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掃除の会に参加する しあわせ③~掃除によって「気づく力」が上がっていくと、全てがうまく回り出します。

 毎日にではありませんが、定期的に、徹底的なトイレや街頭清掃を続けているのは、一人の時とは違い、仲間の存在が大きく、また、掃除から得られるものを実感し始めてきたことが大きいと思います
ここで、私が感じた掃除の会の良さについて振り返ってみたいと思います。

参加して感じている掃除の会の良さは次の通りです。
➀ 掃除をきっかけにして、人とつながれる。ご縁が広がる。いい人ばかり。
② 自分に自信が生まれる。自己肯定感が高まる
③ 「気づく力」が上がる。それが、仕事や生活の質を上げることになる。
結果、成功する。

④ 仲間の発信を受けて、自分の気付きが深まる 
⑤ 地域に愛着がわくようになる 
⑥ 後始末について考えるようになり、自分がごみを捨てない人になれる

③ 「気づく力」が上がる。それが、仕事や生活の質を上げることになる。
結果、成功する。

 街頭清掃をすると、道沿いや田畑の中、用水の中のあちこちにごみが散乱していることが多いです。堂々と道の真ん中にコンビニ弁当などの容器が入った袋や空き缶などが捨てられていることもあります。
 定期的に同じ場所を掃除すると、植え込みやガードレールの下などに「隠れた」ごみに気づくようにもなります。また、タバコの吸い殻など小さなごみもパッと一目で見つけられることも出てきます。

 トイレ掃除で便器を徹底的に磨いて掃除をすると、便器の裏側や個室の隅っこにごみが固まっていることに気づきます。
 あるいは、見た目は「きれい」と感じても、触ってみるとぬめぬめとしていて、磨いてみるとうっすらと汚れがついていたことが分かったりもします。見る角度(視点)を変えることで、自分から汚れを発見することにもつながります
 そんな汚れの発見や触って確かめることを積み重ねていくと、いかに自分の見方が一面的だったか、あるいは「思い込み」「決めつけ」ばかりで、汚れに気づいていなかったか、「見えていなかった自分」に気づきます。
 

 掃除を続けることで、汚れを発見したり、見えていなかったごみに気づいたりする経験値が増えていくと、小さな「問題」に気づく力が上がります。この力は、掃除だけではなく、仕事や生活にも生かされていきます。
 
 例えば、朝、顔を洗う時、水を出しっぱなしにしながら歯を磨いたり、顔を洗ったりで水を無駄に使っていたことや、商品などの配置で、相手の立場になって考えてより良い場所の置き換えたりするなどです。

 一つ一つは、ものすごく小さな気づき、工夫です。

 しかし、その微差が積み重なると絶対差になります。それが生活のちょっとしたストレスを減らしたり、光熱費をわずかずつでも節約したりにつながり、生活や仕事の質をどんどんと上げていきます。ストレスが減っていき、滑らかになっていきます。
 
 気づく力は、ある意味、人間関係でも必要な力だと思います。
 相手の表情や言い方、態度、雰囲気。
 私たちは、「言葉」以外のところから、相手の気持ちを察したり、相手への言い方をかえたりしています。でも、それは、相手の様子、変化に気づく、読み取る力が土台になっています。
 
家庭でも、子供の「ただいま」の一言に、あれ、いつもと違うな?元気が無いな、何かあったのか?などと気付くことに結びつきます。そこで、「何かあったの?どうしたの?」と声をかけられるかどうかで、大きな問題(トラブル)を避けることにつながっていきます。


 掃除をしていると、汚れやごみを発見できるようになります。そして、その後、その汚れに応じて掃除のやり方をかえます。工夫します。
同じやり方が通用しない場合もあるからです。
そこに工夫も生まれますし、自分から「問題に近づく」力もつきます。
汚れを発見しても、見て見ぬふりをしたら、汚れはそのままになってしまいます。
掃除をする中で、当事者になって、自分で(時に仲間に助けてもらって)、何とかする力もついたなあと実感します。

 小さな問題をそのままにしておくと、いつしか大事故につながります。
 いかに、小さい状態の時に面倒くさがらず、人任せにせず、適切な対応ができるか?掃除によって、そんな対応力もつくのではないか
と感じています。
 
 皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。 

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