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営業自粛を決めたあとにしていたことの備忘録 Ep 4.2

辛うじて3月前半は新規の患者さんも来ていたのですが、報道が過熱するに連れてキャンセルの電話が入ります。新型コロナウイルスの影響により、4月初旬から治療院の営業を自粛することになりました。

やはりこの状況では、自分の生命を守ることが優先です。
営業を自粛したことで時間はある。それなら何ができるのか、手探りしながら経験したことを記録しておきます。

元気を失わないために

最初にしたのは、家にいてできる情報収集でした。
もともとFacebook、TwitterなどのSNSをしていましたが、時間の隙間を埋めるかのようにネットサーフィンをするようになりました。
ひとり治療院でどこの組織にも所属していないとなると、自ら情報を取りに行かなくてはなりません。

そこで意識していたのは、目的を持って情報を集めること。
ネット上には洪水のように情報が溢れています。ただむやみに字句や映像を追っていても価値は生まれません。
とくに気をつけたのは、マスコミが煽るネガティブな情報を避けること。

「今日は何人の感染者が出ました」
「◯◯県で初の感染者が出ました」

そんな情報ばかりに目が行ってしまうと、自然と気持ちも塞ぎ込んでしまいます。

「健康な人のやる気をなくすにはどうしたらいい?」
「大きな病院の待合室に2時間も座っていれば、帰りには元気なく歩いて出てくるよ」

日本の医療機関を皮肉った笑い話です。
ネガティブな情報、沈んでいる空気に触れ続けていると、人は知らず知らずのうちにやる気をなくしてしまいます。その最たるものがうつ病と呼ばれるでしょう。
治療家がみずから健康でいるためにも、上手な気分転換を心掛けたいものです。

元気をもらうには

ネガティブな情報を避けたとして、じっと家のなかにいるだけではすることもなく無為に時間が過ぎてしまいます。
「この状況下でも元気な業態は何だろう?」と考えました。

朝夕の散歩でよく見かけるようになったのは、Uber Eatsのドライバー。同じ理由で宅急便のドライバーもネット注文された品々を忙しそうに配達しています。
食料品を売っているスーパーはコロナ前よりもむしろ賑やかです。
意外なことに、建築現場で働いている人たちも3密に当たらないため仕事があるのだそうです。

ネット上で目に付くようになったのが、オンラインサロン、オンライン講座や、YouTubeを始めとする動画配信サイトの類。やはり、リモートワークをしている人たちも、仕事の前後でネットサーフィンに時間を費やしているのでしょうか。

今回のコロナ騒動で懸念されているのは2つ。
・世界中を巻き込んで起きている現象であること
・現時点で半年先の見通しが立たないこと

これまでの社会のあり方、ヒトの生き方さえも変革を迫られているタイミングです。
「今、できること。次に打つ手は何か?」
この命題の解を求めて、私もオンラインサロンに入ることにしました。

毎日、投稿される記事を読みながら、「みんな、生き残るためにがんばってるなー」「おぉ、そんな考え方もあるんだ!」とひとり感心していました。


physical, mental, spiritual and social well-beingに生きるお手伝いをしています。2020.3に独立開業しました。家族を大切にし、一人ひとりが生き生きと人生を楽しめる社会が訪れるといいなと思いながら綴っています。