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聴く論文「COVID-19は糖尿病患者の足切断を増やしたか? 他」
TONOZUKAです。
COVID-19は糖尿病患者の足切断を増やしたか? 他
以下引用
2022年1月31日から2月4日に日経メディカルOnlineで紹介した5本の海外医学論文のエッセンスを日本語音声でお届けします。
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(1)JAMA Network Open誌から COVID-19は糖尿病患者の足切断を増やしたか?
カナダSt Michael's Hospitalの研究グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる糖尿病患者の受診機会の減少や遅れがフットケアにもたらした影響を調べるコホート研究を行い、糖尿病の合併症で足の切断に至った患者は、パンデミック前の2019年に比べて増えていなかったと報告した。結果は2022年1月5日のJAMA Network Open誌電子版に掲載された。
(2)BMJ誌から デキサメタゾンが関節置換手術後の疼痛を軽減
デンマークNaestved, Slagelse and Ringsted Hospitalsの研究グループは、人工膝関節全置換術を受ける患者の治療にデキサメタゾン静注を追加すると、より優れた疼痛軽減効果が得られるかを調べる臨床試験を行い、デキサメタゾンを2回投与すると、プラセボ群よりモルヒネ使用量を減らすことができ、疼痛スコアも低かったと報告した。結果は2022年1月4日BMJ誌電子版に掲載された。
(3)JAMA Network Open誌から 妊婦の肥満度別に最適な体重増加量を調べる研究
中国広西医科大学の研究グループは、生後1年までの乳児死亡率と分娩後の新生児合併症(NICUでの治療)を減らすことを指標として、妊婦の肥満度別に妊娠中の最適な体重増加レベルを調べるために、米国の母子データを利用した後ろ向きコホート研究を行 い、生まれた児のリスクを減らすには、肥満女性でも一定の体重増加が望ましいと報告した。結果は2021年12月30日のJAMA Network Open誌電子版に掲載された。
(4)JAMA Network Open誌から 慢性腰痛患者には理学療法より水中運動
中国上海体育学院の研究グループは、慢性腰痛の患者をランダムに3カ月間の水中運動と理学療法に割り付けて、1年後までの機能障害の改善度を比較する臨床試験を行い、水中運動は経皮的電気神経刺激や温熱療法よりも効果的で、症状軽減効果は1年後まで持続していたと報告した。結果は2022年1月7日のJAMA Network Open誌電子版に掲載された
(5)JAMA Ophthalmology誌から 近視は成人後も進行し、新規発症し得る
豪州Western Australia大学の研究グループは、20歳の成人を8年間追跡して近視の新規発症率や進行具合を調査するコホート研究を行い、20歳代での新規発症率は14%で、近視の進行が観察された割合は37.8%だったと報告した。結果は2022年1月6日のJAMA Ophthalmology誌電子版に掲載された。
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