なくなって、苦しい出来事があって気づく望み、豊かさ
魚などの水中で生きている生き物は、きっと、すいすいと泳いでいるときは、水の存在に気づかない。
水のありがたみも、いまいちつかめない。
逆に吊り上げられて、陸上に水揚げされるという「苦しい思い」をして、はじめて、水のありがたみや自分が「幸せの中にいた」ことに気づく。
人も同じ。
空気の存在にはなかなか気づかない。
でも、酸素が薄いところに行って、空気がないところで呼吸が苦しくなることで、そのありがたみを知る。
重い病気やけがで動けなくなる経験をすることで、健康のありがたみが分かる。あるいは、自分の「自由に動き回りたい」という望みに気づく。その気付きをもとに、すこしは健康を気遣う生活習慣に換えていこうという意欲もわいてくる。
こうしてみてみると、その渦中にいると、気付きにくい。
それは、幸せも、苦しいも、悲しいことも、楽しいことも同じ。
後から気づく。
あるいは、なくなったり、その反対側の経験をしたりすることで気づく。
普段、忙しくしたり、人のためだけに時間を「犠牲」にしたり、人に合わせる生き方ばかりしていると、だんだんと自分が何を望んでいるのか、何をしたかったのか忘れてしまう。分からなくなる。
それが習慣になると、本当に、自分が何を望んでいるか分からなくなって迷子になってしまう。
そんな時、
この「コントラスト(対比)」はヒントになるし、ポジティブな活用もできる。
悪口や誹謗中傷で嫌な気持ちを味わう、残念な気持ちになるということは、自分はそんな人間になりたくない、という反対側のエネルギーを認識して、自分づくりへと歩みを進める元になる。
辛い体験がるから、喜びの体験を求める選択をしてく。
悔しい体験があるから、もっとと良い自分になる方向へ進んでいける。
「コントラスト」の経験をすることで、その反対の思い、自分の気持ちに気づける。
そして、それが、自分軸、自己成長へのヒントとなる。
作者は誰か分からないけど、こんな言葉がある。
きっと、この方もコントラストの中で、何かをつかんだのかもしれない。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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