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90年代ノスタルジア〜Joan OsborneのOne Of Us

真っ暗な冬の夜

暗室の中で一人ラジオを聴きながら、作業に没頭する。

いっさいの光を入れることはご法度だ。

何も見えない、指から伝わる触覚だけが頼り、

紙には裏表がある、触覚で分かるようになるには慣れが必要だ。

夜の22時から朝の5時まで

ポケットに手を突っ込み足早に建物を出る

すっかり疲れた僕は家への帰り道に

コンビニエンスストアで軽い朝食を買う。

切ないフレーズが流れてきた。

Joan OsborneのOne Of Usという曲だった。

What if God was one of us?

このフレーズを頼りにタワーレコードでアルバムを探しあてた。

時は1995年の春だったかと記憶している。


阪神大震災と地下鉄サリン事件

そして五年目の大学生活

1990年代は社会も私生活も激動すぎて

何もかもがメチャクチャで楽しくもあり苦しくもあり

人生で最も濃密だった10年

音楽にも想い出や思いがありすぎて

今聴くと感傷に浸りながら時を過ごし

知らぬ間に一日が終わる。


26年後の2021年

Pale Waves のShe's My Religionを聴いて、

頭をよぎった最初の曲が当時の記憶を蘇らせた。

Noteに綴っていきたい。




いつもありがとうございます。書きたいこと徒然なるままに書きます。