ハタヨガのレベルアップ大作戦 ~前編~

こんにちは
ヨガトレーナーのKIMです。
 
今回は
実践の精度を上げるための学習について書いていきます。
なんだか小難しく聞こえますね 笑。
簡単にいえば、
より効果的な実践のために、
自分の実力を上げましょう、ということです。
 
前編は「学習の準備」です。
これからなにをするのかを、具体的に認識していきます。
後編は「学習の手順」です。
やることを順序立てることで、自分のスキルをレベルアップしやすくします。
 
さて、前編「学習の準備」ですが、
自分のポーズに対する認識をより具体的に捉えていきましょう。
 
まずは、ハタヨガなのでポーズをとりますが、
「形を真似してポーズをとること」と
「ポーズを使いこなして効果を得ること」
を明確に分けましょう。ここは、とっても大事です。

 
生徒さんとの会話でよく感じるのですが、
“上手にポーズの形がとれたら効果が得られる”という誤解がけっこうあります。
つまり、ポーズの形がそもそもの目的になってしまっています。
 
この状態だと、ポーズの“見た目の形”にこだわりすぎて、
自分とは異なる骨格や柔軟性、筋肉量の人がとるポーズの“見た目の形”と
自分のポーズとの“見た目の形”を比べてしまい、
自分には適していないポーズや、動きを無理に頑張ってしまいます。
その認識を変えないと、成長は難しいです。
 
で、実際は“ポーズは目的でなく、手段です。”
つまり、「ポーズを使いこなして効果を得ること」に意味があります。
 
ポーズを使いこなすためには、
ポーズの形が自分の身体にどう働きかけるのかを頭で理解することが大切です。
いったんこれを理解すると、
同じポーズでも人によって最適な形が少しずつ違うことがわかるようになります。
 
過去に参考になる記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください。
手前味噌ですが、いい内容です 笑。
ヨガのポーズは味わうもの。ポーズは目的ではない!? https://note.com/kimyoga/n/nc7fe222acf84
ヨガと柔軟性について“タコはポーズを感じない" https://note.com/kimyoga/n/n3c0c242e3757
 
 
こんな話をすると
「形を真似してポーズをとること」が全くよくないことに感じてしまいますが、
それもまた誤解です。
 
ポーズを使いこなすために一番はじめに行うことは、
とりあえずの“見た目の形”を真似してポーズをとることなので、
「形を真似してポーズをとること」と
「ポーズを使いこなして効果を作ること」とは、切っても切れない関係
なのです。
 
これまでの内容を踏まえて、
ハタヨガの“学習”を僕なりに定義してみます。
 
1 「広げる」
形を真似して、とれるポーズの種類を増やす、ということ
2 「掘り下げる」
ポーズを効果的に使いこなすために、一つのポーズの理解を深める、ということ
 
ちょっと解像度が上がりましたか?
 
ここからは、次回の後編に続きます。

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ヨガトレーナーとして、先生や生徒さんが”ポーズをとること”を目的にし、怪我をしてしまうことにショックを受けてきました。健康、人生の助けになるべきヨガにあってはならないことです。ヨガを実践する皆さまの力になるよう、僕が伝えられることを真摯に発信していきます。ありがとうございます。