美容の第一歩は、 〇 を美しくすることから
アメリカの大統領であったリンカーンに次のようなエピソードがあります。
ある時、リンカーンの友人が閣僚にと推薦した人を採用しませんでした。
「なぜだ?」と友人が理由を聞くと、
「顔が気に入らないからだ」
と答えたそうです。
さすがに友人も「それはひどいじゃないか。生まれつきの顔に責任はないだろう」と批判すると
「いや、40歳以上の人間は自分の顔に責任を持つ必要がある。」
と言ったそうです。
そこには、人生経験を積んで、それまでの生きざま・考え方が自然と表情に表れるという真意があったようです。
顔は親から与えられるものですが、
40歳を過ぎるころから経験の重みや他人を受容する気持ち、自分に対する確信が顔に表れてきます。
実際、フランスでは「相貌心理学」が発達しています。
顔には、その人の内面(性格や思考傾向など)が表れてきます。自分の心の状態が表情として表れます。
一例として次のような関係があるそうです。
・人の話をよく聞く人は、「目じりが下がっている」
・目と目の間が広い人は、「好奇心が旺盛」
目と目の間が狭い人は、「一つの事に集中しやすい」
・思ったことをストレートに口にする人は、「正面から鼻の穴が見える」
・耳が正面から見える人は。「独立心が強い」
いつも穏やかな気持ちでいれば、ニコリと表情も柔らかくなります。和顔です。
しかし、いつも怒ってばかり、不平不満ばかり言っていると、口が「への字」に曲がっていきますし、眉間に縦じわも多くなります。
彫刻家の朝倉武夫さんは、「人がにっこり笑った場合は、16の顔面筋がゆるやかに運動し、反対に怒った時は、一瞬に63の顔面筋がひきつる」と言っています。
「顔は履歴書」と言われるのは、顔の変化があらわすのは、その人の内面の成長や後退、日々変わっていくことが顔つきに刻まれるがゆえに、「履歴書」たり得るからです。
また、「心を美しくすることが一番の美容法」と言えるかもしれません。
フランスのファッションデザイナーであったココ・シャネルは
20歳の顔は自然の贈り物。
30歳の顔はあなたの人生。
50歳の顔はあなたの功績よ。
と言っています。そして、
本当の美しさは「自分が自分らしく生きる」と決めたところから始まる
とも言っています。
品のよさや言葉遣い、しぐさといった内面の輝きを高めることが「美しい装いが似合う女性」への第一歩なのかもしれません。
イギリスの俳優であったオードリー・ヘプバーンは
美しい唇であるためには
美しい言葉を使いなさい。
美しい瞳であるためには
他人の美点を探しなさい。
と言っています。外見だけでなく、内面の美しさでも多くの人々を惹きつけた大女優ならではの言葉だと思います。
急には性格や思考の癖は変わらないかもしれません。
しかし、可能性が「0」でもありません。
年齢とともに皺も増えていきますが、「その皺も私の人生」と胸を張り、だから、(皺があっても)今の顔が好きです」と言えるようになりたいです。
まずは、朝起きて、鏡の前でにっこりと笑顔を作ってから出勤したいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。
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