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【すみ博2023】「すみ博の2週間」が始まりました~特別公開!!帝塚山古墳

すみよし博覧会「2023ポスター A3」より

我がまち、大阪・住吉の豊かな歴史・文化と新しい発想を融合させた、 地域住民が主役のイベント【すみ博 2023】が今年は、10/21(土)・22(日)に開催されます!! 毎年楽しみにしている地元のイベントです。

すみよし博覧会『「すみ博の2週間」(10月14日~10月29日)』より

それに先立ち、本日10/14(土)~29(日)には「すみ博の2週間」が開催されます。

詳細はこちらに記載されていますが⤴ 次の6つのイベントがあります✨

■すみよし八景2023(帝塚山てづかやま編)
■まちかどさんぽクイズ(まちの郵便局めぐり)
■ちん電めぐりdeすみ博
(阪堺電車7駅をめぐって三択クイズに答えよう!)
●私の好きなすみよし写真展 (住吉大社 境内)
●特別公開‼ 帝塚山古墳 (10.14/15/21/28/29 13:00~16:00)
●粉浜商店街 秋の100円商店街&ポッキリ市(すみ博連携イベント)

これらの中で今日は「特別公開‼ 帝塚山古墳」に行ってきました。

最寄り駅の南海高野線「帝塚山駅」からは徒歩1分です。又、阪堺上町線「帝塚山三丁目停留場」からだと徒歩5分です。

2023-10-14

住宅地の中に現存する古墳です。

2023-10-14

オープンの13時に着くと既に見学者の皆さんの姿がありました。今にも雨が降りそうな天気でしたが☁

2023-10-14

帝塚山古墳は「住吉村常盤会」の所有で管理していて、普段は施錠されていて入ることは出来ませんが、イベント等で中に入れる時があります。

2023-10-14

今回はすみ博で、10/14(土)~29(日)の土日13:00~16:00に一般公開されます。尚、10/22(日)は一般公開はされませんのでご注意を!! 

後円部の墳丘上では、13:10~・13:40~、14:10~・14:40~、15:10~・15:40~と各日6回それぞれ約15分間、すみよし歴史案内人の会のメンバーからガイドがあります。

2023-10-14

帝塚山古墳は1963(昭和38)年に国の史跡に指定された、ほぼ原型を留めている前方後円墳です。出土した埴輪片の特徴などから築営は4世紀(西暦300年代)末~5世紀(西暦400年代)初めと推定されています。

現存の大きさは全長88mですが、築造当時の規模は全長約120m、後円部径約57m・高さ約10m、前方部幅約37m・高さ約8mと推定され、現存している大きさよりも大きかったようです。

2023-10-14

扉を入ると、待機していたスタッフさんから、

2023-10-14

すぐに「登山証明書」を戴きました。「No.5007」でした。
尚、日付は自分で書きます🖊

因みに、7年前の平成28(2016)年3月19日(土)に、まち歩きのイベントで帝塚山古墳へ登った時にも戴きましたが、この時は「No.2126」でした。

余談ですが、帝塚山古墳の墳丘の標高は19.88m(三等三角点)で、大阪五低山の中では4番目に低い山とされています。

因みに、大阪五低山は、標高順に港区の|天保山《てんぽうざん》(4.53m)、阿倍野区の|聖天山《しょうてんやま》(14m)、生野区の|御勝山《おかちやま》(14m)、住吉区の帝塚山(19.88m)、天王寺区の|茶臼山《ちゃうすやま》(26m)の5座です。

2006-12-10

天保山は"二等三角点"のある山の中で日本一低い山となっていて、平成18(2006)年12/10(日)に「登山証明書」を戴きました⤴

2007-01-03

余談が続きますが、大阪府堺市堺区の「蘇鉄山」は"一等三角地点”で日本一低い山で、標高は6.85mです。平成19(2007)年1/3(水)に登り、登山認定書を戴きました。

2011-07-28

又、"現在の国土地理院地図には載っていない"のですが、標高は3.6mと実質日本一低い山と言う「御山みやま」(香川県ひがし香川市)もあります。平成23(2011)年7/28(木)に登り登山証明を戴きました⤴

日本一低い山と正式に認められるには、国土地理院発行2万5千分の1の地図に掲載されることが必要なんだそうです。

あと、自然の山で"日本一低い山"と名乗っているのは「弁天島」(徳島県徳島市)もそうで、標高6.1mです。こちらも登ってみたいです~

1986-12-23

話を帝塚山古墳に戻します。私が初めて帝塚山古墳に登ったのは、昭和61(1986)年12/23(火)でした。帝塚山古墳東側の民家を発掘調査した際に、測量の基点が古墳内にあり特別に入れてもらいました。

2023-10-14

古墳を登っていきました。

2023-10-14
2023-10-14
2023-10-14
2023-10-14

すぐに帝塚山古墳の中で最も高い後円部に着きました。標高10mです。ガイドさんもスタンバイしていました。

2023-10-14

北の方を望むと、3.2km先に建つ

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高さ300mの「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)が見えました。日本初の高さ300m以上のビルでしたが、現在、日本では麻布台ヒルズ森JPタワー(325 m)に次いで2番目に高いビルとなりました😢

2023-10-14

墳丘に立っている「天皇駐蹕ちゅうひつ碑」は、明治天皇が1989(明治31)年にここから陸軍特別大演習を統監されたという記念碑です。戦時中は高射砲陣地になっていました😲

2023-10-14

大阪市内に現存する古墳は「茶臼山ちゃうすやま古墳」(天王寺区)と「御勝山おかちやま古墳」(生野区)もありますが、この2つは原型をとどめていません😢

2023-10-14

帝塚山古墳は1963(昭和38)年に国の史跡に指定された、ほぼ原型を留めている前方後円墳です。出土した埴輪片の特徴などから築営は4世紀(西暦300年代)末~5世紀(西暦400年代)初めと推定されています。

現存の大きさは全長88mですが、築造当時の規模は全長約120m、後円部径約57m・高さ約10m、前方部幅約37m・高さ約8mと推定され、現存している大きさよりも大きかったようです。

帝塚山古墳のある住吉区一帯は 多くの古墳が築かれていたことが推定されていて、この付近にも「大手塚」、「小手塚」 と呼ばれた古墳があったことが確認されています。

当地に住居があった「大伴金村」の墳墓とも伝えられていましたが、金村は6世紀(西暦500年代)前半に活躍した人物で、古墳の築造時期と異なることから被葬者ではないことが判明しました。

驚くことに、『万葉集』の「第9巻1740番」に「水江の浦島の子」が載っていることから、おとぎ話で有名な「浦島太郎」の玉手箱を埋めた塚とも言われています😲現在の住吉区遠里小野2丁目・6丁目の大和川右岸(北岸)沿いの地域には「玉手箱」という地名がかって残っていました。

2023-10-14

前方部は高さ8mと、前方部より2m低くなっています。

2023-10-14

前方部に三等三角点を発見!!

2023-10-14

基本測量の杭が抜けていました🤔

2023-10-14

こちらは前方部から後円部を撮った画像ですが、あべのハルカスが天皇駐蹕碑より右(西)側に見えました\(◎o◎)/!

現在撮ったGoogle earthの航空写真です。

上の、住吉区役所が平成22(2010)年3月に発行した冊子『すみよし歴史探検地図「住吉歩けば歴史に当たる」』P. 11の写真では、ホンと古墳の周りが木で囲まれていました。

しかし、Google earthの平成31(2019)年の航空写真では多くの木が伐採されています。そして、現在では木がほとんど残っていませんでした😢

2023-10-14

西側を見ると、6km先の「港大橋」(大阪市住之江区・港区)も見えました!!

2023-10-14

古墳内には、様々な植物も見えました。

2023-10-14
2023-10-14

古墳内には、季節によりフキワラビゼンマイなどが群生し、珍しい「カンサイタンポポ」が見ることが出来そうですが、植物に疎いので😢植物図鑑を持参すべきでした。ちゃんと調査されている方がいました▷「帝塚山・万代池で観察された生き物調査報告書 コース No.18

2023-10-14

毒キノコ?も発見しました!!

帝塚山古墳の昔と今を見比べた、こちらの記事も是非ご覧下さい⤴


2023-10-14

約40分程帝塚山古墳を見学した後、今にも雨が降ってきそうだったので、帰宅しようかと思いましたが、この「すみよし八景 2023」の看板を見て、8ヶ所をダッシュで回ってみようと思いました。

次回は、この「すみよし八景 2023」の紹介をしたいと思います。


2023-10-14

そうそう、帝塚山古墳に来られた皆さん、住吉っさん(住吉大社)にも是非お立ち寄り下さい~いま御田に13体の可愛い案山子が立っています!!


#この街がすき #大阪市 #住吉区 #帝塚山古墳 #すみ博

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