ゆっくり学ぶ力は侮れない力。

こんばんは。木下雄斗です。

昨今、VUCAの時代と言われてますね。VUCAは4つの単語の頭文字からなる言葉です。Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)。

つまり予測のできないカオスな社会ということでしょう。だからこそ、現代において非常に重要なものを一つ上げるとしたら、「スピード」でしょう。

ビジネスにおいてこのスピードは非常に大切です。最新のビジネス機会を見つけて誰よりも早くローンチする。意思決定のスピードを高めて変化の速い時代に対応していく。など、PDCAも高速に、むしろPDCAでは遅い!とかいろいろと言われているように思います。

しかし、今日はゆっくり学ぶことも大事なことというのを伝えられたらと思います。

早さによって助かることはもちろん多いです。早く解決すること、早く覚えること。早く使えるようになること。たくさんあると思います。では逆にゆっくり覚えることって何があるでしょうか。

職人の技などはゆっくりが多いですね。寿司を握るまでに3年以上かかるような寿司職人や、茶道も落語も伝統的なものは時間がかかるものが多いです。でもそこから学ぶことってスキルではないのでしょう。スキルであれば目で見て、頭で覚えて、実践を繰り返したほうが早いでしょう。しかし、礼節、礼儀などは「やる」ものではなく「在る」ものであるとするなら、きっと必要な「ゆっくり」なのだと思います。

もっと我々の生活の近くまで話を持っていくと、丁寧に文字を書くこと、ゆっくりコーヒーを作ること、それは日々の中に「今」を感じさせてくれる力になります。その「今」を大切にした姿勢や生き方を表現する際に「ゆっくり学ぶこと。」その時間を大切にすることがとても美しく出せるのではないでしょうか。すこし立ち止まってゆったりするのもありなのではないでしょうか。

ではまた!

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