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学ぶことは変わること~本当に学んだかどうかは、学んだ後の行動や見え方でわかる。

・ある知り合いの先生から聞きました。

 学ぶとは、変わること。
 (変わらなければ、学んだことにならない)。

 聞いた時は、「当たり前の事」を言われているなあと思っていましたが、自分の事を振り返ると、いかに「学んでいないか」が分かって恥ずかしくなりました。

 簡単に言うと、本を読んだり、講演会に参加したりと「インプット」に忙しく、学んだつもりになっているだけでした。
 それで実際、何か変わったかと言うと、変わる前に、他にないかな?もっと「いい話はないかな」と次を求めるだけで、結局、同じことの繰り返し。

 例えていうと、

「睡眠は大事、睡眠不足にならないように、健康に気をつけようといいつつ、遅くまでテレビを見ていたり、そんな睡眠に関する本を夜中まで起きて読んでいたりする」

と言った感じです。

 情報として、頭には入れているのに、「行動」(アウトプット)が伴っていませんでした。それでは、学んだことになっていません。
 
 たぶん、本当に学んだとしたら、睡眠が大事と知って、

早寝早起きに切りかえるとか、
寝る90分以上前にお風呂に入る、
コーヒーは夕方以降に飲まない・・・

など具体的な行動につながっているはずです。

 インプットをしたら、1つでいいので、内容を具体的な行動にまで結び付けたいです。
 それでこそ、「学んだ事」になります。

 
 さらに、その先生から聞いた言葉。 

学ぶとは、「見え方が変わること」。

 例として、「リンゴ」を挙げていました。
 リンゴの産地として青森県や長野県が有名です。
 学校でそう習います。
 なので、スーパーなどでリンゴを見ると、どこの産地かな?と気になります。これは、産地の事を学習したからです。
 
 また、最近、知ったのですが、リンゴは「どうして赤い(赤くなる)のか?」

 実は、太陽の光に当たることや低温という条件が必要なんだそうです。
 (だから、寒い地方に産地が多い!)

 そのため、リンゴ農家の方は、日光が当たりすぎて、はやく赤くならないように、1個1個のリンゴに袋をかぶせたり、逆に、しっかり色づいて味も良くなるように、リンゴ全体に光が当たるようリンゴの位置や向きをずらしたりということを、毎日手作業で行っているそうです。
 
 そんなことを学ぶと、さらにリンゴの「見え方」が変わります。
 赤くておいしそうなリンゴを見ると、その裏でリンゴ農家さんたちの苦労や工夫、手間暇かけた様子が、背景に浮かんでくる気がします。
 
 自分も最近、庭の片隅で野菜を作ったり、収穫したりした経験があるので、いかに形がきれいで、虫が食べた穴が開かない、味のいい野菜を作ることが難しいのかが気になります。そのおかげで、お店で売っている野菜を見ると、素直に「すごいなあ」と思えます。

 これも、学んだことで「見え方が変わった」ことのひとつかもしれません。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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