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花で人生に潤いを_8月12日新刊 のなかの気になる本【新刊情報】

今日の新刊は可愛らしいお花の表紙がたくさんありました。
気になる3点をピックアップ!

『漢方で冷え・ストレスのないからだへ』 東洋出版/石川 晶三

作品紹介より引用
冷えとストレスは万病のもとです。ところが西洋医学には「冷え」という概念がありません。そのため附子(ぶし)や乾姜(かんきょう)のような温める飲み薬がなにもないのです。また日本語には気が滅入るとか、気が弱いとか「気」をつかった言葉がたくさんあるけれど、この気とは五臓六腑を動かすエネルギーのようなものです。肝は全身の気の巡りをつかさどる司令塔であり、その働きを肝の疏泄(そせつ)作用と呼んでいます。東洋医学ではストレスによって弱るのは肝であると考えます。その疏泄作用が低下すると全身の気が巡らなくなり、胃や腸に影響が及べば食欲が落ちて腹痛や下痢になる。
よくある病気(common disease)のなかには、漢方薬が著効するものがあります。慢性的な下痢で整腸剤を飲んでも治らなくてあきらめていたのに真武湯で温めたら随分よくなった人がいました。月に100錠もの頭痛薬を飲んでいた人が当帰四逆加呉茱萸生姜湯を内服して温めながら肝の血を増やしたら月に数錠まで減らすことができました。慢性副鼻腔炎に何年も抗生物質を内服していた人が真武湯で胃腸を温めながら辛夷清肺湯で副鼻腔を冷やしたら抗生物質から離脱できたり、原因がわからなくて西洋薬では改善しなかった腹痛が四逆散のような肝の気を巡らす漢方薬で治ったり、漢方薬との出会いで人生が変わる幸運な人がいるのです。
私の本が縁になり、なにかの体調不良で困っている読者のみなさんが「自分の漢方薬」と巡り合えたらこんなにうれしいことはありません。

西洋医学と東洋医学は考え方が全然ちがうというのも知らなかったですし、漢方ってそんなすごいものだったんだと驚きました。

私も冷えには弱いので、読んでみたいですね。。


『ブーケの花図鑑』 誠文堂新光社/ジャルダン・ノスタルジック

作品紹介より引用
東京・神楽坂にある花店「ジャルダン ノスタルジック」の二人が作製した美しいブーケを1シーズン8種類、全32種類掲載し、それらに使用した花材360種以上を解説した花図鑑。

花を種類別に紹介するのではなく、花束をアップにした迫力ある写真をメインビジュアルにして大きく掲載するため、写真集としても楽しめます。
花の解説は通常の図鑑のように学術的な内容ではなく、花屋さん目線で各花の特徴や使いやすさ、組み合わせ方などを紹介。
ほかの図鑑をもっている人でも、異なる魅力を知ることができます。
巻末にはブーケの作り方や飾り方、手入れの仕方など、役に立つ情報も収録。

図鑑としてもアートブックとしても満足できる一冊です。

ビジュアルを楽しむ花の写真集、ということで気になりました。

お花って、買うとちょっとした贅沢をした気分になりますし、眺めてとても良い気持ちになります。

ただ、お花屋さんに行って迷うのが、どんなふうに花を合わせたら可愛くなるのか、というところ。

本作品を見てそういったセンスも身につけたいですね。


『台所のおと 新装版 (講談社文庫)』 講談社/幸田文

作品紹介より引用
台所からきこえてくる音に病床から耳を澄ますうち、料理人の佐吉は妻のたてる音が変わったことに気付く。日々の暮らしを充たす音を介して通じ合う夫婦の様を描く「台所のおと」のほか、「濃紺」「草履」「雪もち」「食欲」「祝辞」「呼ばれる」「おきみやげ」「ひとり暮し」「あとでの話」を収録。鋭く繊細な感性が紡ぐ名作集。

なにげない日々の暮しに
耳を澄ませ、目を配り、
心を傾ける。
透徹した感性が紡ぐ珠玉の短編集。

短編集で、すでに読了した方のコメントでは、おのおの気に入った話があったようです。共通して言われているのは、「音・色のイメージが鮮明に伝わってくる」「優しく、静か」ということ。

とても素敵な日本語で書かれているのでしょうね。気になってしまいます。



最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではみなさん、よい読書を!

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