強く揉むのは逆効果?ソフトなアプローチで体を癒す
「体は優しく揉むとほぐれやすくなります。
強く揉む方法は痛みを感じるため、体の筋肉が緊張します。
筋肉がほぐれると、邪気も抜けやすくなります。」
「こんなに優しくていいんですか?」
私が、セミナーで気功のやり方をお伝えすると、こんな風に質問されることが多いです。
手を触れるのは、ほとんど触れているかどうかの強さ。確かに頼りないと感じるのも無理はありません。
一方で、イメージを強く意識してもらいます。
気功でやりたいことは、体から邪気を抜いて体を緩めることです。
ですから、物理的な力は必要ありません。
それよりも、気を流す意識をしっかり持ってもらうことが重要です。
これは、体を揉む時も同じです。
筋肉をほぐすために体を揉むのであれば、強く揉むのは逆効果です。
痛みを感じた時は、誰でも全身の筋肉が緊張します。
強く揉んだ場所が柔らかくなったとしても、他の場所が痛みで緊張してしまいます。
結果的に、強く揉むと他の場所にコリができます。
そうなると、またコリのある場所を強く揉んで、他の場所にコリができて、、、
このようにイタチごっこになります。
さらに厄介なのは、強く揉むと筋肉が破壊されることです。壊された筋肉は再生する時に、さらに硬い筋肉に変わっていきます。
つまり、強く揉み続けると、さらに強く揉まないとほぐれない体になります。
北風と太陽ではありませんが、無理に服を脱がそうとしてもダメです。
優しく揉むようにしてください。
やっている時は頼りなくても、邪気が抜けていくので、後で楽になります。
写真は、バンコクにあるサファリパーク。
すごくたくさんのキリンがいて、餌やりすると猛烈にアタックされました。
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