子供と過ごして感じる「幸福」はスゴイ
最近は土日の朝8時に、マンションのプールに娘と遊びに行くのが習慣となっている。プールの中で水に浸かりながら、娘と外の景色を眺めるのが幸せのひとときなのだ。
以前は幸福を感じるタイミングと言えば、仕事で何かを成し遂げたり、新しいスキルを獲得したり、周りから良い評価を受けたり、と達成感を感じるタイミングとほぼ同義だったと思う。なので、勉強したり仕事に浸ることが幸福を感じることに繋がっていた。
ところが、最近は娘とゆっくり過ごす中で、全く異なるタイプの幸福を感じるようになった。というより、この安心から得られる感覚こそが、本来ヒトとしての「幸福」なのだろう。冗談抜きに、人生他に何もいらないわ、という感情になるのだ。これは達成感から得られるドーパミンじみた幸福っぽい感覚とは全く性質が異なるので、いくらものすごいことを達成してもこの「幸福」の境地には至れないと思う。これは、りんごとオレンジを比較するようなもので、いくら頑張ってもりんごをオレンジにすることはできない、みたいな話である。
たしかに、仕事で抜きん出るため、競争に勝つためには、ドーパミンじみた達成感から得られる幸福感は大切だと強く思っているが、この「幸福」は全く逆の性質があるので、リタイアするまではこれらの相反する感情をうまくバランスさせていきたいと思う。
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