無糖きな子

絵、写真 https://Instagram.com/kinako_unsweeten…

最近の記事

飲みの場の苦難

酒がムリになったのか、クラブミュージックに飽きてしまったのか、デカい音楽の中で大きな声で喋り続けなければいけない状況に体力が耐えられなくなってしまったのか。夜の街に集まる人たちを最近はなんだか眩しくて見ていられない。いやみんな若えよ、年齢ではなく。 自分も学生の頃は毎週クラブで朝まで酒を飲みながら、踊る人たちを見るのが好きだった。今は1人、気づいたら群衆を遠くに眺めながらすみっこで唐揚げと人に奢ってもらったハイボールをつまんでいる。これでは家にいるのとおんなじだ。 夜遊びで1

    • 見掛け倒しの恋愛

      軽率に人を好きになって付き合って、病んで、を繰り返す人の話を聞くと、思う。 好きなものが同じなだけ、もしくは男女になったというだけで、仲良くなったような気がしても、そのような要素や儀式と、精神的につながることは全く別の話だ。 相手への興味が最高地点に達すれば、ただの友達でも男女になる。これはとても自然なことだ。逆に、精神的なつながりを手に入れる手段として男女になったとしても、心の隙間が埋まるわけではない。ただひたすら虚無と虚無とがぶつかり合うだけだろう。 仲の良い異性の友達

      • geniusは精霊 〜アートの匿名性について〜

        顔の写っていない写真を何故か見入ってしまう。それは自分であり得たものだからかもしれない。本格的に人を撮るようになってから半年も経っていないが、始めたばかりの頃は顔をメインに写真を撮っていた。当時、人を撮るということは必ず、その人の顔を写すことだと考えていたから。顔になにも被さらないように、はっきりと表情が写るように。しかし気づいたら、自分であったかもしれない人として、被写体を撮るのが好きになっていた。いつの間にか私は被写体を自分の一部として捉えるようになり、被写体を通して、自

        • プレイリスト

          ある日、記念日だったので、私にしては珍しいことに、仕事終わり、予め配色とかこだわって予約していた花束を持って帰りました。置いてあるだけでもいいかなと。 小さい頃誕生日に書いた手紙の封はいつまでも開けられていなかったし、楽器を始めてソロコンテストで県の代表になったり大学生になって多少人に聴かせられるくらいの演奏ができるようになった私の本番は全然来ないのに、1年留学から帰ってきた時は空港まで迎えに来ました。アメリカで吹き倒したサックスを背負い、大小2つのキャリーケースを両腕で転が

        飲みの場の苦難

          写真を撮るのがもったいない

          写真を撮っていると、写真を撮るのがもったいないと思うことがある。被写体の魅力がカメラで捉えきれないほどだから他の方法で残したい、けどカメラ以外に方法が分からないという。だがその葛藤の瀬戸際でシャッターを撮ると、何故か身震いするほど素敵な写真が撮れていることがある。 私はいつも日常を撮る時「忘れるから残さなきゃ」という気持ちだけで撮影している。何かを写真として残すことは、それが過去になることだ。いつか被写体がこの世から消えたまま、写真だけが残る世界線を認めることになる。一方で、

          写真を撮るのがもったいない

          保留

          自分のことを他人事のように話しますね、と言われたことがある。確かに、私は困ったことがあると私みたいな状況の人がどこかにいて、自分ではないその誰かの目線で話をしてしまう。例えば辛いことほど無意識に楽しそうに話す。人前で悲しい話を笑い話のように話しては、保留していた感情や行動が1人になるとあとになって発症する。 先日、NHKの72時間ドキュメンタリーのインタビューを観ていた。恐山の密着で、「毎年来るんです、娘が亡くなったので」という夫婦とか、樹木葬の密着で、「夫が亡くなっていつも

          ブルーベリーの収穫

          撮って出しです。 Sony α7SⅡ TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD

          ブルーベリーの収穫

          アンパンマンを食べたい

          今、急に思い出したのだが、4歳くらいのころ、幼稚園で自己紹介シートを作った時のこと。名前を呼ばれた順番で、質問に答えて先生が代筆する。私の名前が呼ばれて、誕生日や好きな食べ物に続いて、最後の項目に「将来の夢」の欄があった。幼稚園の先生に「大きくなったら何になりたい?」と聞かれて私はすぐに「アンパンマン」と確かにはっきり言った。しかしそれはアンパンマンへの憧れというよりは、美味しそうだから食べたい、という意味合いだった。アニメや絵本でアンパンマンが自身の頭をぷにゅっとちぎって誰

          アンパンマンを食べたい

          公園にて

          友人カップルの撮影依頼。 この日は曇りで肌寒かった。 今回もfujifilm X-A7で、レンズはオールドレンズ。借り物の一眼レフで人物を撮ることもある。しかし私はレトロっぽい写りが好みなのでレタッチの際、無意識にレトロっぽくしてしまう。だから最初からこのセッティングにした。よく考えてみたら私自身が所有しているデジタルカメラはこれのみで、一番使い慣れている。 きめきめの写真も撮るが、人が何かをする途中のシーンが好きなのでそういった写真が多い。 初めてのカップル撮影だった

          パンケーキ

          パンケーキ

          かわいいの発見

          「こういうのは、あとでググればいいからさ」と呟きながら、気だるそうな男子二人が私の目の前を足速に去ったのは、原田治展「かわいい」の発見の入り口に設置された、作者の解説パネルでの出来事だった。 展示には、原田治のさまざまなテイストの作品が並んでいた。さまざますぎて、狂気を感じたくらい。とにかく、彼の中に複数の人がいるんじゃないかと思うようなバリエーションの多さだった。私は、彼がイラストレーターとして試行錯誤して生み出した、さまざまなテイストの絵を楽しんだ。その一方で、彼の変幻

          かわいいの発見

          街のはずれのカフェ

          森に近いカフェ。 ワッフルが売りらしい。私はマロンウインナーとワッフルランチを注文。 窓際の席。静かで、安らいだ。 〆にコーヒーゼリー。こんなコーヒーみたいなコーヒーゼリーが存在したとは。甘いのが苦手のため、シロップをかけるか迷ったけどかけてみた。うまい。このコーヒーゼリーは自分史上、トップでうまい。容器を空にしたあとで苦味と酸味が残って、味覚が満足した。 FUJIFILM X-A7 レンズ: PERGEAR 35mm F1.2 すべて撮って出しです

          街のはずれのカフェ

          クリームソーダ(いちご)

          喫茶店に行った。 クリームソーダを頼んだ。イチゴ味。 他にアップライトピアノもあったけど、最近弾かれてる形跡はなし。 FUJIFILM X-A7 PERGEAR 35mm F1.2

          クリームソーダ(いちご)

          アスパラの収穫

          一枚目以外は全部撮って出し。自然光がやっぱありがたいんだよね~ Sony α7S ILCE-7S + FE 28-60mm F4-5.6

          アスパラの収穫