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「違うタイプで認め合う二人。10数年前に感じた『この子は勝てるのか?』からの反省と成長とは!?」日向藍子・浅見真紀対談スペシャル企画(1)

近代麻雀note・Mリーガー対談スペシャル企画。7回目となる今回は、前年度覇者・渋谷ABEMASの日向藍子・赤坂ドリブンズに新規加入した浅見真紀に来ていただいた。最高位戦日本プロ麻雀協会所属、入会は1期違い。実況者として高い評価を受け、共に4歳になる同学年の子を持つ一児の母でもある麻雀プロと共通点が多い二人である。今後Mリーグの舞台でしのぎを削っていくにあたっての、二人の思いに迫った。
(全3回の1回目/#2、#3へ)
[文・東川亮]

■2人のタイプは「さんまさんとタモリさん」

――お二人の普段の交流からお聞かせください。
 
浅見 私、藍子の子どもが生まれたときに長野まで行ったよね。

日向 来てくれましたね。うちの家にも遊びに来てくれていますし、真紀ちゃん家にも行っているし、私はあまり友達がいないんですけど、真紀ちゃんとの仲は良いと思っています。

――日向さん的に、仲の良い浅見さんがMリーグのドラフトで指名されたことについては。
 
日向 真紀ちゃんはもともと最高位戦の先輩で、同じお店で働いていたこともあったんですよね。頭が良くて実況もめちゃくちゃ上手ですし、野口賞のタイトルも獲っていて、私の中では「できる先輩」というカテゴリでした。ドリブンズはもともと最高位戦色の強いチームだったので、たろうさんと賢ちゃんの二人とめちゃくちゃ上手くできる人材でナンバーワンという印象です。

 ――浅見さんにとって日向さんはどういう存在だったんですか。
 
浅見 藍子は後輩ですけど、尊敬する人です。全ての才能があるというか、特にしゃべりとかは本当にピカイチのところがあって、藍子がドラフトで選ばれたときは、あのしゃべりの能力をみんなに伝えられなくなったことを少し残念に思ったくらいです。

 ただタイプは違っていて、藍子は明るく引っ張っていくようなしゃべりなんですけど、私はどちらかというと控えめで淡々としゃべるタイプで。

日向 分かりやすくたとえるなら、すごくおこがましいんですけど、私が明石家さんまさんで真紀ちゃんがタモリさん、みたいな。それくらい、別ジャンルのしゃべりです。

浅見 なので尊敬はしていますけどまねはしちゃいけないなと。そういうところを抜きにしても、藍子の活躍はずっと「さすがだな」と思って見ていました。

――4年前に浅見さんが日向さんに対して思ったことを、今は多くのファンが浅見さんに対して思っていると思います。
 
浅見 そう言ってくださっている方もいましたね。

日向 日吉さんがいるので大丈夫ですよ。

浅見 たぶん(小林)美沙ちゃんもすぐ戻ってくるし。産んですぐ戻ってくるんだから。早くない?

日向 早いよね。2人目だし、慣れているから。
 
――お二人は団体が一緒でプロ歴もだいたい同じ(浅見35期、日向36期)、お子さんも同じ学年で、同じタイミングで出産も経験して、実況でも活躍しています。世が世ならすごいライバル関係ということもあったのでは。

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