今後の発信に心理学要素を盛り込む構想と決意
私は現在、ひとりのHSP当事者としてSNSやブログでの発信を行っています。
HSP目的で初めてSNSを利用したときは、発信というよりは気持ちを吐き出す用のアカウントとして使っていました。
今まで誰にも言えなかった気持ちをSNSに書くことで、共感してくださる方や、感覚を共有できる方と出会えたのがとても大きな成功体験となりました。
HSP当事者としてSNSやオンライン上に存在するうちに、徐々に自分の思考をアウトプットする発信の立ち位置になっていったという経緯があります。
そんな中で、HSP当事者という立場にプラスして、心理学の要素を発信に取り入れてみようかな…と、少しずつ考えるようになりました。
私は、臨床心理士養成のための、臨床心理学専攻大学院を修了しています。
人の話を聴くことの大切さを実感する出来事があり、カウンセラーという仕事を志して、臨床心理士を目指していました。
大学院修了後、実務経験を経て資格試験を受験することにより、臨床心理士になる必要がありました。(修了大学院などによりいくつかパターンがあります)
私の場合、大学院は修了できたものの、資格試験には挑戦できませんでした。
今思えば、HSPのような感受性の高さによる影響が強かったのだと思います。
人の心を扱う、人生を背負うような重圧。相談を受けることによる様々な刺激。話を聴きながら思考力をかなり使い脳を酷使する。シンプルに話を聴くだけでなく精神疾患など様々な知識が必要。精神疾患や児童虐待など大変重いケースを扱う場合もある。実習や教授からの評価など…
繊細すぎて、臨床心理士が背負うものに耐えられませんでした。
また、自分の心の土台がかなり不安定であったことの影響も考えられます。
私はアダルトチルドレンの特徴を自覚しています。良い子でいなければ、良い成績を保ち評価される人でなければ私は価値がない、受け入れられない存在である。そんな思い込みをずっと握りしめていて、最近になってやっとセラピーを受けることで手放すことができてきました。
早くに母親を亡くしたことも影響して、心の土台を育んだり、ひとりの人間として自立した状態になることがまったくできていなかったんですよね。
そんな状態で誰かのカウンセリングをするなんて、到底無理なことだったと思います。
あの時もし臨床心理士になっても、どこかで私の心は潰れていたはずです。
自分の心を守るためにも、私は臨床心理士の道から逃げました。
でも一方で、大学院まで出たのに何をやっているんだろうと思われるだろうな…とか、ちゃんと心理士になった同級生に会わせる顔がないとか、
私は大学院時代も優等生でやっていたので、なんで資格取らなかったのって言われるんだろうな…とか、
後ろめたい、自分の学歴を否定したいような引っ掛かりのある気持ちをずっとぐるぐると抱えていました。
資格のない私が心理学を勉強したなんて言っちゃいけない。
しかも大学院まで出たのに職歴にも何も活かせていない。一体私は何をやってきたんだろうという後悔。
ここ最近になって、そんな心境が少しずつ変わってきたんです。
学歴を活かせないで、人が怖くなって引きこもっていたなんて、私は面白い奴だなって思えるようになってきました。
また、SNSやブログでの発信にやり甲斐や楽しさを感じていることも大きいです。
今は学生の頃と比べて時代的にも環境が変わったので、心理士の資格はないけれど、何か活かせることがあるかもしれない。
例えば、HSPについて自分なりに今まで様々な書籍や情報から学んできましたが、HSPが心理学用語であることも関係するのか、思考が学生当時のような心理学者目線で働くようになってきました。
世間一般の感覚よりやや深い視点で情報を受け取ることができているように感じます。
HSPについては本当にたくさんの情報が氾濫する現状ですが、私はフラットに、正しいと感じる内容を、自分の言葉で噛み砕いてわかりやすく発信したい。
これは心理学研究科にいた経験だけでなく、私にはもともと研究者というか、学者気質な一面があるのかもしれません。ストレングスファインダー上位の学習欲も大いに働いていると感じます。
学生時代は実習はきつかったですが、本を要約したりレジュメを作成したり、論文を書くのは好きだったなぁ…と思い返します。
ただ良い子すぎて、自分で考えるより教授に求められるような研究をしてしまっていたことに悔いが残ります。
ここまでの話をまとめると、これまでのHSP当事者としての発信に合わせて、心理学を勉強した者として、HSPをはじめ心理学用語についてわかりやすくお伝えしたり、心の健康を支えるような、何かそんな発信もしていきたいと構想しています。
プロフィールにもきちんと、繊細すぎて臨床心理士にはなれませんでしたが心理学専攻大学院出身ですと、明記したいです。
ただ、資格を諦めた当時は投げやりになっていたので、勉強したことはほとんど忘れていて、手元に教本もほぼ残っていないような状況です。
そのため、最新の心理学知識を書籍などで学び直した上で、アウトプットしていきたいと考えています。
この記事では、今まで捨て去っていた心理学を勉強した過去をもう一度活かしたいという私の決意を書かせていただきました。
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最後までご覧くださりありがとうございました。
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