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じんぶな〜代表、(株)おめめどうフェロー、 元小学校及び特別支援教育担当教師 元相談支…

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じんぶな〜代表、(株)おめめどうフェロー、 元小学校及び特別支援教育担当教師 元相談支援専門員・行動援護ヘルパー 主として自閉症スペクトラムのお子さんの支援をしています。 じんぶな〜では、個人、児童発達支援、放課後等デイサービスからの相談にのっています。

最近の記事

「視覚的支援をしてみよう」動画版

「視覚的支援をしてみよう」解説冊子にもとづいて話したものを動画化しました。  視覚的支援をするさいに考えておこないといけないことや、支援の具体例について語っています。最初のは全体を通したもの。なお途中大久保賢一先生を「ガチガチの応用行動分析家」と紹介していますが、disっているわけでなく、全てを随伴性の観点で考えていかれる、という意味です。お人柄は、この動画の公開許可を出して下さるぐらい柔軟です。 1時間31分41秒あります(長い!)分割したものは、下にあります。 1.自

    • 「視覚的支援をしてみよう」解説冊子

       視覚的支援について書かれた本は、おめめどうでもおめめどう以外でもたくさん出るようになりました。そんな中で、できるだけ「その場でぱっぱっと思いつきで書いたような支援物」をみなさんの協力で集め、「これなら私も書ける(描ける)」と思ってもらえたら、と願ってこの冊子を作りました。  多くは「おめめどう」の支援ツールを使った例になっています。  無料でダウンロードできます。著作権は放棄しませんが、いろいろご利用下さい。印刷して配布されても構いません。 動画版はこちらにあります。 「

      • 「スケジュール」に関する記事

        私が「スケジュール」に関連していろいろ書き散らした記事へのリンク集です。なお、ブログの画像は小さいですが、クリックすると大きくなります。 スケジュールを普段からするのは(元々は幼児期の話)  最初に始めた頃、スケジュールが役に立っているとは思っていなかったが、後から役立っていることがわかった話も入っている。 自閉症の人が多い成人施設で一人一人自分持ちのスケジュールを持つ(1997年段階)  syunさん(後年のおめめどうアドバイザー)が、1997年に勤務していた知的障害者

        • 「自閉スペクトラム症の方への根拠ある関わり方」というサイトを作り始めました

          「自閉スペクトラム症の方への根拠ある関わり方」というサイトを作り始めました。  パソコンのブラウザ(エッジやサファリやクロームのこと。人によっては「インターネット」と呼んでおられるものかもしれません)で、画面を広い目に見るとこんな感じです。  上の方に題名とメニューがあります。  題名のところをクリックすると常にホームに戻ります。  メニューの項目ををクリックすれば、それぞれの記事に飛びます。  メニューの項目をクリックしないで、マウスカーソルを上にもってくるだけだと、下

        「視覚的支援をしてみよう」動画版

          障害のある方の様々な進路の図(大ざっぱ)

          Twitter のタイムラインに「どんな進路があるの?」というツイートを見ました。「その地区の詳しい進路」かもしれませんが、ひょっとしたら大ざっぱな名前をお知りになりたいのかもしれず、私が相談支援専門員をしていた時に、簡単に説明するために使っていた図を、少し改訂してアップします。「いや、もっとこんなのもあるぞ」という場合は、また教えて下さい。 なお、このあたり「だいたいこんなのがある」という程度で、「間違ってるぞ」と言われてもしかたのない部分もおおいにあります。これはヒント程

          障害のある方の様々な進路の図(大ざっぱ)

          「5までの計算をするカード」「10までの計算をするカード」「10のかたまりで計算するカード」

           お子さんたちが、学校の宿題をしている様子を見ていると、5までの計算ができるようになっていないのに、くりあがりやくりさがりの計算プリントを一生懸命やっているお子さんが目につきます。そういうお子さんたちに、少しでも一人でやる時に手助けになる(そして、周囲の大人たちの手を抜ける)カードを作ってみました。スタッフさんたちからのたくさんの意見も盛り込んでいます。使ってみてもらったところなかなかいい感じだったとか。  この下に     1. カード用プリント画像(これを切ってカードにす

          「5までの計算をするカード」「10までの計算をするカード」「10のかたまりで計算するカード」

          命令リモコン

           学校でも事業所でも、「大人の指示に子どもが従う」という形になりやすく、なかなか「子どもの指示に大人が従う」という場面が作りにくいものです。そんな中でこのようなものを作ってみました。名付けて「命令リモコン」  お子さんがリモコンのスイッチを押すと、対象のスタッフがその通りの行動をしてあげます。結構ウケてくれるお子さんが多いです。  ただし、結構こちらの体力を消耗します(笑)そういう時は「バッテリーが切れたね。充電しないとな。すごく時間がかかるよ」なんて。  使っている絵はす

          命令リモコン

          初めて支援を始める福祉職や特別支援教育担当教師向け「自閉スペクトラム症」の説明チラシ(A3版)

           初めて支援を始める福祉職や特別支援教育担当教師向けの「自閉スペクトラム症」の説明チラシ(リーフレット?)です。1枚にすることにこだわったので、A3 という大きな版になりました。  Ver 0.74 としているのはまだまだ完成していない、と思えるからです。  画像の下に、PDF を公開しますので、またご意見が頂ければありがたいです。  著作権は放棄しませんが、みなさんの現場で自由にご利用下さい。それぞれの現場に合うように改変して頂いてかまいません。商用はお断りします。

          初めて支援を始める福祉職や特別支援教育担当教師向け「自閉スペクトラム症」の説明チラシ(A3版)

          【紹介】放課後等デイサービス「コッコロ」の自立課題学習用教材(2020年6月27日取材)

           放課後等デイサービス「コッコロ」で使われている自立課題学習用教材を紹介するのにどんな形がいいか、悩んでいました。カタログ的なプリントを作り、それに基づいて動画を作ることにしました。  しかし、カタログ的なプリントを作る段階ですごく時間がかかってしまいました。労力も半端なくかかっていますが、どうしても写真が小さくなり、動画の参考にする程度のものでしかないので、お金は取らず無料公開にします。 ご参考 「【動画】自立課題学習の解説」 「【紹介】放課後等デイサービス「コッコロ」の

          【紹介】放課後等デイサービス「コッコロ」の自立課題学習用教材(2020年6月27日取材)

          【紹介】放課後等デイサービス「コッコロ」のレイアウト(2020年6月27日取材)

          コッコロは兵庫県播磨町にあります。 株式会社ソワサポートが運営しています。 ええかげんな見取り図です。  大事なことを撮影し忘れていました。来室時にクリップボードと財布を受け取ります。この財布、「おしごと(自立課題学習)」や「こべつ(個別指導)」をすると「ソワ」という施設内通貨が難易度に応じて貰えます。その「ソワ」を入れておくための財布です。  そして買い物活動を希望すると、ソワを円に替え(1ソワ=1円というレートです)、自分の好きな物を買いに行きます。場合によってはネッ

          【紹介】放課後等デイサービス「コッコロ」のレイアウト(2020年6月27日取材)

          【動画】kingstoneの語る自閉症(2012年のもの)

           昔、まとめてDVDとして販売していたものを公開します。ほとんど売れなかったのですけどね。 2012年2月15日(土) 大阪のサポートセンター「わかくさ」で 自閉症や発達障害について、またおめめどうの大事にしている考え方、 おめめどうグッズについて、話したものを編集しました。 内容は9つの部分に分かれていてどこからでも見ることができます。 (項目の後ろの数字は◯分:◯秒) 1.挨拶AAC    2:20 2.自閉症     2:41 3.三つ組     6:56 4.能

          【動画】kingstoneの語る自閉症(2012年のもの)

          こんなとき、どうする? 発達障害のある子への支援

          特別支援教育をすすめる本 こんなとき、どうする? 発達障害のある子への支援 ミネルヴァ書房 内山 登紀夫 (監修), 諏訪 利明 (編集), 安倍 陽子 (編集) 発達障害をお持ちのお子さんの、周囲の方たち(教師や親御さん)に参考になる本です。何か「困った!」と思った時にとりあえず見てみるのにいい本です。 困った時に、 ●「どういうことで困った時に」 ●「どういう対応をしてはいけないか」 ●「どういう対応を考えたらいいかの『例』」 がそれぞれ6ページでまとめて書かれて

          こんなとき、どうする? 発達障害のある子への支援

          【動画】自立課題学習の解説

           自立課題学習というのは、TEACCH の提唱した Independent Task を訳したものです。  大事なのは、   1. ひとりでできる   2. できた!やったー!と思える ことです。  自立課題学習の解説動画を作りました。 【参考】私がまだ自立課題学習を知らなかった頃の授業の失敗例 1997年6月 【参考】自立課題学習に取り組み始めて1年と少し後 1999年1月     ※大学出たてで、「何もご存知無い」新人講師の先生方お二人も、      同じことがで

          【動画】自立課題学習の解説

          【動画】診断名の使い方 発達障害の診断名について

          「診断名の使い方」について動画を作成しました。 「特別支援教育新任教師、放課後等デイサービス新任スタッフ用、資料セット」の中にはほぼ同じ内容のPDFも入っています。

          【動画】診断名の使い方 発達障害の診断名について

          児童発達支援での暮らしのあれこれとねらい

           以前、私が勤務していたソワサポートでは「児童発達支援事業」もやっています。 (「発達」だのいう言葉が入ってるのには違和感があるが、法律がそうなのだから仕方ないね・・・)  幼児さんが来て、何時間か(30分単位のお子さんもいたなあ・・・)過ごすわけです。  で、親御さんにいろいろ説明しないといけない機会があり、ならやってる活動の説明をしないといかんなあ、ということで、こんな文を「後付け」で作ってみました(笑) 「後付け」というのは既に活動はやっていて、その理由を私が説明しやす

          児童発達支援での暮らしのあれこれとねらい

          表現コミュニケーションについて(TEACCH、ABA、おめめどうに関連して)

          2020年2月2日版 ある方から教えて頂いて、少し改変しました。  TEACCH のコミュニケーションサンプルは原則として「自発されたコミュニケーション行動(音声言語だけでなく、クレーンもだし、私は記録したことないけどパニックだって記録していいよね)」しか記録しません。こちらが何らかのコミュニケーション行動(音声での指示だとか、質問だとか)に対するご本人の行動すら記録しません。  当然これは、相手からの自発されたコミュニケーション行動に対して周囲がどう反応するか、というの

          表現コミュニケーションについて(TEACCH、ABA、おめめどうに関連して)