週刊「我がヂレンマ」<7月15日号>

 海の日。本来であれば、今日、木更津に行こうかと予定していたが、月曜日はレギュラー企画なので昨日にした、ということです。
 であるなら、今日は? 平日より少し遅め(午前7時まえ)に起床し、ゲームと読書、買い物のため駅前へ。
 この書き出しはランチ後に書いている。
 ここで書いてしまえば、後は楽であると踏んだからだ。休日の有効な活かし方であると。そんな邪まな考えで書きだすと、何を書いてよいか分からなくなる。ということは、何も考えていないということだ。
「書けない」は「考えていない」である。
 自己批判はこれくらいにして、今週のコンテンツ。
<メモについての解説と考察>
<購入した書籍の紹介>
<マンデーひとり歌会>
 明日から仕事ですが、まだまだ休みを満喫、そしてnoteをしっかりと書いていきます。それも楽しく、向上心を持って。
 前置きはもうかったるいので、始めます。

<メモについての解説と考察>

「ショーン・ストリックランド(1991年2月27日-)」
 は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。カルフォルニア州アナハイム出身。エクスリーム・クートゥア/ミレニアMMA出身ジム所属。
 元UFC世界ミドル級王者。UFC世界ミドル級ランキング1位。UFCパウンド・フォー・ランキング14位。
 荒んだ家庭環境で育ち、アルコール依存症の父親ら母親とともに身体的・精神的虐待を日常的に受けていた。
 14歳の時に総合格闘技のトレーニングを始め、2008年、17歳でプロ総合格闘技デビュー。KOTC世界ミドル級王座を獲得後、5度のKOTC王座防衛に成功し、13戦無敗の戦績を残す。
 がさつな性格から差別的で品性を欠いた暴言を吐くことが多く、これまで女性蔑視、同性愛嫌悪、人種差別など数々の物議を醸す過激な発言をしており、過去には「試合中に誰かを殺したい、これ以上の幸せはないだろう」といったサイコパス的な発言をしているが、こうした言動はブルース・バッファーやヴァレンティーナ・シェフチェンコなどから苦言を呈されている。

「ノミとディルド」
 これはショーン・ストリックランドの発言を訳し、切り抜いているユーチューブチャンネルでの発言。記憶が正しければ、両親のベッドの下を覗いたか、隠れた時に発見したもの。
 幾つもの蚤(ノミ)を纏ったディルド(性玩具)。「タンスの抽斗にでもしまっておけよ」とショーンも苦笑していた。
『ノミとディルド』
 どこか文学的な匂いがする。であるから、メモしたと思う。どんな作品かは分からないが。

「アニミズム」
 とは、生物・無機物を問わず、すべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方。19世紀後半、イギリスの人類学者、エドワード・バーネット・タイラーが著書『原子文化』(1871年)の中で使用し定着させた。
 この語は、ラテン語で「気息・霊魂・生命」などを意味するアニマ(anima)に由来する。日本語では汎霊説、精霊信仰、地霊信仰などと訳されている。

「破落戸(ごろつき)」
 とは、住所や職業が決まっていない、素行の悪い人。特に決まった仕事をしておらず、住んでいる場所もその時々で様々。どうやって生活しているかと言えば、賭け事や悪事でお金を儲けている。
 多くの場合、喧嘩好きの乱暴者、ゆすりとたかりを好む悪人です。しかし、ただ単に生計が立たずに身を持ち崩した人を表す際にも使われます。
「破落戸」は中国由来の言葉で、中国語で落ちぶれた家柄を表す。
「戸」には家や世帯、家族といった意味がある。
 家が破滅して没落してしまった、家業が無くなったため仕事がない。住宅もお金の為になくしてしまった。
 そうして落ちぶれた人は日本語でいう「ごろつき」や「ならずもの」。 
 このようにして「破落戸」という熟字訓が出来上がっていった。

「佐藤忠良(1912年7月4日-2011年3月30日)」
 は、日本の彫刻家。新制作協会彫刻部創設会員。
 生き生きとした女性像などをブロンズや木彫で表現した。本の装幀の仕事もこなし、福音館書店版の絵本『おおきなかぶ』の挿絵なども手がけた。
 出身地にある宮城県美術館には、「佐藤忠良記念館」が併設、日本で最も多い約600点の彫刻作品を収蔵。
 その他、滋賀県の佐川美術館の佐藤忠良記念館、札幌芸術の森「佐藤忠良記念子どもアトリエ」、国立近代美術館、国立国際美術館など、日本全国各地に佐藤忠良の作品が収蔵・展示されている。
 女優の佐藤オリエは娘。
 作品のモデルを務めた彫刻家の笹戸千津子は弟子。

「夢遊病の極端なやつ」
 睡眠時遊行症とは、睡眠中にもかかわらず体動が出現し、ぼんやりと歩き回る症状。それの、極端なやつ。単に、寝不足では? いや、意識不明でずっと眠っているのに、短時間ではなく、一日中歩いたり、動いたりしている。眠っているため、話しかけても答えはなく非常に不気味である。
 使い道があるかは分からないが、面白味はある。

「浜金谷駅」
 は、千葉県富津市金谷にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)内房線の駅である。鋸山ロープウェー鋸山山麓駅が近隣に位置する。千葉県最西端に位置する駅である。
 島式ホーム1面2線を有する地上駅。木造駅舎を備える。駅舎は金谷港側に建てられており、ホームとは跨線橋で結ばれている。
 JR東日本ステーションサービスが受託する業務委託駅である(木更津統括センター〈君津駅〉管理)。自動発券機(Suica対応)、簡易Suica改札機が設置されている。トイレは男女別の水洗式。

<購入した書籍の紹介>

「告白」
                               町田康
 町田康「告白」に出会った新入社員より。
『むさぼるようにページをめくり、頭を殴られたような衝撃。
 はじめまして、中央公論新社・新入社員の岡田です。絶望的な厚さに、はじめはたじろぎました。しかしご安心ください。
 軽妙な河内弁で語られる幼少期の主人公・熊太郎にすぐに引き込まれました。不器用で上手に生きることができない熊太郎は、のちに世紀の大犯罪者と成り果てることとなります。
 それにもかかわらず彼のことを思わず涙を必死にこらえて見守ってしまうのは、きっと私だけじゃないはずです。とにかく手に取ってみてください。人生の一冊となることをお約束します。

『第41回 谷崎潤一郎賞受章』
『朝日新聞識者120人が選んだ平成の30冊、第3位』

 人はなぜ人を殺すのか――。
 河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。
                        <解説> 石牟礼道子

「そして誰もいなくなった」
                        アガサ・クリスティー
                            青木久惠・訳
『湊かなえ、大絶賛!! 人生でいちばん驚いた! 記憶を消して読み直したい』

「全世界で1億部突破! 十人の男女によるデスゲーム」

 その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼の過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く・・・・・
 そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されていく!
 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。
                           解説:赤川次郎

「火の書」
                      ステファン・グラビンスキ
                            芝田文乃・訳
『炎躍る、血が湧き立つ。』

「生誕130年を迎えた、ポーランド随一の狂気的恐怖小説作家ステファン・グラビンスキによる怪奇幻想作品集。〈火〉をテーマとする短篇小説と、自伝的エッセイ、インタビューを収録。」

『目眩めく紅蓮色の怪夢、病み憑きの陶酔と惑乱の書。』

著者について。
ステファン・グラビンスキ
 1887年、オーストリア=ハンガリー帝国領ガリツィア・ロドメリア王国のカミョンカ・ストルミウォーヴァに生まれる。
 ルヴフ大学でポーランド文学と古典文献学を学び、在学中に作家デビューするが、卒業後は教職に就く。
 1918年に短編集『薔薇の丘』、1919年に連作短編集『動きの悪魔』を発表し注目を集める。短篇を本領とし、『狂気の巡礼』『不気味な物語』『火の書』『情熱』といった短編集を次々と出版した。
 ポーランド文学史上ほぼ唯一の恐怖小説ジャンルの古典的作家。1936年に死去。近年、国内外で再評価が進み、〈ポーランドのポー〉〈ポーランドのラヴクラフト〉として知られる。

芝田文乃
 1964年、神奈川県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。ポーランド語翻訳者、写真家、エディトリアル・デザイナー。1992年より東京、クラクフ(ポーランドの古都)などで写真展開催。
 訳書にレム『高い城・文学エッセイ』『短篇ベスト10』、コワコフスキ『ライロニア国物語』(いずれも共訳、国書刊行会)、ムロージェク『所長』『鰐の涙』(未知谷)、グラビンスキ『動きの悪魔』(国書刊行会)などがある。

 渋い赫で、手の平がかたどられ、帯の字体すら拘られた装幀がカッコよすぎてジャケ買い。「本」というより「書」という趣き。

「太陽と乙女」
                             森見登美彦
『ルパン(三世)のようにはなるまいぞ。せっかくの獲物を女性に奪われるのはいやだ。/私は電熱器で魚肉ハンバーグを焼き、北白川別当の「ジュネス」で珈琲を飲み、北白川天神のそばにある「天神湯」に通っていた。
/このままでは男汁に沈没してしまうからと乾坤一擲、己のうちなる可愛いものを結集して執筆したのが『夜は短し歩けよ乙女』である・・・・(本文より)』

 少年の頃から物語を描いていた。我が青春の四畳半時代。影響を受けた小説、映画、アニメーション。スランプとの付き合い方と自作への想い。
 京都・東京・奈良をぶらり散策し、雪の鉄道旅を敢行。時には茄子と化したり、酔漢酔女に戸惑ったり。デビュー時の秘蔵日記も公開。仰ぎ見る太陽の塔から愛おしき乙女まで、登美彦氏がこれまで綴ってきた文章をまるごと収録した、決定版エッセイ大全集。

「リバー・ワールド」
                              川合大祐
『トマト屋がトマトを売っている 泣けよ』

 川合大祐が溢れんばかりに繰り出す作品によって僕は「現代川柳」を知った。ここで歌われているのは距離だ、と僕は思う。異質なものを距離を超えてつなげるのではなく、距離そのものを結晶にし、つながらないものたちがそれでも一個の出来事になるのだ。
                            ――千葉雅也

川合大祐(かわい・だいすけ)
 川柳作家。1974年長野県生まれ。「川柳仲間 旬」同人を経て、「川柳スパイラル」同人。ブログ「川柳スープレックス」共同執筆者。著書『川柳句集 スロー・リバー』(あざみエージェント、2016年)、共著『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房、2020年)。

ゴリラ撃つ人びとばかり船の上

世界なりサンダーバード糸切れて

エスパーが社史を編纂しない初夏

羊歯積んで電車のようなものに乗る

美大生ポップコーンのーのなかに

道長をあまりシベリアだと言うな

文集に埼の字がない養成所

カタルシス濡れせんべいが濡れてから

無をおそれつつ学研に出す葉書

零のまえ火とかぞえたる老賢馬

「督戦隊[復刻版]」
                              別院一郎
『幻の”新作”、完全復刻!』

とくせんたい【督戦隊】
自軍の部隊を背後から監視し、命令なき退却を阻止する部隊。戦闘を継続させるためには、
敗走する
自軍の兵士を
容赦なく
攻撃し、
殺害する。

「中国人兵士が自ら中国軍の腐敗と略奪を描き、戦後GHQによって没収・廃棄された問題作、『敗走千里』(陳登元・著、別院一郎・訳/昭和13年刊100万部超のベストセラー)その、わずか4カ月後に刊行!

破壊、
私の胸に忽然と、ある不吉の影がさした。『敗走千里』の影響力を恐れた国民政府の回し者が、秘かに得意のテロによって、陳君を片づけてしまったのではないか――。(略』

略奪、
陳登元君は、消息不明となる数カ月前、その私信の中に貴重なそれらダイヤモンドの二、三個を封じこんで送って来てくれた。それと、『敗走千里』の残余の材料を骨子として書き上げたものが、つまり、この『督戦隊』である。――著者・別院一郎

殺人、
前作『敗走千里』のい刊行後に残された資料を基に描かれる、中国軍兵士たちの真実の姿!

脱走。

<マンデーひとり歌会>

 歌人・K、今宵も今週も「五七五七七」「季語はいらない、使用可」という最低限のルールを守って、詠いあげていきます。
 ひっそりと。数少ない誰かに向けて。そもそも短歌を始めたのは、ワードセンスを磨くためである。そのせいで、歌集をちらほら、川柳にも手をだして金が言葉の束に消えてゆきます。
 短歌を詠うことが学びになっているのか、成果はあるのか、今のところ分かりかねるが、ま、続けていきます。継続は力なり。
 ちなみに「川柳」は短歌から「七七」を抜いたやつ。という解釈をしています。川柳はやりません。今のところ。
 と、いうことで詠いましょう。

海へ行く木更津の町磯のにおい汗がだくだく寿司はぱくぱく

木更津がかつて賑わい今寂れアクアラインで片や繁栄

生き恥を晒しあげては上塗りで重ね固めて心に亀裂

汗をかき無様に歩む生きるため燃ゆる思いがゆく先灯す

夏の夜さっぱり食べて満腹で流水麺蕎麦ののどごし

酒呑んでアテでいっぱい腹ふくれ酒量減り老化実感

どんぐりこ拾って喰うてポッケ入れ椎の実食うて駆けてく子供

おっぱいとケツばかり見る稀に見るたまらん思い届かぬ肢体

過去を見て振り向きざまに頬を打つ不意打ち食らい意気消沈

めくるめく巡りくる時流されて足はつかずでどっちつかずね

 どうでしょう。十首詠ってみました。毎日少しずつ、町田康先生や加藤楸邨先生に、寺山修司先生なんかを読んでいる成果はでているのか。
 いや、自分の感覚を研ぎ澄ます必要がある。他者はあくまで参考や、純粋な楽しみであって、血肉の一部、細胞の一つになればいいのだ。これからも詠っていくしかない。少々無様でも、書く為ならそれも厭わず、ただひたすらに詠い、書いて、前進したいもんです。
 短歌とは関係ないですが、これからについて色々と考えてます。
 継続は力なりといっても、惰性で停滞していたら、まるで無駄である。
 長編小説にチャレンジしよう。そう思いながら伸ばし伸ばしになっているので、いい加減、本格的に構想を纏めよう。
 そんなことを考えている梅雨の終わり、比較的涼しい夜でした。




 
 
 
 
 
 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?