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仕事の速度とクオリティーどちらを取るか問題

 仕事を丁寧にやろうとすると時間がかかる。
 かといって時間を意識するとクオリティーが落ちる。
 この矛盾をどうやって乗り越えるか。

 私は社会人を14年やってきて、この問題に何度も直面した。
 上司や先輩からしっくり来るアドバイスはそんなに貰えなかった。
 皆、最初は「丁寧に、正確に」と言うのだが、その言葉に甘んじているとそのうち「急げ」と言われるようになる。
 この塩梅が最初のうちは難しいと思う。

 少なくとも私の経験上、上司や先輩はこの問題の具体的な解決策を教えてくれないことが多かった。せいぜい

・手の動きを速くする
・歩くのではなく早歩き(走ると逆に危ない)
・速くやろうという意識を持つ
・時計をこまめにチェックする

 教えてくれたのはこれくらいだろうか。

 昨年だろうか。社会人14年目にしてネットがようやく教えてくれたのである(それまで知らずにずっと悩み続けた自分が恐ろしい)。
 以下、ネットで見つけた3つの大事な言葉を述べる。

1.拙速巧遅(せっそくこうち)

 とある声優のツイートで知った言葉。中国の格言で、「拙速(拙くても速い)は巧遅(巧みでも遅い)に勝る」という意味。他責は良くないが、この言葉を上司や先輩の誰一人教えてくれなかった(または知らなかった)ことに疑問が残る。ちゃんと四字熟語とか勉強していれば自力で気付けたのだろうか。

2.爆速の60%

 noteのとある記事で発見。100%丁寧にする必要は無い。60%くらいの丁寧さを維持しつつ速度を優先することが大事。

3.クオリティーは必要な水準さえ満たしていればそれ以上は基本的に必要ない

『教えて!goo』で教えていただいた言葉。そのまんまである。


 3つの言葉を並べたが、3つとも意味は同じである。もちろん芸術家などであれば速度よりクオリティーが大事になって来ると思うが、一般的な仕事には大体当てはまるはずである。


 3つの言葉のうち、貴方にとってしっくり来るものを一つ覚えて帰って下さい。この言葉を意識するか否かで動き方が全く違ってきます。本当です。


 ちなみに、他にも効率的な動き方とか、最適な精神状態(「急ぐ」と「焦る」は違う)とか大事なことは色々あるのだが、そのあたりの良い答えは私も出せていないので省略する。

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