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ホームズくんと学ぶ!おとり物件の消費者への影響って?

■はじめに

前回までで不動産広告のおとり広告「おとり物件」について詳しくなったホームズくん。今日もLIFULL HOME’S 情報審査グループにやってきました。

前回はコチラ!

ホームズくんが情報審査グループの職場にやってきた画像

ホームズくん:
こんにちは~っ!遊びに来たよっ!

情報審査:
ホームズくん!こんにちは!

ホームズくん:
前回お話ししてもらったことの続きが聞きたくてまた来ちゃったよ~っ!

情報審査:
ありがとう!では、今日はその続きから一緒にお話ししていきましょうか。

ホームズくん:
わーいっ!わくわくっ!

■どれくらいの消費者が引っ越し中におとり広告と遭遇したことがあるの?

情報審査のひとにお話を聞くホームズくんの画像

情報審査:
ところでホームズくん、今年1月にLIFULLが消費者に対して「おとり物件」に関する調査を行ったことは知ってる?

ホームズくん:
「おとり物件」って知ってる?とか、実際に遭遇したことがある?って聞いたものだよねっ?

情報審査:
その通り!このような方々を対象にして調べてみました。

[調査概要]
○調査対象  全国18歳~69歳の男女9,104名(男性4,446名 女性4,658名)
○調査方法  インターネット調査
○調査期間  2022年1月15日(土)~1月16日(日)

株式会社LIFULL

ホームズくん:
ふむふむっ!

情報審査:
その結果、なんと、直近3年間にインターネットの住宅総合検索サイト(※)で賃貸検索を利用した人のうち、実に46.8%が「おとり物件に遭遇したことがある」と回答しているんです。
※LIFULL HOME’S以外も含む

おとり物件に遭遇した人の割合に驚くホームズくんの画像

ホームズくん:
わわっ!半分もっ!?
そんなに「おとり物件」に遭遇しているんだねっ!

情報審査:
思った以上に多いですよね。
とくに、18歳~29歳では約2人に1人、52.5%が「募集終了物件の遭遇経験がある」と回答をしているんです。

直近3年以内の「募集終了物件」遭遇経験についての調査結果画像。18歳~29歳では約2人に1人、52.5%が「募集終了物件の遭遇経験がある」と回答をしている

ホームズくん:
若い人達が多いんだねっ!なんでだろっ!

情報審査:
進学や就職などで初めて引っ越しする方々も多いからなのかもしれませんね。
やみくもに沢山の物件に問い合わせをした結果、募集終了物件に遭遇してしまうことも多くなってしまうのかもしれません。

ホームズくん:
なるほどっ。初めてのおうち探しの時ほど要注意ということだねっ!

情報審査:
そうですね。
初めてのお部屋探しでは特に、住み替えをした経験者に意見を求めたり、色々な物件を見て比較したりして、冷静に判断することが大切となってくるのかもしれませんね。


■消費者の「おとり物件」に対する認識ってどれくらい?

ホームズくん:
おうち探し中に「おとり物件」に出会ってしまったみんなは、どんな風に思ってるのかなっ

情報審査:
実は、消費者の多くは「おとり物件は仕方ないもの」と認識していることもこの調査で分かったんです。
「募集終了物件の遭遇経験あり」と回答した人のうち、約8割(81.6%)が「残念な気持ちはあったが、仕方がないと納得した」と答えているんですよ。

問い合わせた物件が「募集終了」と聞いた時の気持ちについての調査結果画像。「残念な気持ちはあったが仕方ないと納得した」が81.6%を占める

ホームズくん:
みんな怒っちゃうんじゃなくて、仕方ないって思っちゃうのかぁっ!

情報審査:
そのようです。
消費者からすると募集終了物件が「おとり物件」なのかを確認できないから、「そういうものか」と納得する以外ないみたいです。

情報審査の人に話しかけるホームズくんの画像

ホームズくん:
「おとり物件」という言葉を知っている人はどのくらいいたの?

情報審査:
言葉の意味を理解しているのは1割程度、という結果でした。

「おとり物件」という言葉の認知度についての調査結果画像。言葉の意味を知っていると答えた人は1割程度という結果となった

ホームズくん:
そっか~っ!あまり知られてないんだねっ!

情報審査:
はい、「おとり物件」が不当表示である事についてご存じでない方も非常に多いということが分かりました。
「おとり物件」の意味を伝えた上で改めて、直近3年間において「おとり物件に引っかかってしまった可能性があるか」を確認したところ、およそ4人に1人、約28%が「可能性がある」と答えているんですよ。

直近3年以内に「おとり物件」に引っかかった経験についての調査結果画像。おとり物件に引っかかった可能性があると約28%が回答している

ホームズくん:
そうなんだっ!
「おとり物件」について知らなかっただけで、ほんとはそんなに被害にあっている人がいるんだねっ!


■「おとり物件」が消費者にもたらす被害とは?

情報審査:
ホームズくん。
ここまでLIFULLが行った調査の結果をもとにお話ししてきたけれど、ここからは一歩踏み込んで、「おとり物件」が消費者にもたらす「被害」について追加調査した結果を見ていきましょう。

[調査概要]
○調査対象  全国18歳~69歳の男女1,000名(男性502名 女性498名)
○調査方法  インターネット調査
○調査期間  2022年2月5日(土)~2月6日(日)

株式会社LIFULL

ホームズくん:
え~っ!どんな結果だったの?

情報審査:
まず、直近3年間において住宅総合検索サイト(※)で賃貸検索を利用した人のうち、実際に「不動産会社や店舗に足を運んだ」、「引っ越し先の地域に足を運んだ」など、お部屋探しのために実際に移動の手間をかけた人は約57%にのぼることがわかりました。
※LIFULL HOME’S以外も含む

お部屋探しのために実際に移動の手間をかけた人は約57%にのぼることを示す画像

ホームズくん:
ふむふむっ
おうち探しのときには、現地に足を運んでみたくなるもんねっ!

情報審査:
そうですね。周辺環境も分かりますし、現地に足を運ぶ人が多いようですね。

さらに、上記57%の人にお部屋探しで実際にかかった費用を聞いてみたところ、平均金額は3,600円でした。なかには「1万円以上」と回答した人も15.4%いました。
また、移動の有無にかかわらず、お部屋探しにかかった時間は平均8時間でした。

直近3年以内に「おとり物件」に引っかかった経験をした人が賃貸物件探しで実際にかかった費用は平均3,600円、かかった時間は平均8時間という調査結果を示す画像

ホームズくん:
わっ!たしかに色々なおうちをみるために移動するとなると、お金も時間もたくさんかかるよねっ!

情報審査:
そして、これらを元に「おとり物件」の被害額について推計値を算出したところ…なんと、日本全国で「おとり物件」による被害額が年間推計30億円であることがわかりました。

ホームズくん:
さ、30憶円っ??
おにぎり何個買えるんだろうっ!

沢山のおにぎりに埋もれて嬉しそうなホームズくんの画像

情報審査:
莫大な金額ですよね。

この結果を聞くと、「おとり物件」は時間面でもコスト面でも消費者にとって負担が発生するものであり、決して「仕方ない」で片づけられる問題ではない、というのも分かるよね。

ホームズくん:
うんうんっ

情報審査:
不動産会社側での課題だけではなく、お部屋探しをする消費者の方々も問題として認識すること。それが「おとり物件撲滅」への一歩となるのではないかと思います。

ホームズくん:
と~ってもためになったよっ!
でも、「おとり物件」に出会わないようにするためには、おうちを探しているみんなが気をつけるしかないのかなっ!
ボク、みんなには「おとり物件」を気にしないでおうちを探して欲しいよっ!

情報審査:
ホームズくん、安心してください!
今まではあくまで「おとり物件とは何か?」の説明をしました。
今度きたときには、「おとり物件撲滅」のために私たちが取り組んでいる業界初の取り組みについてお話ししますよ!

ホームズくん:
わっ!ついに「おとり物件」を無くす方法が聞けるんだねっ!
すっごく楽しみっ!絶対また遊びにくるから、忘れないようにカレンダーに印をつけておこ〜っ

情報審査の人のもとから去るホームズくんの画像

■次回予告

次回のNote更新は1月中旬頃を予定!
不動産業界のおとり広告「おとり物件」を撲滅する為のLIFULL HOME'S独自の取り組みが明らかになります!乞うご期待!!

■今日のまとめ

直近3年間にライフルホームズ以外も含めたインターネットの住宅総合検索サイトで賃貸検索を利用した人のうち、「おとり物件に遭遇したことがある」人は46.8%!
「おとり物件」の存在を約9割の人が知らない!
「おとり物件」による被害総額は年間推計30億円!
✅利用者の皆さんも「おとり物件」を問題として認識する事が「おとり物件撲滅」の大切な一歩!

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