掃除の会に参加して学んだこと④~掃除の中でチームワークが高まり、コミュニケーション力も上がる。
掃除の会に参加するようになって「みんなで活動する楽しさ」を味わうようになりました。
それまでは、人知れず、一人で道端の空き缶を拾うとか、勤め先のトイレを雑巾がけすることで良しとしていました。
しかし、「いいことしているから」、きっと運が良くなる、何かいいことが起こるはず・・・という不純な動機で行っていたため(笑)、続きませんでした。
掃除の会に参加するようになり、同じ場所(トイレ)を10人ほどで掃除することを経験するようになりました。
参加している方の人柄に魅了されてということもありますが、一緒に活動する楽しさを味わえることで、また次回も参加しよう・・・と掃除の活動自体が続くようになりました。
参加回数が何回、何十回と積み重なると、メンバーの息あってきて、あまり言葉をかわさなくても、道具の交換や次にどこをどう掃除するかも分かり(阿吽の呼吸?)、どんどんと掃除の時間も短くできるようになりました。
〇〇さんが、~をしているから、じゃあ、自分は~~~をしよう。
まだ、誰もあそこの個室を掃除していないから、今のうちに自分が掃除しておこう。
一人で掃除していた時は、全てが自分だけで行うことになるので、ある意味「さぼれたり」もできます。だって、誰が見ているわけでもないですし、それで責められるわけでもないですし。
でも、誰かと一緒に掃除すると違ってきます。
別に、さぼっていて怒られそうということではなく、みんなが一心に、夢中に、一生懸命便器を磨いたり、排水溝のごみを取り除いたりしている姿を見ていると、「よし、私も~」という気持ちが高まります。
気づくと、一人の時は「適当に」済ませていた掃除を、徹底的に行えるようになっていました。
これは、一緒に掃除をする人がいたからこそです。
会社で掃除の研修を行うところもあります。
また、社長さんが一人で始めた掃除を見て、社員さんたちが手伝うようになり、いつしか、みんなで掃除をするようになった会社もあります。
清掃員さん任せにせず、自分達でも掃除をするようになった会社の多くの業績が伸びるのは、
「綺麗な環境でモチベーションも上がる」
「整理整頓で、仕事の効率が上がる」
「清掃清潔で、仕事の質が上がる」
こともありますが、
掃除によって、みんなのチームワークが良くなるから
ということもあるのではないかと思いました。
言葉でのやりとりだけではなく、周りの方の動きを見て、察して、自分がどうするといいかを考える・・・これは、多くの人が集まる場では必要な力だと思います。特に、日本人には。
コロナ禍を経て、様相も変わって来たそうですが、忘年会シーズンに入りました。
忘年会自体を敬遠する人も多くなっているそうですが、飲みに行かなくても、掃除でコミュニケーションを図れます。
それも、結構、上質なコミュニケーションだと思います(実感)。
会社ぐるみで、「社内運動会」が実施されるところが増えているとも聞きました。
コロナの影響で、一度「バラバラ」になった一人、一人が新しいつながり方を模索している時かもしれません。
そのつながり方の一つに、掃除を一緒に行うことも入る
と思います。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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