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「生きづらさ」を克服するためのnote

人間が幸福に生きていく上で、もっとも大切なものがある。
それは安定した愛着である。
愛着とは人と人との絆を結ぶ能力であり、人格の土台である。

「愛着障害 子供時代を引きずる人々」より

愛着障害あいちゃくしょうがい」という言葉を、あなたは聞いたことがあるだろうか?

僕はうつになってから知った。

精神障害や引きこもりなどの根底には、この「愛着障害」があるようなのだ。

いわゆる「愛着」と呼ばれる親と子供の心の絆が健全に形成されていないと、その後の人生、心と体、人間関係について問題が生じやすいのです。

もしあなたがわけのわからない生きづらさ、傷つきやすさ、ネガティブな人間関係などを抱えているとするならば「愛着障害」を疑ってみていいかもしれません。

「それは愛着障害のせいかもしれません」より

そこで今回は愛着障害について調べ尽くし、克服するために個人的に実践してよかったことを紹介しようと思う。

もしあなたが親御さんとの関係で、少しでも問題を感じているのであれば読み進めてほしい。

今回の参考文献一覧

ステップ1:自分の愛着スタイルを知る


愛着障害には2つのパターンがあります。

目の前の人に嫌われていないかを極度に気にしたり。
逆に人と親密になるのが億劫で人間関係が希薄だったり。

そうした対人関係のパターンを愛着スタイルと呼びます。

マンガでわかる愛着障害

愛着障害と向き合うための最初のステップは、自分の愛着スタイルを知ることからである。

愛着スタイルには大きく分けて2つある。
それは「回避型」「不安型」

回避型:
例えばあまり子供に構わない親の元で育つと、子供は辛い経験を封じ込めてやがて人に期待しなくなります。親密な対人関係を避けて引きこもりがちになる。これが回避型の愛着スタイルです。

不安型:
一方で子供に過干渉な親の元で育つと、親の顔色ばかり見て合わせるようになります。相手に嫌われていないかと人の反応に敏感になります。これが不安型の愛着スタイルです。

マンガでわかる愛着障害

・幼い頃に親に捨てられた、死別した
・親と離れ離れに暮らさなければならなかった
・再婚などにより親の愛情が他の存在に奪われた
・親が他の兄弟ばかり可愛がった
・親の離婚や喧嘩を目の当たりにした
・親からいつも否定された、親の都合や期待ばかり押し付けられた
・親から放って置かれたり虐待された

など、こうした生きづらい過程で成長した人は愛着の傷を少なからず抱えているそうだ。何と成人の1/3が愛着不安定を抱えている。

ちなみに僕は不安型で、常に親の目を伺って生きてきた。
「いい子でないと愛してもらえない」そう感じながら生きてきた。

愛着が不安定になる最大の要因は乳幼児期の環境です。
大切なのは環境に問題があっただけで、生きづらさはあなたの落ち度や責任ではないということです。

マンガでわかる愛着障害

生きづらさは自分のせいじゃない。そう思えただけで少し気が楽になった。

ステップ2:愛着の傷を癒す

次にお伝えするのが傷ついた愛着の癒し方だ。
大きく分けて3つの方法がある。
1つずつ紹介していこう。

1:創作をする

愛着の問題をエネルギーに変えて、芸術作品を生み出した人は多く存在する。例えば太宰治や夏目漱石が挙げられる。

なぜ創作が愛着の傷を癒すのか?

それは創作が自分の内面を表現することだからだ。
愛着の傷を癒す特効薬は、自分の傷ついた経験を語り尽くすこと。

子供の頃の辛い経験はたいてい心の隅に追いやられていて、はっきり言語化されないままもやもやとした記憶として残っています。

それを形にして吐き出すことは膿を出すことに似ているんです。

作家に愛着障害を抱えた人が非常に多いという事実は、創作という行為が愛着の傷を癒そうとする衝動そのものなのです。

マンガでわかる愛着障害

この本を読んで僕はnoteを始めようと思った。
自分の傷を癒すために、創作の力を借りているのだ。

2:子供の頃からやり直す

「え?」と思った方もいるだろう。
僕もそう思った。

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