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聴く論文「長期の自覚症状は本当にCOVID-19と関連があるか? 他」

TONOZUKAです。

こちらは1ヶ月程前の記事ですが、今現在では長期後遺症は脳への影響が関係しているという研究結果も出ているようです。
個人的には、脳に影響が出てしまう後遺症は甘く見ないほうが良いのではと思っています。




長期の自覚症状は本当にCOVID-19と関連があるか? 他

以下引用




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(1)JAMA Intern Med誌から 長期の自覚症状は本当にCOVID-19と関連があるか?
フランスINSERMのJoane Matta氏らは、COVID-19パンデミック期間に息切れや疲労感などの症状が長く続いている人を対象に、ELISA法による抗体検査の結果を照合して、報告された症状の多くが「自分はSARS-CoV-2に感染したことがある」という思い込みと関係していたが、実際に抗体検査の陽性者に有意に多かった自覚症状は嗅覚障害のみだったと報告した。結果は2021年11月8日のJAMA Intern Med誌電子版に掲載された。

(2)Lancet誌から HPVワクチンが若い英国人女性の子宮頸癌を大幅に減少
英国King's College LondonのMilena Falcaro氏らは、イングランドでヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種プログラムが開始され、12~13歳で接種を受けた女性、キャッチアッププログラムで14~18歳の時に受けた女性、接種を受けていない年代の女性を対象に、20歳以上30歳未満での子宮頸癌とグレード3の子宮頸部上皮内腫瘍(CIN3)の発症率を比較して、ワクチン導入後に20歳代での子宮頸癌の発症率が著しく減少していたと報告した。結果は2021年11月3日のLancet誌電子版に掲載された。

(3)NEJM誌から FFRガイド下PCIは3枝病変の治療ではCABGに劣る
米国Stanford大学医学部のWilliam F. Fearon氏らは、冠動脈の3枝病変が見つかった患者を対象に、心筋血流予備量比(FFR)ガイド下で経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を行った場合と、冠動脈バイパス手術(CABG)の治療成績を調べるランダム化比較試験を行い、1年後までの複合心血管イベント発生率でPCIはCABGに対する非劣性を示すことができなかったと報告した。結果は2021年11月4日のNEJM誌電子版に掲載された。

(4)NEJM誌から VOIのミュー株は中和抗体抵抗性が強い
 東京大学の瓜生慧也氏らは、WHOが懸念される変異株(VOC)や注目すべき変異株(VOI)に指定したSARS-CoV-2ウイルスと同じスパイク蛋白質を持つシュードウイルスを用いて、COVID-19の回復患者やワクチン接種者の血清中に存在する抗体に対する中和試験を行い、検討したウイルス株の中でミュー株が最も強い抵抗性を示したと報告した。結果は2021年11月3日NEJM誌電子版にCorrespondenceとして掲載された。

(5)JAMA Network Open誌から センテナリアンが亡くなる前の医療費は普通の高齢者よりも低い
 国立保健医療科学院の中西康博氏らは、100歳以上の長寿者(センテナリアン)の医療費を、75~99歳で亡くなった高齢者と比較するコホート研究を行い、センテナリアンの方が死亡前1年間または30日間に要した医療費の総額が低く、入院する人の割合も低かったと報告した。結果は2021年11月5日のJAMA Network Open誌電子版に掲載された。






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