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外国人経営者 なぜ日本人は・・・

 在日イタリア人が社長の会社をご支援したことがありました。5,6年前です。本社はイタリアの会社で日本法人は10年ほどで来日10年の社長でしたが、日本語はほとんど話せませんでした。

人材を獲得したいよいう要望であれこれ施策を考えました。

ヒアリングすると、

なかなか人が集まらない。
このような条件も出しているし、給料も他社と比較して高い。

会社への通勤も月に1回程度で、レポートさえしてくれれば営業先から直行直帰OK、目標はあるもののノルマはない

営業マンにとっては、この上ない条件だと私は思いました。

ただし当時の日本の働く人にとっては、馴染まないだろうなと感じました。

どのような点でしょうか。

元々管理されるのが好きな人が多い(多かった)

 5,6年前の状況では、

オフィスが都心や通いやすいところにあって、
ミーティングも顔をあわせてやることでやっている感が出て、仲間とはたいらいてる感が生まれ、そういった職場で働くのが好きなんだよ 日本人は。

とお伝えしました。反応は全く?なぜだい? という感じでした。

当時としては、いわゆる場があって、そこに仕事があって、その仕事を上長の目視管理のうえ、業務をすすめるというのが当たり前でした。

一方、時代も変わり副業OKの会社も増え、さらに急速に進んだリモートワークにより、当時良い面として提供しようとしていた労働条件ももはや当たり前になりました。

 テレワークの実施率の記事にもありますが、年代の差はあれ、5,6年前と比べると誰が想像した数値でしょうか。

やればできるじゃん

と思う業務も多かったと思います。

リモートワークが進むことで向いている人、向いていない人もいると思います。

自身で管理して自己統制の幅が広いほうが働きやすい人
ある程度フィールドを用意してもらってそこで一緒に物事を勧めたい人

様々いらっしゃると思います。

働き方は選べるほうがいいですね。ただし選択できるということは責任も伴います。自己管理ができないのに、リモートワークでだらだら仕事をするというのは避けたいですね。

最適な働き方を自分で選べる時代になりました。日本人だって変われるんだ というお話でした。



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