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先生とわたし

先生と出会ったのはいつ頃かあまり記憶がない。
猫とつく先生は不思議な人である。
最初は正直変な人として警戒していた。

いつのころからかわたしのハンドルネームをもじって呼ぶのが先生の習慣となっていた。
稀有な才能の持ち主であると聞いてはいたが私がそれを目の当たりにするのはもう少し後のこととなる。

先生は普段あまりまともなことを言わない。
だが先生の放つオーラは不思議と嫌な感じを与えず、むしろムードメーカーとして異彩を放っていた。

ある日のことである。
私が枠主としてMCをしていたラジオ配信にて、先生がゲリラライブ配信をしていたのに聞き逃したことを悔いていると先生が突如現れた。

「聞きたいのか~?」
突然コメントしてきたので私は咄嗟に聞きたいと答えた。
すると、、、

なんと、いきなりあがってきた先生はこの後演奏をしてくれるというとおもむろに準備を進めて、あっという間に私とリスナーさんを魔法の世界へと誘った。

圧倒的な表現力に私をはじめリスナーの皆さんは虜になっていった。
私は感激のあまり配信中にもかかわらず、声をあげて泣いてしまった。
しかし泣いていたのは私だけではなかった。
リスナーの皆さんも泣いていたのだ。
なんという人だ。
これが先生の音楽の力なのかと圧倒されてしまった。

先生はおそらく照れ屋である。
冗談を身にまとい、ふだんはまともなコメントしない先生であるがひとたび演奏をするとあっというまに音楽という魔法をつかってみんなの心をわしづかみにしてしまう。

そして、先生のやさしさを私とリスナーの皆さんは感じていたことであろう。その空間はとてもやさしい空間となっていた。
しばらく余韻に包まれたまま、その日の放送は神回となった。

そのあとも連続して先生は私の枠を訪ねてくれた。
しかも、とびっきりの演奏をプレゼントしてくれた。
先生、私をどうするつもりですか。。。

照れ屋のわたしではあるがここに先生に感謝の意を表したい。

先生、すばらしい演奏ほんとうにありがとうございます。
これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

そして、

愛してるぜ先生~!!

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