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猫背の人が美脚になるために必要なスクワット解説

どうせスクワットするなら、「正しく」やりませんか?

「美脚」「脚痩せ」は、女性なら誰もが一度は目指すものかと思います。


脚痩せするためのエクササイズとして有効なものが「スクワット」ですね。


スクワットは、筋トレBIG3の中に含まれているほど、有名であり、それだけ効果的なエクササイズです。



ですが、どれだけ効果的なエクササイズでも、正しく行えていなければ、「良い効果が出ない」「むしろ逆効果」になってしまうこともあります。



今回はそんなあなたの努力が、正しく報われるように、正しいスクワットの方法と注意点について解説していきます。


◆この記事は、理学療法士資格を所有し、かつ姿勢改善の手技であるキネスティックセラピストでもある筆者が、姿勢に関する悩みを解剖学・運動学的な観点と自身の経験を交えながら考察しています。

こちらの記事は症状の診断をしているものではありません。
症状の診断は医師の診察を受けていただく必要があります。その旨を理解した上でお読みください。

個別の詳細な評価や解説は専門家にご相談ください。


猫背の人は膝が曲がりすぎないように注意!

結論から言うと、猫背の人はスクワットをするときに、「膝が曲がりやすくなっています」


そのため、膝が曲がりすぎないように意識しながらスクワットをやっていく必要があります。


なぜ膝が曲がりやすくなってしまうのか。それは猫背の人の骨盤の傾きに秘密があります。


猫背の人の骨盤は後ろに傾く、「後傾」と言う状態になっていることが多いです。


骨盤が後傾することによって、重心の位置が通常よりも後ろに偏ってしまうため、重心の位置をもとに戻そうとする反応が起こります。


膝を曲げるという動きはこの「重心の位置を前に動かす」役割があるのです。


姿勢の程度にもよりますし、重心の位置をもとに戻す反応は、膝以外でもみられるので、一概には言えないのですが、他の姿勢と比べると膝は確実に曲がりやすい状態にあると言えます。


そのため、猫背の人がスクワットをやるときは、膝が曲がりすぎないように意識しておかないと、膝への負担を強め、逆効果になってしまう可能性があるのです。


膝が曲がりすぎないようにするためのコツ

猫背の人のスクワットでは、膝を曲げすぎないように意識する必要があります。


そのときのコツは、「股関節から曲げる」ように意識することです。


猫背の人は骨盤が後傾しているため、股関節が曲がりにくい状態になっていると言えます。


そのため、他の姿勢の人より股関節の動きを意識して行う必要があります。


具体的な意識の仕方は色々な方法があります。

「お尻を後ろに引くようにして」

「鼠径部に手を当てて、その手を挟むように」

「身体を丸くしないで起こして」

このような声かけは、全て股関節の動きを強調するための意識の仕方です。


猫背の人は先ほど上げたイメージでスクワットをやると、股関節が意識できて、膝の曲がりすぎを防ぐことができると思います。


これらのイメージでも「上手くスクワットができない」という方に関しては、おそらくお尻周りの筋肉が固まっていて、股関節を動かしにくい状態になっていると考えられます。


その場合は、お尻周りの筋肉を中心に、ストレッチやマッサージなどをしながら、股関節の動きを出して、動けるという感覚をしっかりと入れてあげる必要があります。


単純なストレッチやマッサージでも効果はありますが、効率よく動ける身体になるためには、「動きの感覚を入力する」必要があります。


そのためストレッチやマッサージなどの後には、動かせる範囲はなるべく動かしておくことが重要です。


痛みが出る場合は無理をせず動かせる範囲で大丈夫です。


この「動かせる範囲で動かす」ということをすることによって、自分の身体の動きを身体が覚えてくれるので、身体の筋肉は動きに合わせて徐々に柔らかく動くようになってきます。


身体が硬いなと思う方は、準備運動に取り入れてみてください。


最後に〜正しいスクワットは、美脚への一番の近道〜

今回は、猫背の人のスクワットの正しいやり方を解説していきました。

まとめると、「猫背の人は骨盤が後傾しやすいため、膝が曲がりやすくなっています。そのままの状態でスクワットを行うと、膝への負担が強まり、逆効果になってしまいます。」


あなたの努力が正しく報われるように、これからも正しい知識をみなさんにお伝えしていきます。


今後ともよろしくお願いします。







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