【注意】夏はコメダで!ハワイ~じゃん!!【危険】
情緒がおかしいタイトルですまない。
公式がそう言ってんの!
ハワイ特集?ハワイアンシリーズ?
色々考えたけれど、このラインナップを形容できる言葉が見つからず。
しぶしぶゴキゲンな誘い文句をタイトルに引用したわけです。
しかし、陽気でいられるのも今のうち。
このシリーズ、どれを選んでも様々な苦難が待ち受けている。
感想と忠告をお伝えしていくので、皆さんがコメダに行った際の一助になれば幸いだ。
結論を急ぐ方は、目次のまとめから飛んでね。
■ロコモコバーガー
コメダには自慢のドミグラスバーガーという通常メニューがある。
ドミグラスバーガーのチーズをエッグオムレツにしただけでロコモコ。物は言い様ですなぁ。
なんだか京言葉みたいだが、決して手抜きメニューだと揶揄したいわけではない。ここ最近、コメダはオペレーションの簡素化に注力している。そのために様々な既存メニューをリストラするほど。通常メニューに少し手を加えるだけで期間限定商品ができるなら、店員さんにも負担がかからない。素晴らしい発想の転換と言えるだろう。
それに、ドミグラスバーガーはもともと味が濃い商品。エッグオムレツのとろとろの黄身が、濃厚な味をまろやかに整えてくれること間違いなし。
作り手には優しく、食べる側は勝ち確の味わいを感じられる。
色んな意味でWin-Winのバーガーなのである。
バンズの分厚さを伝えようと撮った写真だが、思えばこの時すでに苦闘の兆しは見えていた。写真からはハンバーグとエッグオムレツが見えない。ソースもほとんど覗いていない。
そう、食べ口とは逆、奥へ偏っているのだ。
その状態で持ち上げるとどうなるか。バーガーの重量ある中身たちが、バンズからズレて滑り落ちていくのだ。
慌ててバーガーに圧をかけ、具のズレを阻止しようとすると、今度はエッグオムレツの黄身が溢れ出る。あぁっ、一番美味しい部分が!と余計に焦るハメに。
さらに、ドミグラスソースが比較的トロトロで、包み紙(バーガー袋というらしい)の底へと流れ落ちるのだ。それが熱くて、紙越しにでも把持するのが難しい。
早く食べないと!でも持つのが熱い!でも具を抑えないと!でも黄身が出る!
食べようと必死に具の位置を調整しているうち、指はソースまみれに。周りを気にして涼しい顔を保つが、心の中はパニックである。
隣の席には、沖縄旅行を計画するカップルが。
沖縄本島の地図を広げてキャッキャしている。
なーにが沖縄じゃ。こっちはハワイで忙しいんじゃ!
具が落ちないよう注意しつつ、全ての層を一気に堪能できるポジションを狙って、豪快にかぶりつく。
ドミグラスソースは甘い味付けで、実に私好み。
ソースとエッグオムレツのおかげで、ハンバーグの濃い味は全く気にならない。
ソースがバーガー袋に残りまくったので、バンズをちょい残しして、最後に拭き取るようにして食べた。過去一で口と手が汚れた。ありがとう、コメダのあったかお手拭き。
食べる過程が大変だと、味わうことに脳のリソースを集中できない。でも、おそらく原因が分かった。初手の具の位置が悪すぎたのだろう。あらかじめズレてもいいように食べ口の側に配置しておけば、次はもうちょっとスマートに食べられる気がする。期間内にリベンジしたいものだ。
■ガーリックシュリンプカツパン
ガーリックの匂いが鼻腔をくすぐる。オレンジ色のソースが彩りを添えている。
酸味を感じるソースで、ガーリックのパンチがきいた味。
エビのアツアツぷりぷり、カツのサクサク。
歯応えも抜群だ。
しかし、半分食べたところで失速。
急に味に飽きを感じてしまったのだ。
スタンダードなカツパンで味に飽きたことはないので、そのような感想が湧いたことにビックリ。
食べ始めは味が濃いように感じなかったのだが、シンプルにガーリックがキツいのかも。
前日は少なめの晩ご飯、今朝の朝ご飯は抜いて、朝昼兼用での食事。量に関して十分な調整をしてきたのに、まさか味で苦しめられるとは。
でも私は幾多のコメダメニューと死闘を繰り広げてきた女。絶対に持ち帰りは包まないっ!
意地で完食。私は苦戦したけれど、ニンニク好きな人の感想も聞いてみたいな。
余談。
帰宅して家族と会話していたら、ニンニクのニオイがすごいと言われた。確かに、少し口を開いただけで自分でも分かるくらい臭う。
それに、口を瞑っていてもニンニク風味に付き纏われて気持ち悪い。
食べるタイミングは人に会う予定をしっかりチェックして選んだ方がいいぞ。
■かき氷 ブルーハワイ
幸い私の行きつけ店舗は先行販売していた。すでに感想を書いているので、詳細は割愛する。
簡単に言うと、ブルーハワイと練乳&ソフトクリームの相性は抜群。
そしてデカい。甘い。デカい。デカい。
■かき氷 トロピカル
初めてこの商品の告知を目にした時、私の第一声は「マジか……」だった。
先述のブルーハワイを見てほしい。これと同じデカさの氷山を、再び攻略しなければならない。何だよもう!またかよぉ!と言いたくもなる。
コメダのかき氷なんて年に1回食べるだけで十分すぎるのだが、1ヶ月後に再び相見えることになろうとは。
私はかき氷が苦手だ。でも食べるよ。
そこにコメダ愛があるから。
えっ、かわいい〜!想像以上に心躍る見た目をしている。
練乳で色合いがボヤけ、夢かわチックになっているようだ。
色がかわいくても、サイズは全くかわいくない。これでミニですからね。
掘り進めても、白い氷が現れない。
こんな内部にまで、入念にソースをかけてくれている。これがコメダの素晴らしさ。
こんなにカラフルだと楽しく食べられる。綺麗だねえ。
メニュー紹介にはシロップが混ざり合った時の味も楽しんでほしい、という旨も書いてあったので、一応色んな組み合わせを試してみた。
えーっと、なんか分かんねえけどめっちゃ甘い。食レポ下手かよ。
というのも、この味が勝ってる!とか分からない。
強いて言えばブルーハワイ要素が多いか?いや、シロップの甘さを全てブルーハワイの味に脳内変換しているかもしれない。
だが、味について考えていられるのもここまで。
練乳ゾーンが消えてから急にキツくなる。
色合いもすっかり夢かわじゃなくなっちゃった。
コメダよ、かき氷の注文に追い練乳という概念を加えないか?練乳は見た目にも味にも有能すぎる。表面にかかってるだけじゃ足りないよ。
だいぶなくなったように見えるでしょ?
ここからが本当の闘いだから。
すっかりスープ状になってしまったかき氷。残った氷部分を探し、素早く取り除かないと、液体が増える一方だ。
でも口の中が冷たくってスプーンが進まない。温かいカフェオーレの力も借りて、少しずつ氷塊をサルベージしていく。
序盤のウキウキ気分はどこへやら。
まあ、苦しむと分かった上で注文してるんだけどね。セルフ自業自得という謎の状況を作り出している。
ここで問題。
いちご、レモン、ブルーハワイの3つが混ざると何色になるでしょうか?
正解は「抹茶にカビや埃が混入したかのような、何とも汚い色」でした〜。
飲食物にあるまじき例えをしたが、今からこいつをググーッと飲んでいくよ。
おわぁ、著しく健康を害する味がする。
汁は残していいんじゃないかって?
そうだよ。全くもってその通りだよ。
でもね、これ820円もしてるの!この汁が何円分に相当するかって考えたら、飲むしかないじゃない!
どうして。どうしてラーメンの汁は残す派なのに、コメダのかき氷の汁は残せないの。助けて。
矛盾した感情に苛まれながらも、完飲致しました。
かき氷、あと1年は見たくない。
きなこ、心の俳句。
■クリームソーダ ブルーハワイ
妙だな。自分で撮った写真を載せていない?
残念ながら私は炭酸が飲めない。よってこの商品はパス。
なんと私、結婚式の最初に注がれたシャンパンを帰りまで放置しても、ひと舐めでリタイアするくらい炭酸が無理です。みんな放置したら炭酸が抜けるって言うけど、私の舌と喉の弱さを舐めるんじゃないぞ。
しかし、このドリンクが美味しいのは想像できる。ブルーハワイとソフトクリームがめちゃくちゃ相性良かったからね!
■まとめ
一番のオススメは、ロコモコバーガー。
この分厚いバーガーにかじりついている時の多幸感は、なかなか他では味わえない。ただし、手と口が汚れる前提で挑んだ方がいいぞ。
ガーリックシュリンプカツパンは、味がキツくなってくる。あと、とんでもなくニンニク臭くなるので、食後の継続ダメージも考慮する必要がある。
そのため、個人的にはオススメできない。ロコモコバーガーにしときな。
かき氷はミニサイズでも量がえげつない。ひと夏に一度なら、食べる苦しみも風物詩として受け入れられる。2個目からは苦行でしかない。
そこで、まずはトロピカルで3種類のシロップをまとめて味わうことをオススメする。ブルーハワイも3種類のうちに含まれてるからね。その後ブルーハワイ単体を食べたいと思えるなら、日を改めて食べに行くと良いだろう。
常夏の島で楽しそうに並んでいるが、コイツらは単なる陽気な輩ではない。生半可な気持ちで挑むと、量や味で苦しむことになるぞ。
決して「ハワイ〜じゃん!!」というノリで頼んではいけない。
以上、オタクからの忠告でした。
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