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受賞|この梅酒が漬かる頃には

お知らせです。集英社コバルト編集部さん主催の『青木祐子の がんばるorがんばらない女性小説賞』大賞を受賞しました。

短編「この梅酒が漬かる頃には

↑のURLから無料で読めます。

あらすじを、ざっくり一言でまとめると、
自身の過ちによって婚約破棄された女性が、祖母の住む島で、梅酒作りを通して自分を見つめなおす。
という、ストーリーがあるようでないようなお話なのですが、
舞台になっている島のにおいだったり、祖母と過ごす時間だったり、初恋の人との再会だったり、物語にながれるゆるい雰囲気が気に入っています。

審査員の青木裕子先生(「これは経費で落ちません!」などの作者様)が、
この小説がすきだと評して下さったのと同じく、私もこの小説がすきなのです。
すきな雰囲気の小説が書けた時は、それだけでとてもうれしい。こういう自分でも気にいる小説はすごいはやさで書けるので、書いた記憶がほぼない。夜中に小人が編んでくれているみたい。このお話も、一日で書いた。物語のなかに、没頭しているんだろうな。

R18文学賞を受賞した「溶けたらしぼんだ。」や、ユリイカに掲載された「可愛いヨ、世里子」に通ずるような、共感+エモい感じの小説(になっているはず)

ぜひお時間あるときにでも、読んでくれたら嬉しいです。

長編も読んでみたいなと思ってくれた方は、

こちらも手に取っていただけたら、生きる気力になります。


私に希望を与えるのも絶望を与えるのも小説でそれはこわいけれど、絶対に変わらなくて「だから、書くしかないんだ」

PS:なぜかYouTubeで梅酒の作り方、UPしておりにゃす。






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