自己愛性パーソナリティ障害の家族のエピソード②(幼少期)

親戚のおじいちゃんが亡くなった時のお葬式での出来事。
3人兄弟の中でも、特に私のことをよく可愛がってくれているおじいちゃんだった。

おじいちゃんの棺桶の前で、
姉が私に、

「おじいちゃん死んじゃったね。
棺桶の中の死んでるおじいちゃんどう?」

と聞いてきた。  

私は、おじいちゃんに1番可愛がられていて
それを嫉妬している姉の気配を日頃から感じとっていた。

ここはおじいちゃんのことを少し悪く言って、
姉の機嫌を取っておこう。
そう子供ながらに思って、

「んー。蝋人形みたい。」
と言った。

その瞬間、

「この子、おじちゃんのこと蝋人形見たいって言ったー!」
と姉が全員に聞こえるように大きな声で叫んだのだ。

姉の悪意のある言動と、
その時の自分の感情は、今でも鮮明に残っている。




ちなみに、このエピソードを
後日大人になって、母親に話したところ、

「まぁ、子供だから悪気なく言ったんじゃない。」
と済まされたのでした。

私は子どもだからこそ正直に出たのではないかと思う。
さらにはこれも最近になりようやく気づいたのだが、うちの母親、父親共に毒親なのでこんな話が通じなくても当たり前なのであった。

相談する相手を間違えたのだった。

それもそのはず、
この親が育てた娘なのだから。
親も親なら子も子とはよく言ったもので、その親がうちの娘が自己愛性パーソナリティ障害だなんて気づくはずもなかった。

とはいえ、そんな私も、この毒親から生まれ育ったのかと思うと、自分も人様に大変な迷惑をかけているのではないかゾッとする。

精進したいこの頃なのである。


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