見出し画像

#0054【資産形成】借入金の返済は元利均等返済と元金均等返済の2種類

皆さん、こんにちは。記事を頂きありがとうございます。
住宅ローンであれ、不動産投資のためのローンであれ、一般的な借入金の返済方法には元利均等返済と元金均等返済の2種類があります。購入する金額が多額となる不動産の場合は、借入を活用する方も多いと思います。借入金の返済方法を理解して、資金計画、キャッシュ・フローの予測を立てておくことは重要です。今回は、基本的な知識でもある借入金の返済方法の元利均等返済と元金均等返済について説明します。


【元利均等返済】

この方法は、元金、すなわち借入金の元本部分と金利の支払い部分の合計額を固定した金額で毎月返済していく方法です。借入をした当初は、元本の返済が少なく、借入期間の後半にいくにつれて元本の返済額が逓増(ていげん=徐々に減ること)していくのが特徴です。金利が高い借入を行った場合は、借入をした当初の期間は、毎月の返済額に占める金利の部分が大きくなります。従って、借入金の残高は思ったよりも減らず、最初のうちは利息を払っているだけになってしまう傾向にあります。金利が低ければ、借入をした当初でも元本返済が進みます。この返済方法のメリットは、毎月の支払い額が一定額で固定されているため、家賃収入から借入金を返済していくことになる不動産投資の場合、家賃収入も固定されているため、資金計画が立てやすい点ではないでしょうか。デメリットとしては、次に説明する元金均等返済と比べると総支払額は大きくなる点です。

【元金均等返済】

元金、すなわち借入金の元本部分の支払い額を固定して、支払っていく借入金の返済方法です。元本が定額で減っていくので、翌月の支払利息は、元本が減ったあとの借入金残高に対する利息の支払いとなります。従って、支払利息の部分は、毎月、低減していきます。先に説明した元利均等返済が毎月の支払いを固定するのに対して、元金均等返済の場合は、毎月の支払い額は低減していきます。借入をした当初は、支払い額が大きく、徐々に返済額が減っていきます。当初は返済負担が大きいのですが、徐々に毎月の支払い額が減っていくため、家賃収入からの返済を考えると、毎月、少しずつ手元に残るキャッシュ(フロー)がよくなっていきます。元金均等返済と比べると総支払額は少なくて済むという点も特徴です。少しでもキャッシュアウトを減らし、次の投資機会のための資金を貯めやすくするメリットがあります。

【最後に】

実際には繰り上げ返済も組み合わせて、繰り上げ返済の場合の返済額軽減型と期間短縮型の特徴をうまく生かして資金計画を立てていくことが不動産投資では可能になります。また、金利が変動金利か固定金利かも影響します。固定金利の場合、金利の固定期間も条件で加わることがあります。
借入金の返済後は家賃収入が手元に残り資金が貯まりやすくなるので、早く借入金の完済を目指すことになるでしょう。今回は、借入金の返済方法について、元金均等返済と元金均等返済について説明しました。最後までお読みいただきありがとうございました。よかったらお気軽にフォロー、スキして頂けますと幸いです。


この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?