚きと感動の中、
私も、あぁ、人生の歩みもこんな感じなのかもしれない、
と自分の過去を振り返りました。

深く考えずに直進するタイプの私に、
多くの大人が
「それは無理だよ」
「きみにはできないよ」
「大き過ぎる夢だね」
などと言ってくれました。

それでも進む私には、
想定外のトラブルもたくさん起きました。

関係者全員が
「もう、このプロジェクトは目的地に行けません、終わりです」
と教えてくれたこともありました。

それでも、私は
「あれ、変だな、このプロジェクトは成功するのに…」
と違和感を感じて進み続けました。

そんな私を見て、
「緊急事態ですよ!」
「何が起きたか分かってるのですか?」
「なぜ、そんな平然としていられるのですか?」
と必死に訴えてくださった方も居ました。

私の居ないところでは、
「あの人は何も分かっていない」
「分からない人は能天気でいいよね」
とささやかれていました。
(…私、耳が良いので、ささやき声は聞こえるんです)

私も、どうしたら想定外の難局を乗り越えられるのか分からなかったので、
「どうするんですか?」
と聞かれても説明できなかったし、
「ピンチなのは分かっています。でも、これ大丈夫なんです」
と何の根拠もなく言っていました。

根拠はないけれど、
感覚的に本当に大丈夫だと思えていたのです。

大丈夫だと思えていたので、
あきらめムード満載の仲間を横目に、
私はやれることをやって進んで行きました。

結果、できたのです。

もう無理だ、もう終わりだ、
といわれていたプロジェクトは
様々な助けを得て完成を迎えました。
(詳細は、ここでは重要ではないので、省きすぎだけど省きます)

周囲にはミラクルだと言われました。

たしかに、通常では考えられない、ご支援をたくさんいただきました。

そのご支援も、私に対してではなく、
関係者がそれまで積み上げて来た信頼があったからこその
ご支援だったので、私はただただ全てに感謝しました。

そんなことが、1回に留まらす
何度もあったのが私の今回の人生です。

その過去の経験と、
先日、遠くから見たら行き止まりに見えた道を
車で大きな壁にむって走り付付けたら、
壁の直前でくぐり抜けられるトンネルが見えた出来事と重なりました。

…どんなに粘っても、どんなに努力しても
くぐり抜けられないこともたくさんあると思います。

同様に、遠くから見たら行き止まりに見えたことで
前に進むことを止めて、
結果、ゴールに行きつかなかったこともあると思います。

進む力が残っているのなら、
もうこれ以上、1歩も前に進めない、
というところまで進んでみると、
遠くからは見えなかった、
くぐり抜けるための道や手段が見えるかもしれません。

壁に手で触れる距離くらいまで近付いてみると、
実はドアノブの無い扉があったり、とか、

壁を撫でてみたら、
壁が開いて向こう側に行ける小さなスイッチを発見したりとか、

壁に見えたけど霧だったとか、
なんだ!壁の向こうに、割と簡単に行けるじゃないか!
という状況と繫がれるかもしれません。

ああ、ここまで進んできて良かった、
まだ、終わりじゃなかった、
まだ、諦めなくてよかったんだ
まだ、前に進める。

そんな喜びと安堵を感じられるなら、
ぎりぎりまで壁に近付く意味も価値も大きいと思います。

これが、また、
遠くから見てるだけじゃわからないことが多いんだな。

もうこれ以上、近付けないってところまで
壁に向かって行ったからこそ見つかる突破口があります。

さて、
止まりますか?
引き返しますか?
それとも、さらに進んで、
もっと壁に近付いていきますか?

最後まで読んでくださり、
ありがとうございます😊
今日の地球観察はいかがでしたでしょうか?
またご感想などいただけましたら嬉しいです。
紀乃

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