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マッチングアプリは騙されるくらいの気持ちでやらないと結婚できない。

独身で本気で婚活を頑張りたい人は、マッチングアプリの使用を推奨する。ただし、騙されたらネタにするくらいの気持ちでやるべきだと思う。それくらい、マッチングアプリのサービスはリスクが付きまわるが、値段のわりにリターンが大きい。

マッチングアプリのような人の欲に関わること、”HARM”の話題には負の印象がついてまわる。HARMはH「健康」A「将来・夢」R「人間関係」M「お金」のこと。人の欲に触れるものに傷をつけた情報は拡散され、傷つけた本人だけでなく、そのサービスまでも印象を悪くする。

直近でもマッチングアプリを利用した詐欺行為があった。

「性病の検査をしたい」と、マッチングアプリで知り合った男性から現金およそ30万円をだまし取った容疑で、28歳の女が警視庁に逮捕された。「春から弁護士として働くから、詐欺は絶対しない」と言い、ATMで30万円を引き出させた」。男性は「検査料金は返す」と言われていたものの、連絡がとれなくなったため警視庁に相談した。

このニュースを見て、過剰に反応するのはマッチングアプリを利用したことがない人で、あたかも被害者になったかのようにサービスを批判する。しかし、今ではCMも公開されるくらいマッチングアプリの利用が当たり前になっているので、サービス批判は以前よりも減少しているように感じる。

何かしら新しいサービスが出ると批判する人が多いですが、それが日常的にになるとアンチがどこかに消えていきますよね。スマートフォンですら、当初は画面が割れそうとか、使いにくいだろうと批判されていたわけです。それが今ではガラパゴス・ケータイを見るほうが少なくなりました。

マイナスな印象に人間は敏感だ。しかし、どんなことにもリスクはつきもので、リスクを恐れてサービスを利用しなかったら、それこそ時代に遅れてしまう。そして自分の理想を叶えることが出来なくなる。

格安に出会えているのに、安心だと思うの?

マッチングアプリは危険なサービスだから利用したくないと3年前に言っていた女友達。先日、アプリで出会った年上の男性と結婚した。

彼女は、結婚相談所に通って一度付き合ったものの破局。実際付き合ってみると、仲介者から聞いていた情報と異なる部分もあり、その印象が引っ掛かり将来が見えなくなったためだとか。だから、自分でいちから見定めることができるマッチングアプリをはじめたと言っていた。

彼女が結婚できたのは、リスクよりもリターンを優先して行動した結果だろう。たしかに結婚相談所の方が、仲介者が責任を持って対応するため安全性は高い。しかし50万円かけて破局するよりは値段のわりにリターンが大きい点からマッチングアプリの方がいい。気軽にはじめやすいという点もあるだろうけど。

結局どのサービスを利用したところでリスクはある。マッチングアプリは犯罪が多いから危険だと言う根拠ないアンチ者や、親に彼氏を紹介したら「ネットで出会った人らしいけど、本当に大丈夫なの」と心配されたという声もよく聞く。しかし、マッチングアプリの犯罪が非常に多いという根拠はない。合コンやサークル・職場での出会いも、リスクは何かしらつきものだろう。

たしかに出会える母数が多い分、犯罪が横行するのは仕方ないこと。しかし、その犯罪も刑事事件レベルと出会うのは確率的に少なく、ヤリ目や勧誘などアプリに限らず起こるようなことだ。それをリスクと思うなら、アプリは使わず身近で出会うか結婚相談所で出会えばいい。それができないからアプリを利用するはず。

出会い系から抜け出せていない大人

マッチングアプリは未だに、20年前の出会い系サービスの印象が残っている。2004年に「無料で登録し利用できるSNS」が世に出だし、コミュニティやソシャゲから気軽に直接出会い遊んだり、なかには付き合う男女が多くいた。

また「無料掲示板サイト」が大ブームになり、当時の規制はかなりの緩さでダイレクトに個人情報をネットに公開したりと、今では考えられないようなプライバシーも糞もない使われ方がしていた。PCや携帯電話の普及率も低く、ライバルも少ないので犯罪が横行しやすい場所。

無料、会うまでのハードルが低い、ホテルに持っていきやすいなどトラブルが必ずつくサービスだった。それが2003年と2008年の出会い系サイト規制法が改正されたことで犯罪が激減。さらに、年齢確認・24時間の監視体制などで安全性は飛躍的に増している。

一方でSNS(コミュニティーサイト)を利用した児童犯罪は増え、ここが無料で使える点や気軽にメッセージが送れることから起こる犯罪の横行と言える。

コミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策(平成29年上半期)警視庁

最近X(旧Twitter)を利用した婚活も増えているが、むしろそちらの方がリスクが高い。何故なら無料で誰でも簡単にメッセージが送れるからだ。免許書による本人確認や、監視も体制も全くない。

また、その危険性を少しでも下げたいのであれば、より利用者が多いサイトや恋活・婚活のどちらを目的にしている利用者が多いかを事前に調べて利用することが大事だ。私が利用していたのはペアーズだが、2000万人の登録者数と、利用者は婚活を目的とした人の割合が多い。

一方、よく広告で流れてくるタップルに関しては婚活よりも恋活の方を目的とした利用者が多い。だから利用者の年齢層も若い。広告でもしっかり「恋活・婚活」と書いている。

つまり見きわめが大事ということだ。
1.昔の出会い系と違って、しっかりと安全に配慮している
2.自分の目的に合った利用方法でアプリを選ぶ
3.どんなサービスにもリスクはつく。

騙されたらネタにする勢い


かくいう私も騙された。

内容としては不動産投資だったが、騙されたというよりあえて釣られたと言っていいくらい相手がわかりやすかった。だから、ネタにしようかなという思いで相手の話にのった。具体的な内容はまた改めてnoteにしたいと思う。

冷静に見極めることができれば、ヤリ目とか詐欺とかは雰囲気で分かると思う。それが何となく分かっているにも関わらず騙される人が多い。もうそうなったらマッチングアプリに関わらず結局騙されるんだから、ネタにした方がいいと思うわけ。

だから、怖いとか危険だからという理由で、マッチングアプリの利用を躊躇しているのであれば、むしろ騙されたらネタにする勢いくらいで始めたほうがいい。本気で結婚したいのに、自ら行動の幅を減らすほうが今後辛くなる一方だ。

ちなみに、年齢を重ねてからマッチングアプリを利用する方が騙されるリスクが高い。特に、おじさんよりおばさんの方が騙されやすいので要注意。それはまた改めて書きたい。


行動にはリスクがつきもの。
そのリスクをどう回避するかはアプリの責任じゃない。
あなたの責任、それを忘れないでほしい。


それじゃぁ。

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