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#0011【不動産投資】単身者向け賃貸物件の退去理由

不動産賃貸の業界では2月から3月は繁忙期と言われます。何かと引っ越しが発生して、入居者の入れ替えが起こります。賃貸管理会社を通じて物件の入居者から退去の連絡をもらうときに退去理由をあわせて連絡してもらうことがあります。退去理由には様々なものがあります。簡単にまとめてみたいと思います。

【退去理由の例】
〈卒業のため〉
3月の退去で多い理由です。4月から新社会人として働くため、学校に通いやすい場所に1人暮らしをしていた場合、卒業のタイミングで退去する理由として聞かれます。

〈手狭になったため〉
収入が増えて、もう少し家賃が高くても広い場所に住みたいとか、単身者がルームシェアや同棲を機に広い部屋に引っ越す場合に聞かれる退去理由です。

〈転勤・転職のため〉
サラリーマンであれば、異動が発生するタイミングで転居を検討する方がいます。地方への転勤となった場合、退去することがほとんどかと思います。転職により職場が変わるため、職場へのアクセスのよい場所に引っ越しを考える方は転職のタイミングで退去する方がいます。

〈実家に帰るため〉
単身者用のワンルーム、1Kの間取りの物件では20代、30代の1人暮らしの方が借り手の典型例です。自立を目指して1人暮らしを始める方が多くいます。しかしながら、思っていたよりもお金がかかり、自由に使えるお金が減ってしまうため、金銭的に厳しくなり退去をする場合に実家に帰ることにしたという退去理由が聞かれることがあります。

〈結婚するため〉
単身用のマンションで聞かれる退去理由です。入居理由は反対に離婚のため、単身用マンションに入居したいという理由が入居申込書に記載されていたことがあります。家族構成が変わるタイミングで引っ越しをするのは自然かもしれません。

〈勤務先の事情による〉
コロナ禍で飲食店に勤めていた方がお店の閉店を決めたタイミングで退去となった方がいました。ほかにも、支店やお店の規模縮小や場所の移転に伴い退去となった方がいました。入居する方のコントロールできない理由のため致し方ない退去理由です。

〈病気等による〉
入居中に体調を崩して働けなくなった方やそこそこのご年齢であった方がそのまま長期入院となり退去に至ったケースがありました。

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