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いろいろ穏やかじゃない小説たち_8月23〜29日新刊 のなかの気になる本【新刊情報】

今週はおもしろそうな(癖も強そうな)小説の新刊をピックアップ!

『プエルトリコ行き477便 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)』 二見書房/ジュリー・クラーク (著), 久賀 美緒 (翻訳)

作品紹介より引用
☆ 米Amazon2020年前半のベストブック選出! ☆ 
☆ 〈ニューヨーク・タイムズ〉紙 2020年の夏に読むべき本選出! ☆ 

暴力的な夫からの失踪に失敗したクレア。 
見知らぬ女性と身分を交換するが…… 


ケネディ家に次ぐ名家に嫁いだクレアは夫の暴力に悩み、失踪計画を練る。 
仕事でデトロイトに行く際に計画を実行するはずだったが直前になって夫が行く先を変更、クレアは夫の代わりにプエルトリコに向かうことになった。 
混乱し、空港で呆然としていると見知らぬ女性に話しかけられ、カリフォルニアに戻ればある事情から逮捕されると聞かされたクレアは、夫から逃げたい一心で飛行機のチケットと身分の交換を提案する。 
だがクレアの乗るはずだった飛行機がフロリダで墜落、彼女は死亡したことになり…… 
原題:The Last Flight 

Amazonでベストブックに選ばれてるっていうだけでも興味を引きます。
ただそれ以上にあらすじを読んで、内容が気になり過ぎます…!どうやって真相に行き着くのでしょうか。想像するだけでもワクワクしてしまいますね。


『邪教の子』 文藝春秋/澤村 伊智

作品紹介より引用
舞台はどこにでもある平凡なニュータウン。そこにカルト教団の信者の家族が引っ越してきます。その家族は明らかにご近所から浮き上がっていて、しかも娘の茜はどうやら虐待を受けているらしい。主人公の慧斗は、茜の現状を見かねて救出に乗り出すが……こう書くと悪の組織から「お姫様」を救い出す子どもたちの冒険物語が展開されるのかと思いきや、そこが一筋縄でいかないのが澤村伊智さんの魅力です。
どんな風に「一筋縄でいかない」のかは是非ご自身の目で確かめてみてください。

『ぼぎわんが、来る』で有名な澤村さんの新作。
その他にも多くのホラー作品を書かれていますが、私はまだ読んだことがないです。
“ホラー”といっても、単にお化けとかそういう話でもなく、人間の心理や歴史も踏まえ、よりリアルな“怖さ”を演出されているそうです。。

怖いもの見たさって、ありますよね。。


『真藤順丈リクエスト! 絶滅のアンソロジー』 光文社/王谷 晶 ほか

作品紹介より引用
読書家にして、絶体絶命のピンチに目がない真藤順丈が、今いちばん読みたいテーマで、いちばん読みたい作家たちに「お願い」して、生命力に満ちたアンソロジーができました。大丈夫、きっとまた会えます。あなたの心が滅んでしまう前に。

“絶滅”という切り口で、いったいどのような物語が展開されるのか、とても気になってしまいました。著者のなかには、作品を読んだことがある方もちらほら。
でも作品紹介には「生命力に満ちた」とあります。どういうことなんでしょう?


『サワー・ハート』 河出書房新社/ジェニー・ザン (著), 小澤身和子 (翻訳)

作品紹介より引用
毎朝起きるとゴキブリまみれ、残飯を求めゴミ箱に飛び込む──。注目のアジア系アメリカ作家が描く、 
上海からニューヨークへ移住した極貧一家で育つ少女のダークでコミカルな連作短編集。 

表紙がとても可愛らしいので気になったこちらの作品。でも内容はなかなかパンチがありそう。
内容をろくに確認せずジャケ買いした人は泣いちゃうんじゃないだろうか。。
それとも、舞台は“ニューヨーク”ですし、表紙のイメージ寄りのお話になるのですかね?気になります!




最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではみなさん、よい読書を!

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