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組織設計就活レポート

お久しぶりです。 組織設計を目指して、就活を行ったのでそのレポートを書きます。 なお、企業名は伏せながら書くので、あらかじめご了承ください。 そもそも組織設計とは そもそも、組織設計とは意匠・構造・設備のチームを自前で持っている設計事務所のことかなと思います。ゼネコンに比べて施工しない分、自由で新しい挑戦をしていることが多く、花形は意匠設計なのかなと思います。 ゼネコンは施工で儲ける会社なので、花形は施工管理や、構造・設備に力を入れていることが多いです。 組織設計のスタ

    • 卒業設計大失敗!!!

      読んでいただきありがとうございます。今年卒業設計を行ったものです。 今までの投稿で卒業設計でいけそうな案を備忘録的な感じで書いていたのですが、今回はその総まとめ的な結果を述べようと思います。 まず、タイトルにある通り、大失敗!!!しました。(ポップに行っているけど、2日くらいショックで寝込みました。) 失敗の要因1:敷地デカすぎた 失敗の要因の一つ目として、敷地が大きすぎたということがあるかなと思います。僕の敷地は23haで東京ドーム5個分の土地がありました。この広さを

      • 悩み、就活どうしようかな

        こんばんは、今日は就活に悩んでいていることを書いて整理してみようと思います。 私は現在4年生の建築学科の学生です。来年から大学院に行くことが決まっていて就活はおそらく来年の今頃には始まっています。 設計系の職なら、ゼネコンや組織に行きたいなと考えていますが本当に自分がやりたいのは設計なのかということを考えています。 ランドスケープ的な大きな視点を小さなものを作ることで豊かな空間を作ることに興味を持っています。この興味に忠実に行くならアトリエ的な小さなものを作る会社に行きた

        • ~卒業設計案7~移築する象徴

          こんばんは、今日はニュースを見てて思いついた卒業設計案について書いてみようと思います。 移築する象徴という案にしましたが、内容としては象徴的な要素が移築して他の場所でまた象徴として働くというものです。 具体的には、お台場の観覧車を他の場所に移築する案を考えていましたが、フィクションでいったら他の東京タワーや水戸のタワーとかも面白いかなと思いました。 設計案としては、地方都市の百貨店にお台場や他の遊園地などの観覧車があれば移築するという案です。 この案で新しい点は、移築す

        組織設計就活レポート

          ~卒業設計案6~都市の陸の孤島

          こんにちは、今日は卒業設計案の陸の孤島について書いてみようと思います。 まず、陸の孤島という表現についてです。自分の中ではとても当たり前なのですがそれを一旦言語化してみます。 陸の孤島とは周辺に何もない場所を指すのではなく、交通などの便が非常に悪く手間がかかる場所のことを指します。 このような場所が東京にあると思います。その場所はおそらく川の中州や住宅街にあると予想されます。おそらくそのような場所には最寄駅がたくさんあるすべての駅からちょっと遠い不便な場所であると想像でき

          ~卒業設計案6~都市の陸の孤島

          ~卒業設計案5~緊張感のある建築

          こんにちは、今日は緊張感という単語から建築を想像するという手法の考え方の卒業設計案について書いてみようと思います。 まず、新建築を対象にして緊張感とい言葉を見てみました。内藤廣の虎屋など様々出てきます。では、その緊張感という言葉の中身について考えてます。 まず、1つ目の使われ方は構造などが飛び出していたりする時に使われる緊張感です。これは一見壊れそうでその空間を意識するということが前提にある言葉と取れます。 2つ目の使われ方は背の低い天井などに使われる緊張感です。これは天

          ~卒業設計案5~緊張感のある建築

          ~卒業設計案4~余白のある住宅、知育住宅

          こんにちは、今日は余白のある住宅について考えてみようと思います。 まずはじめに余白とは何かを定義しようと思います。余白とは住居の中で機能を持たない自由なスペースを表します。廊下や収納の余りがここに属することとなります。 ではこの余白で起きるアクティビティについて考えてみます。自分の幼少期の余白での思い出をベースに書いてみます。 私はドラえもんの収納で寝ることに憧れがあり、実家では収納にあのような2段のスペースがなかったためできなかったです。しかし、夏休みに祖母の家に遊びに

          ~卒業設計案4~余白のある住宅、知育住宅

          ~卒業設計案3~鯨骨生物群集から学ぶ建築

          はじめに今回も卒業設計で考えている案を書いてみようと思います。 今回のテーマは鯨骨生物群集(ホエールフォール)についてです。 鯨は死んだ後に死骸を中心として新たな微生物や生物が群を作り新たなネットワークの形成を行います。これは離散的な発生をする特殊な生態系となっています。 この離散的であることが建築的なつながりを持つなと思い取り上げてみようかなと思います。 ホエールフォールについてまず、このホエールフォールには4つの段階があります。 1つめに海底に沈んだ鯨の死肉をサメやカ

          ~卒業設計案3~鯨骨生物群集から学ぶ建築

          ~卒業設計案2~ 都市のヴォイド

          前回に引き続き、卒業設計案について書いてみようと思います。 この都市のヴォイドは様々な場所を定義する。昔は使われていたが現在使用されていないタワーパーキング 、廃墟と化した住宅、駅前で閉店した商店街、閉店した百貨店など現在建築として形のみは残っているものの取り壊しの費用が無く現在も残っているものを定義する。 これらのものの多くのものに共通する特徴として、都市部に存在しているということがある。今後のリモートワークなどによって地方に注力し出した時にこのような場所は徐々に増えて

          ~卒業設計案2~ 都市のヴォイド

          ~卒業設計案1~建築的シンギュラリティの展望

          こんにちは、今日は私が卒業設計のヒントとしようと考えているシンギュラリティについて書いてみます。 まず、シンギュラリティとは20年後ぐらいの世界に起きる技術特異点というもので、AIが人間の知能を超えていくということです。 このシンギュラリティが起きると人間の仕事の47%がAIに取って代わられると言われています。事務員や飲食店の料理人や給仕人は人に機会が取って代わると言われています。 それに対して高度な接客や医療職、芸術的な仕事は生き残ると言われています。 では、建築につ

          ~卒業設計案1~建築的シンギュラリティの展望

          国立西洋美術館 自然と対話のダイアローグの展示手法について

          先日(2022/06/04~9/11)開催されていた自然と対話のダイアローグの展示が非常に建築的な展示(美術館のキュレーション的で無い展示)という風に感じたため、今回はそれについて書いてみようと思います。 今回のテーマとしてある"対話"という言葉は目玉であるモネとリヒターの展示で一番明確に現れていた。モネの船遊びが雲が反射した水面に映った雲、これは焦点を持った雲を表す。それに対してリヒターの雲は焦点を持たないどこを見てもいいのかわからない不思議な絵であった。この二つを四角い

          国立西洋美術館 自然と対話のダイアローグの展示手法について

          動物化するポストモダンと建築的解釈

          本日は、動物化するポストモダン(講談社現代新書 東浩紀)を読み終わったのでなんとなく解釈と建築を学んでいることの共通的な認識や解釈を描いてみようと覆います。 まず、筆者の東浩紀はゲンロンという会社の創設者であり、建築家の浅子佳英さんの元職場でもあります。 浅子さんは現在はPrint And Buildという建築と出版を取り扱おうとする会社を立ち上げていたりします。このように筆者の東さんと建築のつながりが若干見えます。 まず、ポストモダンの前にモダニズムについてです。モダニ

          動物化するポストモダンと建築的解釈

          建築学科が見た李禹煥展(~11/7)

          今回は先日行った李禹煥展について書いてみようと思います。 まず、李禹煥は韓国出身ですが日本の大学に行ったりと日本に精通しています。彼はもの派と言われるグループというか思想というか、くくりに入れられることが多いです。もの派は素材感を通じてや素材の性質を使って表現することが得意な人たちかなというイメージで捉えるとわかりやすいかなと思います。 建築の観点から言いますと、ものを使って表現する人はあまり多くない(というか表現をすることがどういうなのかという点がありますが)ヘルツォーク

          建築学科が見た李禹煥展(~11/7)

          首都圏と地方の教育格差について肌で感じていること

          こんにちは、私は地方中枢都市から電車で1時間程度の少し離れた場所で塾講師をしています。 私は高校までは東京にいて、東京と地方は教育格差がかなり大きいことについて肌で感じています。なのでそのことについて書いてみたいと思います。 まず、東京(首都圏)の教育についてです。 私の高校は中高一貫と高校入学の2コース、6クラスがあります。特に偏差値などで大差はないですが、授業進度に差があります。 中高一貫は中三で数学IA、高一で数学ⅡB、高二で数Ⅲを履修します。高校入試組は高一で数学I

          首都圏と地方の教育格差について肌で感じていること

          大学4年生の経験則から教育についてなんとなくわかってきたこと

          こんにちは、私は塾で中学生と高校生に勉強を教えていて教育についてなんとなく思ったことがあるので書いていきたいと思います。 まず、私は公立小学校、公立中学校、都内私立高校、国立大学へと駒を進めています。公立小学校ではのうのうと生活し、中学校では初めは学年平均以下の成績でしたが3年生には10番以内に入るようになり、高校では真面目に勉強してきた。という経歴(?)です。 なので私はテストの点を取れる人も取れない人も気持ちが非常にわかります。 小学生は勉強することに抵抗をつけずに基礎

          大学4年生の経験則から教育についてなんとなくわかってきたこと

          (参考にならない)大学院試験勉強方法

          私は現在大学4年生で来年から大学院に進学します。 その大学院に進学するための大学院試験について参考にならないとは思いますが綴っておきます。 まず、なぜ参考にならないのか。これは私が建築学科だからです。 建築学科の院試はコースにもよりますが一般的なイメージする家を建てることやマンションを建てることを専門とするコースは即日設計という課題があります。 私の大学ではこの即日設計が総得点の6割を占める非常に大事な科目です。 即日設計は3~4時間で図面やパース(絵)を仕上げるという課題

          (参考にならない)大学院試験勉強方法