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【スペイン旅行 #4】初海外!スペイン・トレドを旅する。そこは、絵に描いたような絶景だった

スペイン旅行3日目の朝。
ホテルで朝ごはんを済ませた私たちはアトーチャ駅に向かいました。

予約したrenfe(新幹線)は12:15
renfeは地上1階と1階で乗り口が分かれています。スペインではこの階数の数え方がややこしいので注意が必要です。

アトーチャ駅構内

アトーチャ駅の中には、このような緑のスペースがあります。カフェがあったりと、待ち合わせにはぴったりの場所です。

スペインに来て感じたのは、意外と自然との共存意識が高いことです。
街路樹も美しい緑で、心が癒されました。

セキュリティーの観点から、新幹線でも荷物検査を行います。過去に爆破テロ事件があったこともあり、このような厳戒態勢がずっと続いているそうです。新幹線出発の10分前にはいったほうがいいですね。

荷物検査が終わり、13番線に向かいました。
すでに行列が出来てましたが、指定席なので急ぐ必要はありません。ただ荷物がある人は、早く荷物棚を確保したいので並ぶそう。

コンセントはありましたが、もちろん変換器が必要です。座席は普通でトイレもあるので快適に移動できました。

広大な風景を眺めながらトレドに向かいます。
改めて想うと、本当に空が青々していましたね。

うとうとしていると1時間もしないうちにトレド駅に着きました。

とにかく駅が美しかった。
この駅は文化財に指定されている駅で、2005年のマドリッド・トレド間の高速鉄道開通記念で復元された駅です。

駅の外観

このような設計をネオ ムデハル様式と言うそうです。トレドの中心地に向かって歩きます。

駅から徒歩20分くらいでトレドの中心地に行けます。

駅から少し歩くと、トレドの街が見えて来ます。
中心地のZocodover(ソコドベール)広場へ引き続き向かいます。

アルカンタラ橋方面に行かず、ひたすら大通りを進むと坂道に。日本でいうところの京都のような景観条例的なものがきっとあるのでしょう。

街の入り口が見えて来ました。

Puerta de Bisagra

Puerta de Bisagra です。旧市街地に入るための門です。

これを見るために、あえて遠回りしました。本当に立派な門です。

カルロス5世の像が中にあります。


門を潜ればそこは旧市街地。
ソコドベール広場までは長い坂道が続きます。

坂道の両側にはお土産屋さん、飲食店などが立ち並び、The観光地感が味わえて良いです

ソコドベール広場に続く坂道


坂道の左側には住宅街が広がります。真っ青な空との組み合わせが素晴らしいです。

レンガづくりの建物ですね。

レンガづくりのトレド旧市街地

引き続き歩いていくと大きな古城が見えて来ます。アルカサルです。

「アルカサル」は、ローマ帝国の宮殿があった場所に、11世紀にイスラムの支配からトレドを奪還したアルフォンソ6世が要塞に改築したものです

この中は軍事博物館になっており、軍に関する歴史を学べます。しかも、入館無料です

トイレ休憩できるのがありがたかったですね。なかなか海外だと無料でトイレが使えないので。

中に入ると、遺跡とご対面。
もともと貯水槽として利用されてたそう。

このような剣は漫画でしか見たことない。

博物館をまわり、お腹が減って来たので博物館から徒歩5分程度のカフェレストランへ。

青空の下、絶景を眺めながらの休憩。コーラとお昼ご飯を注文。メニューを見てもよくわからないので注文したところ、謎の料理が出て来た。

この下はイカ墨のパエリアだった。気になるこの周りの物体は、ウナギの稚魚でした。わからず注文したからこそ、最後まで食べれたかもしれない。いや、でも味が濃く美味しかったです。

トレドの市街地は細い道が多く、まるで迷路のようでした。ただ、窓際に咲いた綺麗な花が、まるで物語の世界のようでした。

そして、建物の隙間から見えるトレド大聖堂に向けて足を運びます


正式名称は、サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂。カトリックの大聖堂です。

高さ30mの主祭壇は圧巻でした。キリスト教の生涯を木彫りで描いている。信者にとっては涙を流すくらい聖地なんだろうと沁みじみ感じました。

鐘楼は高さ90m。まさに、トレドの象徴と言える建物です。

奥さんが、コナンの映画で舞台になったら絶対破壊されるよね と言っていたのが印象的でした

一度、ソコドベール広場に戻り、巡回バスを利用してミラドール・デル・バイエへ。3400円程で1日乗り放題パスが使えます。


ミラドール・デル・バイエからの眺めです。絵画のようで言葉を失います。今まで見てきた景色の中で、間違いなく最も美しい景色でした。

観光客がよくここで写真撮影をしているため、巡回バスが5分ほど停車をしていてくれます。

またバスに乗り込みサンタマリア・ラ・ブランカ教会へ。

トレドに残る最古、且つ最大のユダヤ教の礼拝所兼学校。特徴的なアーチと内装が魅力。

もともと町には1万人のユダヤ人がいましたが、14世紀はじめに説教師がユダヤ教を激しく批判したことで、キリスト教徒が暴徒化。ユダヤ人を殺害し、トレドから追い出した歴史があります。

ユダヤ教の礼拝所となっていますが、キリスト教徒により名前を「白い聖母マリア」という名前でサンタマリア・ラ・ブランカと名付けられました。

美しさの裏には悲しい歴史がありますね。

引き続きトレドの街を散策です。
広場に向かうと商店街のようなところに出ました。

スペインの伝統的なお菓子「マサパン」のお店がたくさんあります。

アーモンドを粉状にし、砂糖・卵を混ぜて作った甘いお菓子です。イスラム文化圏だったお菓子が、スペイン軍支配下におかれた時代に伝わってきたとか。

食感、味は博多通りもんのように感じました。

さて、ミラドール・デル・バイエからの景色を夕方も見にいきましたが、また違ったトレドの顔を味わうことができました。

日暮の時間が21:00頃で、20:30頃にミラドール・デル・バイエから見た景色です。

終電が21:00頃なので、間に合いました。

トレド大聖堂の鐘楼、カサミラが美しく浮かび上がる光景に感動しました。まるでタイムスリップしたかのような気分になり、夢のような世界を味わいました。

巡回バスを待つと終電に間に合わないため、駅まで歩くことに。35分くらい歩きますが、下り坂なので楽でした。

21:10なのに明るいです。

終電で帰り、22:00にマドリード着でした。


「スペインに1日しかいないなら、迷わずトレドに行け」と言われるほど、トレドには魅力がたくさんあります。

是非、スペイン観光の際はトレドに足を運んでみてはいかがでしょう。

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