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映画#128『オブリビオン』
『オブリビオン』(”Oblivion”)
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズボロー、モーガン・フリーマン、メリッサ・レオ、ニコライ・コスター=ワルドー、他
製作会社:ユニバーサル・ピクチャーズ、チャーニン・エンターテインメント、アイアンヘッド・スタジオズ、ラディカル・ピクチャーズ、レラティビティ・メディア
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ(米国)東宝東和(日本)
公開:2013年4月12日(米国)5月31日(米国)
上映時間:124分
製作国:アメリカ合衆国
【あらすじ】
スカヴと呼ばれるエイリアンの攻撃により地球が壊滅し、生き残った人類は遠い惑星へと移住を余儀なくされる。最後まで地球に残り監視任務に就いていたジャック・ハーパーは、ある日、墜落した謎の宇宙船の中で眠っている美女を発見。彼女を保護したジャックだったが、そこへ現れたビーチと名乗る男に捕らわれてしまう。ビーチはジャックに驚くべき真実を告げ、そのことからジャックと地球の運命が大きく動き始める。
画像出典:映画.com
この映画を鑑賞したのは先週の火曜日。つまりそろそろ二週間が経つということになる。その間にもいくつか劇場公開作品を鑑賞しレビューしていたため、改めてnoteにて記事を書くのが随分と遅れてしまった。
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「このままだとタイトル通りこの映画の記憶がオブリビオンしてしまう!!」と謎の焦りを覚えたため、今回急遽執筆することとなった次第だ。
監督は『トロン:レガシー』を手がけたジョセフ・コシンスキー、主演は誰もが知る名優トム・クルーズ。同年には『エリジウム』という似た感じのSF作品が公開されたが、あれとはまた大分異なった作風を有している。
それよりも何気に驚きだったのが、このジョセフとトムの2人が作り上げたのがあの『トップガン マーヴェリック』だということ。先に言っておくと今作は個人的に著しく微妙だったのだが、ある意味奇跡のタッグだったとは。
今作の設定は至ってシンプルだ。エイリアンの侵略によって荒廃した地球が舞台、人類は新たな居住地を探し求めて地球から離れ、主人公はそんな地球を監視する役割を担っている。しかし主人公が荒廃した地球へやってくる前の記憶は抹消されており、タイトル通り「忘却(オブリビオン)」している状態。
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まぁ当然そのままでストーリーが終わるわけがなく、SFお決まりの「衝撃の事実」たちが発覚していくわけだが……正直、詳しい説明もないまま小難しい設定用語がポンポン出てくるため混乱してしまう。かといって伏線をきちんと回収できているわけでもないため余計に。
(誰とは言わないが)黒幕の目的もよくわからない為、どうにも釈然としない気持ち悪さが残る……ラストも個人的には好きじゃないなぁ。
とはいえCGのクオリティは全体的に高く、『SW』のごとき空中戦は迫力も疾走感も抜群だ。またSFだからこそ描ける世界観の描写も良い……特に空中プールのシーンは息を呑むほどに美しい。話は少々難解な部分があるものの、今作は思ったより「肌で感じる映画」なのかもしれない。
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もしかすると私は、今作に対する期待を高めすぎていたのかもしれない……冒頭では同年公開のSF映画『エリジウム』と今作を比較したが、設定もストーリーもあちらの方が好みだった。あの作品を「泥臭い」と表現するならば、今作は「小綺麗」「鮮麗」といった表現が似合うかもしれない。
まぁ何はともあれ、ようやくレビュー記事を書くことができて良かった。この書き溜めてしまう癖をどうにかするためには、所謂「賞味期限」的なのを設ける必要があるのかもしれない……。
それではまた、次の映画にて。
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