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【水瀬いのり】いのりまち町民集会2024アコースティックライブ感想

※軽くネタバレが含まれていますのでご注意下さい。セトリの記載はありません。

 2月4日。声優・水瀬いのりのファンクラブイベント『いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-』埼玉公演昼の部を現地で参戦した。めちゃめちゃギガント最高だった。昨年10月のSCRAP ART神奈川公演で闇落ち(↓)してから早3ヶ月、今回の町民集会でようやく胸を撫で下ろし、清々しい気分になった。

 自身初のアコースティックライブということで、ギターやキーボードなどお馴染みの楽器に、今回はバイオリンやウッドベース、パーカッションも加わり、全ての楽器の音色が心地よく聞こえた。特にバイオリンは生で聴く機会が無いから個人的に凄く新鮮に感じた。従来のライブとは異なり「おい! おい!」等の合いの手や声援が一切なかったことで、歌声や演奏をじっくり集中して聞き込めたのも良かった。

 お便りコーナーでは音楽的に深い話も聞くことが出来た。「アコースティックライブで意識していることは何ですか?」(うろ覚え。以下同)みたいな町民の質問に対し、「音源よりもBPMが大分下がる曲は歌い方がいつもと違ってくるので特に注意している」(水瀬)、「マニピュレーターが居ないから(水瀬が)好きなタイミングで自由に歌える」(パーカッション担当)、「ギターが一人しか居ないから空白の部分がどのように聞こえるか興味深かった」(ギター担当)など、やる側でないと分からない貴重な話を埼玉昼でしか聞けないのはとても勿体ないと思った。私は運が良かった(※繰り返しますが台詞はうろ覚えなので実際とは異なります)。

 そして何よりも、“涙”“しんどい”の印象が強かったSCRAP ARTツアーとは対照的に、今回のアコースティックライブは常に“笑顔”で“楽しそう”だった、これに尽きる。笑顔で身体を大きく自由に動かし各バンドメンバーとアイコンタクトを取りながら歌う。これを見られただけでも安心した。今、彼女は本当にやりたい音楽をやれているのだなあとしみじみ。しんどかった、涙を流した時期を乗り越えた先にこの笑顔があると思うと感慨深い。

 “人を楽しませるには、まず自分から”。これが大事なのだと改めて感じたライブだった。SCRAP ART福岡公演の幕間映像で「今は皆さんを楽しませるけど、なによりも自分の心が楽しめているか、というのを一番に考えるようになった」と発言していたらしいが、その意味が今回で良く分かった。自分が楽しんでいる様子を見せることで観客も楽しませることが出来る。言葉で言うのは簡単だが、ちゃんと体現したのだから水瀬いのりは声優のみならず歌手・パフォーマーとしても完璧で究極のフェーズに到達したと私は断言したい。

 私はただ声優・水瀬いのりを7年間応援し続けただけなのに、それだけでアコースティックライブという未知の世界に触れることが出来たのは音楽的にも貴重な経験となった。この先も彼女を追い続ければ、もっとたくさんの新しい景色を見られるのかもしれない。これからもどんどん新しいことに挑戦して欲しいし、何よりも自分の“やりたいこと”を“笑顔”でやり続けて欲しい。

【おまけ】物販待機ガチ勢

 町民集会当日は始発で大宮に行き、朝6時40分には会場(ソニックシティホール)に着いていた。10時からのグッズ販売を待機するためである。

AM6:40。何故か隣のホテルの方を写真に収める

 私は物販待機ガチ勢である(そんな言葉は無い)。これまでもあらゆる声優ライブの当日物販に早朝から並んだ。始発で会場に向かうこともあれば、会場近くの漫画喫茶に前乗りして朝5時前から並ぶこともあった。こんな奇行を5回以上は平気で行っている。

 でもそれは仕方の無いことで、例えば昨年9月のLiella! 4thライブ東京公演(武蔵野の森総合スポーツプラザ)の当日物販は朝6時半の時点で既に100人以上の待機列が出来ていた(これも始発で行きました)。先頭の数名は徹夜組だったという(※禁止行為)。このように私みたいな物販待機ガチ勢はたくさん存在しており、10時開始だからと言って10時ジャストに行ってもお目当てのグッズが売り切れになることも往々にしてある。ましてや今回は友人に委託されているので絶対にゲットせねばならないのだ。

 で、当日。朝は気温2~3℃予報だったこともあり、防寒対策はしっかり行った(ニット+ボアフリース+コート)が、それでも寒かった。会場の物販待機列を探すもなかなか見当たらない。嫌な予感がしたので正面入口前でスマホを操作している一人の男性に恐る恐る話しかける。

「あの、すみません。もしかして町民集会の物販の待機で来ていますか?」

「そうですね。ここかは分かりませんけど」


 一 人 し か 来 て い な か っ た


 今回は事前通販も行っていたため、大半の町民はそこでゲット済みだったようである。こんなに早く来る必要は無かった。参考までに今回の待機人数は朝8時半で20人弱、9時で約50人、9時半頃にようやく100人を超えた。少なすぎる。

 そして、実質2人目だったはずの私は列移動の際に順番が変わり、6人目になってしまった。それはそれで腑に落ちない。お目当てのグッズは余裕で購入できたが、もう二度と始発で行かない。

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