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怪我の功名 鳥の唐揚げが味付け失敗

先日鳥の唐揚げを大量に仕込む場面がありました。 いつもだとベテラン従業員が美味しくニンニクなど、すりこんでとてもジューシーな唐揚げが仕込まれます。いつもながら私がフライヤーで揚げます。
先日はベテラン従業員が忙しく他の料理を担当し、鳥の唐揚げは別の従業員(新人)でした。私も忙しく 担当した料理は把握しておらず、いつもの仕込みと思っていました。そんな話も知らずにさあ本番です!私はフライヤーで唐揚げがくっつかないように揚げます! うまそーと思いながら味見しました。すると ええええええええ??? 味がしない てか薄い これじゃお客様に出せない!!! 困った! 頭が真っ白です! あああやらかした!

時間が迫っておお客様は席に付き始めビールを飲みだしました。
今日の料理のメインは唐揚げです、他の料理もありますがとりあえず時間稼ぎ、大量に作った唐揚げ もう揚げてしまったし味付けは変えれない。
コショウをかけても中身の味は変わらないし・・・・・・
色々考えてもお客様はもう来てます。

 

よっしゃ!これだ!

フォークでその鳥の唐揚げに穴を開ける 砂糖 小麦粉 片栗粉 醤油 みりんを用意 フライパンで味を染み込ませる。 鳥の唐揚げの甘辛煮の完成

味見するとこれがまた超うまい!! お客様にお待たせしてしまい申し訳ございません! と提供します。  (お客様) おおお美味しいですね!
今まで鳥の唐揚げは常連さんにも出してましたが甘辛煮は初めてです。
ゴマもふりかけ、食欲もそそります!
一同に 肩の荷が下りました。 味付けを担当した人にはその内容は言いませんでしたが、ベテランの従業員には、今後鳥の唐揚げの担当を外れるときは、味付けを指導するようにお願いいたしました。
結果良い出来栄えでしたが、そのまま味見をせず提供してたらお客様の信頼を裏切る事になってたでしょう。 まさに(怪我の功名)でした。
この(怪我の功名)は人生の中ではたまに経験します。

失敗から結果成功するということわざですが、失敗したからこそ
得られるミラクルな出来事です。
私の店では今後 この鳥の唐揚げの甘辛煮をさらに美味しく研究して出していきます。 昔の私でしたらその失敗した従業員に注意して 注意された従業員も辛い思いをし 何も良い結果は出てないでしょうね!
それとその味付けが薄かった従業員に 味付が薄かった事が原因で結果 美味しい料理が出来てよかった!と言いたい所ですが それをすぐ話すと テレビドラマみたいなハッピーエンドにはならないので、時間が経過した後にお伝えしようと思います。(話すタイミングも重要です) 言わない方が良い時もありますけど・・・・・・

毎日がドラマのような職場 トラブルを笑いに変える事が容易にできれば良いのですが、私は従業員に言います、今日失敗した事を次にしないように!
失敗した事はしょうがないね でも同じ失敗を次にしないように努力するのは大事ですと言います。 今日失敗した事はあなたにとって良かったかもと話す時もあります。唐揚げの事は今回言いませんでしたが、発注ミスや配送ミスの時は必ずこのミスは次回はしないように心がけるようにと優しく伝えてます。一方的に怒鳴ったり 注意だけする昭和のやり方では今の時代には沿わないです。
さあ 今日は八宝菜を作ります! 頑張ります!






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