【30分エッセイ】 みんな、最初は赤ちゃんだった。

さて今日もどんどん書いていこう。
実験的に30分という時間を設けて書いてみたら、意外とこれが楽しかった。ぜひ、色んな人にもオススメしたい。自分から何が飛び出してくるのかサッパリ分からないから、自分を見つめるいい機会にもなるかも知れない。

早速、書くことに行き詰まった。何も書くことがない。大体、書くことなんてないのが当たり前。みんな、頭を捻りにひねって書いてるのだから、自分だけ特別な才能があるワケないさ! 誰もが最初は赤ちゃんだったんだから!

何かを始める時には、いつも唱える。
「みんな、最初は赤ちゃんだった」
これは意外と、良い呪文。ザオリクくらい、良い呪文。でも、ザオリクくらいMPは使わない。覚えない手はない気がする。「みんな、最初は赤ちゃんだった」

問題なのは、その後の伸び代で、赤ちゃんみたいにギュンギュン成長すればいいんだけど、そう簡単には上手くいかない。それが現実だったりするよね。でも、赤ちゃんって想像以上にトライアンドエラーを繰り返してると思うんだ。なんでもかんでも触ってみるし、とにかく口に入れてみる。立ちたくなったら、何度も何度も立ちあがろうとする。いや、よく考えたら、赤ちゃんだけに限らない。
子どもって、そんなイメージだ。

教えてもないのに、パソコンを自由に使えるようになっちゃうし、気付けば木登りができるようになっている。疲れた、疲れた、なんていいながら、汗だくになって色々してた。ダンスの先生が、とりあえず遊び感覚で踊った方が、結果的に基礎練習にも繋がってくる、なんてことを言ってた気がする。ある程度、身体に馴染んでから、基礎を学ぶっていうこともある。確かに、そう言われてみると、順番を気にしてるのは大人だけかもしれないよね。

人生に手順なんてない。
ある日、突然、目覚めたように勉強ができたり、逆上がりができたりすることもある。意外とそんなことに溢れてる。運とか、そういう話じゃなくて、人って、たぶん、そんなもの。だから怠けていいってことじゃないよ。諦めるのは、まだ早い。うん、そう思う。そっちの方向の考え方。

今の自分はどうだろう。
生きるのに必死になってる気がする。いや、だって、必死じゃん。不安すぎて、瞑想を始めてみたけど、とりあえず5分間挑戦したら、夢の中だった。方向性を間違ってる気がする。自分でも笑ったよね。アラーム鳴って、ハッとしたから、目がバキバキに冴えていた。瞑想って、こういうことか! いや、違うだろ。って、つまらないツッコミをしてから、この文章を書き出した。

いつか、突然、目覚めちゃって、瞑想した方がいいよ、なんて友達に言ってる可能性はゼロじゃない。なんだって、可能性はゼロじゃない。あ、もちろん、今から野球選手にはなれないし、サッカー選手にだってなれやしない。でも、インドでヨガをしてる可能性は、ゼロじゃないと思ってる。むしろ、可能性は高い気がする。ああ、そっか、そして自分はインドで暮らすんだ。そこまで妄想が飛躍できちゃうから、自分は根本的に幸せなんだと思う。そう思えてしまうんだから。

思考よりも指の方の動きが早くて、何を書いているのか自分でも把握できていない。肉体って、怖いね。言葉は観念的なモノだと思っていたけど、この方法だと、むしろ、言葉は肉体的なのかもしれない。これで読み返した途端に、観念に変わってしまうんだろうね。でも、少なくとも、今は肉体的だと思ってる。肉体的になると、どうなるかって、嘘をつくことができない。いや、デリートボタンを押してるから、どこまでいっても、嘘は嘘だ。フィクションだ。これが歯痒くも、面白いポイントかもしれないね。

待って、結構書いてる気がするけど、今、何分経ったんだろう。怖くなっちゃう。人って、言葉が詰まってるんだね。1日に何語くらい、言葉に塗れているのだろう。一番浴びてる言葉は自分だよね。ぜったい、そう。誰かを変えようと思うくらいなら、自分を変えた方がいい。自分の言葉を変えた方がいい。そう思ってる今日このごろ。ほらね。いよいよ、何を書いているんだろう。時間よ、たて、時間よ、たて!

いつも、時間がない、時間がないって慌ててるのにね。なんて都合がいいんでしょう。本当に身勝手だと思う。人間って、みんな身勝手。すぐに「人間って」と括りたがる、悪いクセ。でも、そう考えると楽になれるんだもん!


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