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辞書の上手な使い方② ~熟語の調べ方~

みなさん、こんにちは!今回は、「辞書の上手な使い方② ~熟語の調べ方~」について話している動画を見たので、それを見て思ったことについて書いていきたいと思います。
前回の記事では「単語の調べ方」についての話でしたが、今回は「熟語の調べ方」です。

熟語 (idiom)って、1つ1つの単語を見ると、すでに知っている簡単な単語が多いと思いませんか?動画の中で例にあげていたものを書くと、make a change, have words, ring a bell。これらの熟語、1つ1つ単語で見ていくと、知らない単語はないですよね。でも、こうやって熟語になると、「ん?変化を作る?言葉を持つ??」のようにそれぞれの単語の意味をくっつけただけで考えると、意味不明な感じになってしまいます。
では、「変化を作る」というのがなんか変だ、となったら、辞書で調べます。個人的に気に入っているサイトは英辞郎 on the webやWeblio英和辞典:和英辞典なのですが、なんと!動画の中でも同じサイトが紹介されていました。プロの方にお墨付きをいただいたようで、なんだかうれしかったです(笑)

さらに熟語って、一見して熟語だと気づかない時もあったりします。特に、洋書や記事のような大量の文の中に埋もれていると、見落としてしまう可能性も・・・(私だけ?!💦)。でも、そんな時でも言葉どおり訳してみると、やっぱり違和感があるんですよね。なので全然気づかない、ということはないです!これは私が使う手ですが、この単語のかたまりは熟語っぽいな、と思う時、そのひとかたまりを引用符で括って検索します。
もしそれが熟語であれば、その熟語を使った何かが載っているサイトがヒットします。まずトップの方に上がってくるのが英辞郎 on the webやWeblio英和辞典:和英辞典といった辞書サイトで、そのままクリックすれば確認できるので便利です!
例えば、先日翻訳させていただいたドラマのセリフの中で、I'm wasting my breath.というセリフがありました。
waste my breath=私の呼吸を無駄にする?いや、これだと意味がちょっと変だな。熟語っぽいな、と思ったので、引用符で括って検索したところ、
やっぱりこれは熟語でした。

少し話が逸れますが、ドラマや映画のセリフって、その脚本家が好きな言い回しとか、脚本家ごとのカラーって少なからず出ているんじゃないかと思います。以前担当した映画では、慣用句がやたら出てきたのですが、どれも聞いたことがないような表現ばかりで苦労しました💦その映画の主人公が高校教師という設定だったからなのか、やたら慣用表現や比喩表現を使っていて、引用符で括って調べるやり方で何回検索したことか。。。でも、そのおかげで普段目にしないような表現がたくさん学べたので結果オーライです☺

さてさて熟語関連の話題に戻ります。英語圏の国の中でも、特にアメリカは熟語を多用すると感じます。以前、The Officeというコメディドラマの字幕翻訳を担当しました。The Officeは元々イギリスのドラマですが、私が担当したのはアメリカ版でした。翻訳作業に入る前に、すでにDVDレンタルになっていたイギリス版のThe Officeを何本か観ました。それからアメリカ版の翻訳作業を始めたのですが、彼らの使う単語や言い回しがイギリスのと結構違うな、と感じました。イギリス英語では、アメリカほど熟語を使わないんだなぁと。ざっくりした感覚なので、正しいかどうかは分かりませんが、特にgetを使う熟語についてはアメリカの方が使用頻度が高いと思いました。

熟語の調べ方の話から、最後は熟語にまつわる思い出話になってしまいましたが、今回の記事がみなさんの何かのお役に立てたら嬉しいです!

もし、今回の記事でご紹介した動画に興味のある方は、ぜひこちら↓もご覧ください♪
https://www.youtube.com/watch?v=MGWpj9Y1bYE&t=3s

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