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背中を押された言葉

心にいつまでも残る言葉は誰にでもあると思う。
思い出すと嬉しくなる言葉、忘れたいけど耳の奥に残っている言葉、
自分を奮い立たせる言葉、いろいろある。

私は昨年の今頃転職活動をしていた。
今の仕事にやる気を見いだせず、働いた成果をしっかりと評価してもらえる
ところで働きたいと思ったからだ。
その時とある会社の方から尋ねられた質問が今でも心に残っている。

「あなたはもうその仕事に心残りはないですか?すべてやり切りましたか?」
この質問には正直なんて答えたか覚えていないが、仕事にやり切ったと感じていなかった自分にはぐさりと刺さった言葉だった。
当然ながらこの会社の選考を通ることはできなかったが、この言葉をきっかけにそもそも自分はなぜ今の仕事を選んだのか、今の仕事で何をしたいと考えていたのかを改めて考えた。
その結果転職活動を終え、今の仕事にとどまることを選んだ。
成果を周りから評価してもらうことが、自分のやりがいにはつながらないとわかったからだ。

その後、本来やりたいと強く思っていた仕事がどんどん舞い込むようになり、仕事が充実していたわけではあるが、ちょうどここ数日の職場での人間関係を受けて、再び今の環境に不安を感じるようになった。
そんな時、最近本で読んだ言葉を思い出した。

「仕事とは困っている人を助けること」 
(松浦弥太郎の「いつも」 安心をつくる55の習慣 松浦弥太郎著)
言葉だけを読むときれいごとに感じるかもしれないが、
今自分がやっていることが最終的にどこにつながるのかを考えた時、
自分の仕事の本来の意味が明確にわかった。
そして周囲のいざこざには関わらなくてよい、同じ土俵には立つ必要はないということを心で理解することができた。
自分のやっていることに自信を持ち、そのままどんどん突き進めばいいと背中を押してもらったような気分になった。

自分を見失わず、自分らしく働き、生きていくためにも
いろんな場面で出会う言葉を大切にしたい。


#大切にしている教え


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